プリンタの修理屋です。 現在手元にある機械が、どのように壊れているのか、その金額を提示したのはどこのどういう業者なのか。それは問題ですね。 言葉の問題なのかも知れませんけど「これを修理するには8万かかり、その修理をしてなおらない場合はさらに修理費8万程度がかかるとのことで」、常識的にはこんなバカな事は言わないはず。 「最初の修理の保証は？」という問題が起こります。 高額なＯＡ機器になると減価償却の対象になることが多いですね（現在は一括償却も可能な場合がありますけど）。 償却期間は５年になるはずですので、設計も基本的には５年＋αで想定しますし、メーカーが用意している保守契約もそのくらいで断られるようになってきます。 もう１年か２年位は使いたいと思いますけど、修理代分の期間使えるかというのはバクチですね。 また、現在の機種（特に安い機種）では、コストを下げるために耐久性も下げる傾向があります。 ５年未満いう割り切りが必要です。それ以上に価格は安くなっています。 サポートと販売店の話ですけど、まずどこで購入しても必ずメーカーの保証書は付きます、量販店でも通販でも、これは変わりません。ただ、保証規定の話が抜けていますね。 万が一故障があった場合に無償修理を約束する証文が保証書ですけど、対応の仕方も決まっています。 「持込修理」と「出張修理」です。 持込修理というのは「窓口まで機械を持ち込めば無料で修理する」という意味で、窓口というのは購入店とメーカーの修理窓口になります。 買っていないお店でも受け付けてくれますけど、手数料を請求されても文句は言えません。 近くにメーカーの窓口があれば良いですけど、遠くにしかないとなれば宅配便などで送らなければなりません。 自分で運び込むにしても、運送便を使うにしても、その費用はユーザー負担というのが持込修理です。 当然、代替機などは用意してくれませんので、修理の間は仕事にはなりません。 訪問修理の場合はメーカーに依頼すれば、サービスマンがやってきて直してくれます。 ただ、サービスマンといっても、保守契約などの点検作業がぎっしり入っていて、飛び込みの仕事は数日から一週間くらい待たされるかも知れません。 少なくとも、当日と言うのは無理。翌日訪問が最速でしょうね。 通販で買うと、その場は安いですけど、何かトラブルがあったときに安く頼れるところが無いわけで、結果的に非常に高い買い物になる場合があります。 機械について。 私の知る限り、条件を満たす機種がひとつだけあります。 Satera MF6570 です。 http://cweb.canon.jp/satera/mfp/lineup/a4-mono/mf6570/index.html 実は、それほど安い機種でもないのですけど、Ａ４モノクロのレーザー複合機で、FAX付き、プリンタとしても使えます。 給紙はカセットと左側面のトレイがありますので、常時２種類の紙を載せて置くことができます。 ただ、トレイが開きっぱなしでは嫌だという人もたくさんいらっしゃいます。 この機種の場合、オプションで増設カセットがつきますので、２段カセット仕様にできます。 http://cweb.canon.jp/satera/mfp/option/index.html もし、左側面のトレイが開きっぱなしでも良いというのでしたら、プリンタ機能の無いDPC990、DPC960があります。 http://cweb.canon.jp/pfc/lineup/minicopia/dpc960/index.html この２機種はMF6570と基本メカは一緒で、余計な機能は排除しコピー機に特化したものです。 ただし増設カセットも付かなくなってしまったわけです。 場所を考えなくて良いということですから、Satera MF4410を２台購入するという手もあります。 Ａ４とＢ５の専用として置くわけです。 購入費用は、これが一番安いはずです。 http://cweb.canon.jp/satera/mfp/lineup/a4-mono/mf4420n/index.html