「prog001」様も指摘されておりますが、
何より「データの取り扱い(ハンドリング)」が大変ですね。
一般的なデスクトップ機の画面の広さを「1280x1024」ドットとすると、
約130万の「点」があるわけですが、
デジカメ側の画素数はこれを上回ってしまっているわけです。
もっとも、
実際の運用として、複数の画素を利用してひとつの点を作る
というようなモノもありますから、一概には言えませんが、
300万とか600万とかになると、画面には入り切らなくなるわけです。
そうすると、100%表示では、全体の一部分しか表示できなくなりますし、
全体を表示するとせっかくの画像がつぶれた表示になります。
また、画面を大きくして、なんとか表示できたとしても、
今度はねそんなに大きいデータを楽々と扱えるだけのパソコンは
一体いくら出せば買えるんだ、と云うことになります。
更に、せっかくの画像なり加工した成果なりですから、
保存しておきたくなるのが人情ですが、データのサイズはかなりのモノです。
この場合もまた、追加費用が必要になりますよね。
HDDの増設なり、CD-RWの導入なり。
それから、カメラ側でデータを保存するメディアが大容量化すると、
今度はデータ転送時間が長くなると云う問題もありますね。
もう一つ、「voice」様の仰る「CCDそのものについての技術的な問題」ですが、
これは解決策はあるにはあるのですが、またしてもお金がかかってしまうのです。
つまり、プロ用などの高級機は、CCDのサイズ自体が大きいモノで、
更に画素数も多いので明るさなどは問題なくても、めちゃめちゃ高いです。
デジカメ一台、ン十万~ン百万とかです。
これは将来的には
「普及機にも使用できるくらいまで低価格化した大型CCDが登場する」
ことで解決できそうですが、パソコン上でのハンドリングの問題とか、
デジカメ自体の筐体サイズが大きくなってしまうとか、
やはり問題は残ります。
つまり、単に画素数を上げていくだけでなく、
「より小さい画素で、より鮮明で明るい画像を得るための技術開発が必要」
ということを指摘したのではないでしょうか?