>画素数が大きいカメラで撮影した画像ほどデジタルズームを
沢山しても画像が荒くならないと考えていいのでしょうか?
いいえ、それは画素数宣伝に目眩ましをかけられた幻想に過ぎず、現実はそう甘くはありません。
理由は A No.1、No.2 の回答者さん達が説明されている通りです。
更に実例を挙げると……
下の小さな写真は昔 PENTAX K100D に SIGMA f16〜70mm Zoom Lens を前後逆さに付けて 66mm の Extension Ring を加える事により、Image Sensor に実物の約 9 倍に拡大された像が映り込む「増倍率 9:1」という状況を作って Note PC (iBook G4) の Display を Macro 撮影したものの中心部を取り出した画像ですが、まぁ Camera に詳しい人ならば判りますが、要は 15 万円ほどかけた Digital 一眼レフで撮影したものです。
RGB を構成する Red Green Blue の格子は各々縦 200μm、横 70μm ほどの大きさで、600 万画素 APS-C Image Sensor を持つ K100D は画素 Pitch が 7.8μm ですから 200×70μm なんて余裕で撮し込めると思ったら、案外綺麗な長方形にはならないものでして、角が丸まったり一部欠けたようなものにしかなっておらず、理論限界の 16μm 四方 (4 画素分) どころか直径 20μm ほどの物体は「存在を認識できても形は当てにならない」ものだと身に沁みて解りました(笑)。
まぁ LPF (Low Pass Filter) の存在とか、Mania でなければ興味ないような原因が少なからずあるのですが、実効画素数は宣伝表記の 1/4 程度が最大値で、余程高額の良い Lens と大きな Image Sensor を持つ一眼レフ Camera でもなければ宣伝表記の 1/4 という最大値には遠く及ばないものです。
現在私が愛用している PENTAX K70 という Camera は画素ずらし複撮影処理によって 2400 万画素の 1 画素ずつ RGB 全てを割り当てるのに等しい解像度を得られる機能があるのですが、5 万円ほどの Lens では何をどうやっても違いが判りませんのでこの機能は使っていません(笑)。
それよりも頼りになるのは 3 万円程で買った (安いところだと 2 万円以下で買える) f500mm F6.3 Reflex という反射望遠鏡みたいな構造を持つ Lens でして、大気の透明度が良ければ山の上から 10km 先の谷の上に懸かる橋を渡る車を撮した 2400 万画素画像を拡大して Number Plate を読み取る事ができる解像度があります。(残念ながら Data が入った HDD は自宅にあるので、出張中の今はお見せできないのですが、大きい数字 4 文字を解析 Software で炙り出せました)
反射望遠鏡構造の Lens は色の滲みが殆ど起きないので Pint をピタリと合わせる事ができる対象物の色合いを求めるのには安価で便利な Lens なのですが、Pint がずれて暈けた部分は肉眼ではあり得ない Ring 状の暈けとなりますし、画面端ほどコマ収差や球面収差と呼ばれる収差が生じますので、細かいものを拡大して写し取ろうというのであれば屈折式の高額 Lens に敵うものはありません。……私は Reflex Lens を接写 Adapter まで使って 1〜30m の距離のものを拡大撮影するのにしか使わないので充分に満足しているのですが……。
素敵な Camera Lifeを(^_^)/
お礼
回答ありがとうございました。 (*´ω`*)