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教会にある懺悔室について詳しく知ってらっしゃるもしくは詳細がわかるHPや小説の抜粋等ありましたら教えてください。
必ず知りたいのは<懺悔室にも閉館時間はあるのか><どんな内容でも絶対に神父は意見を言わないのか>です。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

懺悔という制度は、キリスト教でも、たぶんカトリック特有のものだと思います。

(ちなみに私は、元カトリック教徒) プロテスタント教会の信徒さんに聞いたら、そんなものはないと言ってましたから。
カトリック教会では「懺悔」とは言わず、「告解(こっかい)」と言ってましたが、今は「ゆるしの秘蹟」と言ってます。

ヨーロッパ諸国を初め、外国のことはよく分かりませんが、私が所属していた日本のカトリック教会では、復活祭(イースター)の前と、降誕祭(クリスマス)の少し前に、教会では「黙想会」というものがあって、そのときは、聖堂で神父の話を聞いて、その後、皆、私語を慎んで黙って祈り、自分の生活や信仰を顧みたりして、さらにその後、神父のいる部屋にひとりずつ入って行って、自分の犯した罪を告白していました。

ただ、これは教会側で設定された告解の日であって、普段の日でも、どうしても告白したい罪等があれば、個人的に申し出れば、神父さんには応じてもらえると思います。

昔は、月に2、3回は告解したものなのに、今は皆、告解をあまりしなくなって、たるんでいる・・・と嘆き怒っていたお婆さんの信者さんをよく見かけましたよ。


大きな規模の教会には懺悔室というようなものが、ちゃんと普段から設置されていますが、小さい教会にはそんなものはありません。私の所属教会でもそうでした。

ただ、教会の中には事務室や、会議に使える小さい部屋や、食堂なんかがありますから、告解をするときは、神父さんがそれらの部屋に入って待っておられて、信者はそこの前に並んでひとりずつ入って行きます。
入ると、神父と信者が顔を合わせないように、一枚もののついたてのようなものが立っていて、その真ん中へんに小さな小窓のようなものがありましたが、細かい網が貼ってあって、お互いの顔は見えなくなっていました。
演劇の舞台なんかで使われているドアだけのセットみたいなものを想像してもらったらいいと思います。
そのついたてをはさんで、罪を告白していました。

ただ、先ほども書きましたが、比較的大きな規模の教会には告解するための部屋がもともとあって、そこに入ると、教会によって造りは少し異なると思いますが、パチンコ屋の景品交換所とか、昔のラブホテルのキーを渡すフロントみたいに、壁で仕切られていて、その壁に小さい窓のようなものはあるけれど、お互いの顔が見えなくなっていて、壁を挟んで話します。

ただ、いくらついたてがあっても、いつも逢っている神父さんと信者さんなら、信者さんの声とか話し方でその人が誰か分かる場合がありますでしょう。そうすると、たとえば、とんでもない大きな罪を告白しちゃったわはいいけれど、次の週からその神父に逢いづらいとかいうことになり兼ねないので、先に書いたような教会が設定している年2回の告解のときは、そこの教会の神父さんはよその教会へ行き、そこの教会には、また別の教会の神父さんが来たりします。そうすると、神父も信者も知らない同士だから、声を聞いても、神父さんが「ああ、あの人だな」なんて
分からないでしょう。


告解する部屋に閉館時間はあるのかということですが、基本的に、やっぱり夜9時とか10時になると、教会の門自体が閉められて、神父さんも就寝しちゃうので、普通だと
ずっと開いているわけではないと思います。
ただ、もう、どうしても今夜中に告白したいのです!と電話入れて懇願でもすれば、その切羽詰まり具合によっては夜中でも応じてくれることもあるのかもしれません。
しかし、基本ややっぱり教会の門を閉めた時点で、告解の部屋も閉まるということになりますでしょう。

あと、神父は告白されたことを絶対に、ほかに漏らしてはいけないというのは、厳守されていると思います。
神父は個人的な意見も特には言わないです。ただ、罪の告白を聞いて「では悔い改めの祈りをしましょう」というようなことを言われて、一緒に祈祷文を唱え、「同じ罪をおかさないようにしましょう」と言われるくらいです。
と言うか、告解の台本みたいなものがちゃんとあって、信者はここでこう言って、それに対して神父はこういうように言うというのが、すでに定型であるんですよ。ただ、その告白する罪のところが各々個人で違うだけで、あとは台詞が決まっているので、その通り言って終わりです。

神父は「告解」のときに、あれこれ意見は言わないですが、たとえば「私は殺人を犯しました」とか「強盗を働きました」とか言う、明らかに法的にも犯罪のことを告白されたら、警察に通報したりしてはいけないことになっていますが、その本人に「自首しなさい」と説得するそうです。これは、現役神父に聞きました。


日本はキリスト教の人口自体がものすごく低いので、映画でも適当なものが思い浮かびませんが、フランスやイタリアなどのカトリック信仰国では、映画にも告解しているシーンがよく出てきます。
たとえば、大ヒットしたイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」や、リュック・ベッソンが監督して、ミラ・ジョヴォビッチが主演した「ジャンヌ・ダルク」なんて映画には、告解のシーンが出てきますから、一度、ご覧になってください。あと、サスペンス映画の巨匠、ヒッチコックの映画の中に「私は告白する」という映画がありますが、これは、先ほどの話ではありませんが、信者に「殺人を犯したことを告白されてしまって、苦悩する神父の話
です。
いずれもレンタルビデオ店に行けば、ビデオがありますから見てみてください。

長文になりましたが、参考になりましたでしょうか。まだ、分からないことがあれば聞いてください。
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この回答へのお礼

QP-1さんご回答ありがとうございました&お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
カトリックとプロテスタントの違いがあると初めて知りました。わたしの中では一まとめにキリスト教だったので…。
告解の様子もとても参考になりました。
映画も興味があるので見てみようと思います。
わたしの問いに対する完璧なご回答に感謝します。

お礼日時:2005/08/16 12:18

私は学生時代、少々キリスト教にふれた後、離れていた者です。


どうしても祈りたい、懺悔したいと思い立ち、
学生時代にふれた同じ派の教会のHP探し、教会に電話して確認してから行きました。

その教会には24時間人がいて、受付に来てくれればいつでも可能とのことでした。
懺悔の部屋は、礼拝堂のホールの奥のついたてのある専用の部屋でした。通常、人がいるスペースではないですね。
ついたてはあっても、顔を見ようとしたら見ることはできるスペースがあいていました。
つい立ての下が空いていて、懺悔の形式に使う言葉の書いてある
紙を差し出され、祈りの言葉を復唱しました。

「告解」は、洗礼を受けた人のもののよう?です。
儀式の形式があるようで、キリスト教に触れたことがあっても
懺悔がはじめての私は落ち着きませんでした。

しかし、神父様は、話を聞いて、言葉を下さいました。
カウンセラーのように言葉を下さり、
とても親身に心配してくれたかんじがしました。

受付から部屋に行く時、神父様と直接顔を会わせてしまったし、
秘密厳守でも恥ずかしいから二度とその教会にいかないつもりでいましたが、神父様の言葉からにじみ出る人柄にひかれました。
近いうち教会に通いたいと思っています。
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この回答へのお礼

kakocchi0908さんご回答ありがとうございました&お礼が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
礼拝堂の様子などとてもよくわかりました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2005/08/16 12:02

カトリックではミサの終了後、たぶん普通の時間でも


神父さんがいるときにすると思う。

罪を告白するためで相手が見えないようになっています。そこで「***という罪を犯しました」
神父「*****によってあなたの罪を許します」

こんな感じだった。なぜ知っているのか聞かないでね
懺悔室に行かなければなりませんのでね。
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この回答へのお礼

katyanさんご回答のお礼が遅れてしまい申し訳ありませんでした&ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/16 11:56

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