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壁の外は、自由だ

全部 上手くいく

はじめてのくべこん ( KubeCon ) 👦

(前職の時の話で、今更いつの内容をブログにしてんだと言う感じですが備忘録的な形で・・・)

はじめて KubeCon に参加したので、個人的な感想と感じたことを中心に書いていく

参加レポート的な内容は、こちらでブログ化済み

sreake.com

参加の経緯 🕰️

2024/4月開催の KubeCon EU 204 in Paris のあとに
「KubeCon North America 行きたい人〜🙋‍♂️」
と社内で公募があったので(本当にこれぐらいのノリ)迷わず手を挙げてみた

ありがたいことに、3人分くらい予算をとっていただいたので一緒に行くメンバーと半年前くらいから、TODO の洗い出しや各種手続きなど調整を進めていった

KubeCon 自体はもちろん知っていたが、実際にまさか自分が生涯で行けるとは思わなかったので、貴重な機会をいただけて本当に感謝しかないです🙇‍♂️

Salt Lake City という街 ⛄️

KubeCon North America 2024UTA 州の Salt Lake City で開催される(クソ寒そうやんとなった)

Salt Lake City までは直行便はないので、アメリカのどこかでトランジットする必要がある

今回は、デンバーという場所を乗り継いで向かう便だったが、デンバーに向かう途中に機内で急病人がでてしまったようで、アラスカに着陸することになった..

もともとトランジットの時間が短い予定だったので、この時点で間に合わないことはお察し😑

結局、トランジットはもちろん間に合わず、次の便を探すことになるのだが、どれも空席なしで Stand By で待つしかないという状況になった

祈りに祈った結果、デンバー ▶︎ ソルトレイクシティ の本日最終便で Stand By で取れ、奇跡的に空港で一夜を明かすことから逃れた(ここ最近で一番嬉しかった出来事🙌)

KubeCon 🟦

参加してみると動画で見ていたものとまるで違っていた

会場の熱気や参加者数がこんなにもすごいものかと驚愕した
(比較はできないが、日本で体感できる AWS Summit や Google Cloud Next の何倍もの熱量を感じた)

KubeCon で感じたこと 🗣️

今年は、Kubernetes が誕生10年という節目を迎えたが、10年でこれだけ世界に広まって、これだけ多くのエンジニア達を魅了しているということに改めて驚いた。

そして、それは Kubernetes の Maintainer を中心とするエコシステムを支えるコミュニティが創造してきたものであるということを考えると、エンジニアとして技術的な価値で、Kubernetes に貢献していきたいという気持ちがさらに強くなった!

数千人規模での Kubernetes や周辺エコシステムに興味を持つ、エンジニアがこれだけ世界中にいるのかというを感じると、改めて日本で活動していることの小ささを感じた。
その反面、いつでも Kubernetes という共通のインターフェースを通して、自由に世界と繋がれる感覚も湧いた。

OSS への直接的な Contribute や、Partner としての活動など、やり方はいろいろあると思うが、自分もなにかしらの形でこれから関わっていきたいと強く感じた。

また現地で多くのエンジニアと交流する機会のある中で、英語力をもっと伸ばしてきたいと感じた。

彼らの感じていることの思いや、伝えたいことをニュアンスをより詳細に感じることで、より理解を深めていける気がしたし、
あとはなにより、OSS の Maintainer や Session の Speaker , 現地の Pub にいる人たちと話すことがシンプルに楽しいし、もっと楽しめるようになりたい

そんなこんなで、参加した4日間はあっと言う間に終わって行った

良かった点としては、泊まったホテルが KubeCon 会場の本当に目の前だったので、移動が楽でよかった...🥺

お土産 👕

お土産もたくさんゲットできて大満足😄

いつかまた👋

もしかしたらこれが人生で最後の KubeCon になるかもしれないし、そうでないかもしれないが貴重な体験をさせていただいたことに感謝の思いしかない

もし次回参加する機会があれば、そのときは今回よりも、技術的にも人間的にも成長して、コミュニティに対して、貢献できるように、それまで人生歩んでいきたいと感じた

帰りの飛行機で見た、雲海が綺麗だった☺️

3-shake を退職します

こんにちは。 3-shake で SRE をやっていた者です。
2024年11月30日で株式会社スリーシェイクを退職します。

主に未来の自分に向けて、「25 歳の自分はこの瞬間にどのようなことを考えていたのか」を振り返れるように、思い出と共に書いてみようと思います。

振り返り

2023年7月に入社したので、約 1 年半、 3-shake にはお世話になりました。 この 1 年半を通じて言えることは「自分のエンジニア人生において間違いなくターニングポイントとなる会社」であったということです。

3-shake で、Kubernetes をはじめとする Cloud Native な技術や、SRE や Platform Engineering といった領域でお仕事をさせていただいたことで、エンジニアとして興味・関心や価値観がガラッと変わった環境でもあります。

これまで 3-shake でやったことを簡単に振り返ってみると

  • GKE Autopilot を中心に据えたサービスのプラットフォーム構築
  • 決済系大規模サービスの SRE のプラクティス導入支援(Embedded SRE)
  • 自動車会社への SRE を絡めた AI Platform Engineering
  • Team Leader として People Management
  • ...

などなど、挙げたらキリがないですが、案件からチームマネジメントまで、内向き外向き共に貴重な経験をたくさんさせていただきました。

案件では特に、金融系のお客様を中心に支援させていただいたこともあり、 ミッションクリティカルなシステムが要求される大規模組織の中で、外から SRE を Embedded する難しさや苦悩も感じました。
しかし、そこから学んだことは、組織醸成や文化形成において今後も大いに役に立っていくことだと感じています。

技術的には、マネージドな KubernetesOSS を中心とした Cloud Native なエコシステムを構成・最適化していく営みをしたり、Platform Engineering の一環として活動としてゴールデンパスの整備をしたり、多くの技術とケースに触れ合うことができました。

これらは自分一人ではなく、一緒にやってきたチームメンバーや会社に支えてもらったから経験できたことでもあるので、本当に感謝しています🙇‍♂️

また、海外へ目を向ける機会として案件支援の中で、🇻🇳 ベトナム に行かせていただいたり、初めての KubeCon で、🇺🇸 アメリカにも行かせていただきました。 KubeCon NA 2024 の参加レポートはこちらです。

他にも Google CloudJagu'e'r をはじめとする多くのイベントへの登壇や参加をさせていただきました。

最近では、Google Cloud Partner Top Engineer 2025 Fellow という、Partner Top Engineer の中でも TOP 10 での受賞させていただいたりもしました。

その時のお気持ちはこちらに表明してあります。

parupappa2929.hatenablog.com

Google Cloud や AWS などのパプリッククラウドを中心とするコミュニティで関わってきた方々や、Cloud Native DaysCNCF, SRE Next などのイベントを通じて、出会った方もいます。

おかげで、技術的なことだけでなく、人とのつながりも含めて視野を広く持ち続けることができました。

退職のきっかけ

退職に至った理由ですが、諸般の事情(キャリア的なこともありますが、主に家庭的なこと)から諸々検討した結果、決断しました。 家族の環境が変わることや、自分自身もっと家族との人生に寄り添って歩んでいきたいと考え、限りある人生の中でのチャンスを大切にしたいと考えたことが大きな理由です(マイナス的な意味合いではない)

まだまだ 3-shake でやりたい技術的なチャレンジや、人として成長できる機会やチャンスは本当にたくさんありました。

なので、寂しくもありますが、今は同時に新しい挑戦にもワクワクしています。

3-shake という会社

3-shakeには、心から尊敬できる偉大な先輩方・すごいエンジニアの方々がたくさんいます。

Kubernetes の Contributer が何人もいたり(こちらで詳しく解説されています)、CNCF Ambassador がいたり、Cloud Native / SRE 界隈のテックイベントに登壇しまくる方がいたり、同年代とは思えないほど一緒に仕事するメンバーとして心強すぎる方がいたりと、エンジニアとしても人としても成長していく上で、本当に恵まれている環境だと感じています。

そんな組織の中の一員を担い、少しでもこれまでの活動が貢献できていたら良いなと願うばかりです。

特に 3-shake に迎え入れてくれた代表の吉田さん(@taqqma_ikachan)には、感謝しかないです🙇‍♂️

3-shake は、今後も確実に5倍速*1で大きくなっていく組織だと確信しています。 (これからも、外からコッソリ、でもガッツリと覗いていこうと思います)

よくあるプロフィールに書く ex 欄に ex 3-shake と書けることが個人的にはすごく誇りです。

狭い世界なので、つながりは切れることはなく、すぐにまたどこかで会うと思いますが、その時は変わらずよろしくお願いします🤝

次の仕事

12月から新しい場所で新しい挑戦をさせていただきます 🔭

*1:3-shake のクレドの1つ

Google Cloud Partner Top Engineer 2025 Fellow になりました

タイトルの通り、Google Cloud Partner Top Engineer 2025 Fellow を受賞させていただきました。

私自身、Google Cloud Partner Top Engineer を受賞させていただくのは初めてなことですし、その中で Fellowという TOP 10 名に選んでいただいたことに本当に光栄な気持ちでいっぱいです!

特に Fellow に選出されたメンバーの方々は、これまで Google Cloud に甚大なる貢献をされてきたみなさんばかりで、本当に恐縮な思いです。

cloud.google.com

組織的な思いや、組織的にやってきたことは、こちらで公開しているので、ここでは、個人としてどういう思いでやってきたのかということを中心に書いていきたいと思います。

sreake.com

今のお気持ち

1 年間継続してきた活動が、身を結んだということはやはり素直に嬉しいです。
サポートしていただいた会社と協力していただいたメンバーの皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです🙏

嬉しい気持ち反面、来年も目指したいかといえば、今は素直に「やっていきたい!」とはいえないのが正直なところです。
その理由として、来年以降、再現性を持ってチャレンジできるかという部分に自信が持ていないというのが大きな理由です。

僕は性格上、「人生で1度もやったことのないことを挑戦、経験、達成したい」ということがモチベーションになるタイプです。

自分自身の成長に対する新陳代謝を促していくためにも、過去に捉われず、まだ挑戦(達成)したことのないことに挑戦するのも良いのかもしれないと考えています。

とはいえ、Google Cloud や関わるコミュニティは大好きであり、貢献はこれからも情熱を持って取り組んでいきたいと考えているので、やれるところまではやろうと思っています。

Partner Top Engineer への取り組みは意外と(普通に)大変

前提として、Google Cloud Partner Top Engineer の受賞には総合力が問われています。 審査基準をみると、案件だけでなく、対外活動や資格数など幅広い分野での活動が必要です。

振り返ってみると、もちろん自分 1 人だけではやった活動ではないにしろ、幅広い分野でこれまでやったことのないことに挑戦させていただきました。

  • とりあえず、Google Cloud 認定資格を全部取った
  • DevOps - Specializaiton の取得
  • Expertise 取得 * N件
  • Google Cloud に関するイベント登壇 * 約10回
  • Google Cloud に関するブログ執筆 * 10件以上
  • Google Cloud に関する支援案件 * N件(詳細は控えます)
  • Google Cloud に関するソリューション開発への Commit , Contribute
  • Partner Top Engineer の組織的スケールを実現できるような基盤・仕組み作りを Excective レイヤーに提案から実施
  • メンバーが受賞できるようにチームサポート体制のリード
  • etc.

Partner Top Engineer はあくまで個人の活動に対する対価なので、チームや組織的なことをあまり考えなくても良いっちゃ良いのですが、
特に頭を使った部分としては、組織的に今後スケールしていくための提案や、どう仕組みづくりをしていくか、メンバー全員をどう受賞まで持っていくかという部分に頭と体力を使いました。

僕らの組織はまだまだ組織的にもグロース途中であるため、例えば Google Cloud を専業とする CIer と比較するとどうしても Google Cloud Partner Top Engineer という観点においては貢献が薄くなってしまいます。

その GAP を埋めるために、できることを組織的視点から考えるという部分は自分にとって大きなチャレンジとなりました(結果的にやって良かった)

他社の Google Cloud Partner Top Engineer を目指す、みなさんがどれだけコミットしているかは把握できませんが、少なくとも Fellow を受賞されたメンバーの皆さんは同じようなことをやられているのではないかと想像すると、リスペクトしかないです...

さいごに

来年も可能な限り頑張っていきます。

車を単なる移動手段だと思っていた過去の自分へ

タイトルにもある通り、過去の私は車を「単なる移動手段」と思っていた。

ふと、こんな投稿を見かけたので、自分なりに車について考えてみたので、とりとめのないことを書いていくことにする

以下はすごく顕著な例だが、「車を持つこと」についてとても参考になるのでぜひご覧ください。

konantower.hatenablog.com

車を持つことのコスパ

私は Engineer という職業柄(?)、常に物事を数字上のコスパで考えてしまう癖がある。 数字上のコスパの観点から見た時に車を持つことは、はっきり言って、あまりコスパが良いとは言えない

都市圏に住んでいたときには、Times カーシェア(ライドシェア)も使ったこともあるし、レンタカーも、タクシーも場合によっては使ったこともあるのでわかるが、移動に使うお金は、いって月に数万ほどである。

一方、車を持つと、維持費として「自動車税 + 自動車保険 + ガソリン代 etc.」 などで、年間50万前後とよく言われている。 正確につけているわけではないが、実際に私もそれぐらいかかっているような気がする。

「どう考えても、車持ってる方がお金かかるし、維持も大変だし、コスパ悪いでしょ🫤」
そう考えていた。

車の付加価値

自家用車は単なる移動手段ってだけでなく「走る私空間」

時間の制約が希薄になり、荷物を容易に運べ、ドアtoドアは楽。 自家用車があると多くの場合に時間短縮になる。 そして車内はプライベートで自由な空間だ。 自家用車の維持コストは、これら全ての恩恵のどんぶり勘定。

引用元にもあるが、「車は、走る私空間」 これに気づいてから私は、車に対する価値観が大きく変わった。

以前までは、維持費的な部分のコスパでしか考えたことはなかったが、こういった無形の、数字では表すことのできない価値を含めて車であるというを認識すると見方が少し変わってきた。

私には、現在、家族(👩妻と🐈2匹)がいるが、出かける際には基本的に車を使用している。

まずそもそもペット可のレンタカーやカーシェアはすごく限定的となってしまうため、移動時にはすごく気を使っていた。
(商用車でよくあるバンをレンタカーでわざわざ借りたのも今となってはいい思い出。こういうやつ👇)

これらペットに気を使わなくてよいのも私空間ならではのことだと思う

例えば他にも起こりうることを想像してみると・・・

  • スーパーやその他、買い物での重い荷物の持ち運びがなくなる
  • 家族の外出先、緊急時(終電を逃した, 大雨が降ってきた)にTPOを気にせず行動できる
  • 普段面と向かって話せないようなことをドライブという程で話せる(横にいるから正面より話しやすい)
  • 実家への帰省のハードルが爆下がりする(ペットを飼っている人は特に)
  • 子供が夜中、急に体調を崩して病院に連れていくことになった

都市圏ならまだしも、田舎ならそう簡単にタクシーは捕まらないし、カーシェアのステーションも限定的な地域となっている。

自分はまだ良いにしろ、妻や子供、ペットに煩わしい思いはさせたくないと考えた時に、より付加価値の見方が変わってきた。

これらは無形なもので、付加価値に値段をつけることは難しいが、どうしても数字で測りたいといのであれば、こういったことに価値を感じるか、またいくらならペイできるのかということを考えてみると車を持つことの意味が見えてくるかもしれない。

どこに付加価値を感じるかは人それぞれなので、一例にはなるが私にとっては、ペイできる以上の付加価値を感じているので、間違いなく、車を持つことは人生のQOLを上げてくれるものとなった。

車は家族・友人のHubになる

趣味として自分だけの好きを全部詰め込んだ車も良いが、家族全員が好きな車というのも悪くない

「車」という共通のインタフェースを通じて、会話することで夫婦仲や家族の絆をより深めることができる
(ロールや職種の異なるエンジニアが「コード」という共通言語を通じて寄り添っていくようなイメージを持っている)

私たちは、夫婦共に好きな MINI に乗っているが、「やっぱ MINI カッコ良いよね、ここをもっとカスタムしたいね」や「MINI でもっといろんなところ行きたいね」など、会話の中心が車になっていることも少なくない

車という共通言語をお互いに持つことで家族の感性の違いや、価値観の違いなどを擦り合わせることができる

好きな車で、出かけた楽しい思い出や、ハプニング、車の中での出来事など、これらは後に家族の思い出として、ケンカしたときや絆にヒビが入りそうなときに「あのときああだったよね笑」「またあそこ行きたいね!」など修復剤になってくれると考えている(そう期待している)

友人との思い出作りにも、車は Hub の役割を果てしてくれると思う。 レンタカーやカーシェアでも実現できるが、私空間だからこそ気にせずできることや、友人同士をつなぐ共通のインターフェース(Hub)としての役割も車はなってくれるだろう。(アウトドア仲間でのキャンプやドライブなど)

誰の目も気にせず家族や友人や好きな人と、プライベートな空間を共有できることは、人生にとって大きな彩りとなると思っている。

さいごに

ここでは、車を持つことを諭すつもりもないし、全ての人が持った方が良いとも限らないということは強調しておきたい

「単なる移動手段としての車」以外に、付加価値を感じる人にとっては、車は人生を豊かにする一つの選択肢になるのではないだろうと感じている

車を通して、人、場所、時間、それらの過程も含めた思い出ができる

「車は単なる移動手段ではない」
過去の私に伝えたい教訓である

最後に愛車を添えておわりとする。これからもよろしく🚗 (私は MINI が大好きだ)