◤没後1年を偲んで
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) November 29, 2024
名優が紡ぐ山田太一の言葉◢
来月は…
「#シャツの店」全6話
◆12/5(木)・6(金)連日よる6時
頑固なシャツ職人とその妻、息子が繰り広げる
家族間の葛藤を東京・下町を舞台に描く👔
#山田太一 ならではの会話劇が展開🖋#鶴田浩二 #八千草薫 #佐藤浩市https://t.co/2A8Cbguj7w pic.twitter.com/YhHkn9J3iM
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— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) December 4, 2024
今夜は
名優が紡ぐ山田太一の言葉に浸る💭
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「#シャツの店」全6話
◆12/5(木)・6(金)連日よる6時
時代と共に変化する価値観に揺れる人々を#山田太一 ならではの会話劇で描き出した名作🗣#鶴田浩二 が
昔堅気な主人公を絶妙な演技で魅せる✨#八千草薫 #佐藤浩市https://t.co/2A8Cbguj7w pic.twitter.com/2HDtjXfb37
NHK 1986年1月11日~2月15日
2019年、八千草薫さんの追悼で「シャツの店」の最終回だけNHKで放送され、最終回だけでも面白かったので全話見たいと思っていました。
その後、日本映画専門チャンネルで全話放送されました。
一度見たけど、ちょうど「岸辺のアルバム」の再放送を見ていることもあり、「岸辺のアルバム」で夫婦役だった八千草薫さんと杉浦直樹さんが共演してるから見たくなりました。八千草薫さんはいろんな俳優さんと夫婦役をやるけど、どの人ともしっくり見える不思議な人。鶴田浩二さんはこちらの作品が遺作となりました。
このドラマ、土曜日に放送してたけど、「夢千代日記」と同じくドラマ人間模様という枠で厳密には「男たちの旅路」みたいな土曜ドラマとは違う?? 「夢千代日記」や「シャツの店」は1話45分くらいなのに対し、「男たちの旅路」は60分以上のボリュームがあります。
作:山田太一
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音楽:山本直純
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演奏:オズ・ムジカ
資料提供:東京ワイシャツ工業協同組合
池田辰蔵
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磯島周吉:鶴田浩二…字幕黄色(1~6話)
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里見昭夫:平田満…字幕緑(1~6話)
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磯島秀一:佐藤浩市(1~6話)
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村川知子:美保純(1~6話)
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時子:松本留美(1、3、4、6話)
坂田:阪口芳貞(1話)
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越野清子:角替和枝(1、4話)
小料理屋の主人:根上忠(1~3、5、6話)
宇本の妻:塚田三千(2、3話)
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村川重彦:杉浦直樹(1~6話)
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女将:貴井みどり(1~3、5、6話)
ウェイター:マイケル・コールマン(1、5、6話)
バーテン:白岩久尚(1、3、6話)
仲居:圓山由美(1~3、5、6話)
洗い場の女:高木路子(1~3、5、6話)
上原恵子(1~3、5、6話)
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ホステス:組橋麻子(1、3、6話)
中野明子(1、3、6話)
板前:寺田康宏(1~3、5、6話)(2話のみ”寺田康弘”)
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ウェイトレス:田中久仁子(4話)
女の子:糸日谷朗子(4話)
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ウェイター:高橋一起(5話)
国会議員:新井量大(5話)
客:岡崎夏子(5話)
勤め人:島英司(5話)
秘書:森井睦(5話)
本田清澄(5話)
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客:入江洋佑(6話)
飲み屋の女将:中村万沙子(6話)
客:宮村栄一(6話)
関章三(6話)
宇本の息子:浜田義一(6話)
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鳳プロ
劇団いろは
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宇本賢次:井川比佐志(1~6話)
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磯島由子(よしこ):八千草薫…字幕水色(1~6話)
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制作:近藤晋
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演出:深町幸男
最近、黒澤映画や「赤い絆」で井川比佐志さんを見かけるけど、このドラマに出ていたことをすっかり忘れてました。結構な重要人物なのに。
鶴田浩二さんと八千草薫さんが夫婦役、佐藤浩市さんがその2人の息子役、平田満さんが鶴田浩二さんの弟子役、佐藤浩市さんの恋人役が美保純さんで、美保純さんの父親役が杉浦直樹さん。平田満さんと見合いするのが角替和枝さん、鶴田浩二さんがバーでセクハラする女性が松本留美さん…まで覚えてたというのに、井川比佐志さんの役だけすっぽり記憶から抜けてました。記憶って恐ろしい。ちょっと気持ち悪い役ではあったけど…(^-^;
3話では鶴田浩二さんが自ら「傷だらけの人生」を歌唱するシーンがあり、5話では杉浦直樹さんが鶴田浩二さんの前で「傷だらけの人生」を歌う!
改めて見返すと、周吉は酷い男尊女卑で女が自分のために生きたいなんて生意気だとか言ってる。ただ、それでも山田太一作品が好きなのは、そんなこと言っちゃダメですよといさめる人が必ず出てくるところ。やらせてみたら女のほうができた、大学でも女のほうが成績がよいという話もしている。
それと、平田満さんの役がいい! 周吉の男尊女卑発言を諫めるのは大体、弟子の昭夫。自然な演技で「岸辺のアルバム」でいうと繁ちゃんの役どころでみんなをつなぐ役。弟子と親方なのにクスッと笑えるやりとりになったのは平田満さんだからだと思います。酒飲むと助平になっちゃうと堂々指摘できる関係性がいい。でも、自分の見合い相手には結構失礼なんだよね。そこがまた人間味がある。
「男たちの旅路」の渋い吉岡さんとは全然違う昭和の頑固おやじ・周吉もよかった。
「岸辺のアルバム」の田島夫婦は4話の終わりで初めて顔を合わて、その時は特に絡みなしだったけど、5話の終わりに由子の働く店に行ったときに少し話してた。店の中で他の店員さんが「北川さん」って言ってて、おぉ! それに由子の働きぶりを褒めてた。やっぱり山田太一作品は若者より上の世代の人が主役のほうが面白い。