※キラキラ☆プリキュアアラモード最終回のネタバレを含みます。
※プリアラ最終回後に書いていたものの、あまりの恥ずかしさに封印していたものです。
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僕は「キラキラ☆プリキュアアラモード」の最終回が、大好きなのです。
もちろん、ラストで成長した6人の姿もステキでした。宇佐美いちかがルミエルとノワールと思われる子供たちに託した、希望に満ちたラストも最高でした。
でもね。
キラキラ☆プリキュアアラモード、最終回の良さは、エンディングソングの後にあるのですよ。
キラキラ☆プリキュアアラモードは「個性の異なる6人が、”大好き”でつながる世界」を描いたお話です。
最後の最後、いつもの楽しいエンディングソングの後、キュアホイップはキュアエールと共に登場します。恒例の「次世代へのバトンタッチ」ですね。
でね。
この時のキュアホイップが最高に、最高なのです。
東映アニメーション(株) キラキラ☆プリキュアアラモード49話より
キュアホイップはキュアエールとともに、キラキラ☆プリキュアアラモードの6人を象徴する”アラモードケーキ”に「キラキラキラルン キラキラル」と想いを込めます。
そして。
最後に、テレビの前で見ている子供たちの方を向いて、言うのです。
「これからもわらってくれるとうれしいな。大好きだよ!」
東映アニメーション(株) キラキラ☆プリキュアアラモード49話より
それはもう、満面の笑みで。最高の笑みで。
1年間「大好きでつながる物語」を紡いできたキラキラ☆プリキュアアラモードの最後の最後のセリフが、子供たちへ向けた「大好きだよ」なのです。
この瞬間、子供たちとキラキラ☆プリキュアアラモードは「大好き」でつながったのです。
子供たちが、そしてこれを読んでいるあなたが、キラキラ☆プリキュアアラモードを大好きでいてくれる限り、この先どんなにつらい事があっても、キュアホイップが、キラキラ☆プリキュアアラモードと過ごした1年間の思い出が、あなたの心にあり続け、あなたを励ましてくれるのです。
何故ならば、あなたとプリキュアは「大好き」でつながっているのですから。
「笑ってくれると、うれしいな」。
これも良いのです。
「笑ってね」ではなく「笑ってくれると、うれしいな」なのです。
それはプリキュアの願い。
子供たちは、もしかするとこの先プリキュアの事はすっかり忘れて、次の人生を歩むかもしれない。
でも、キュアホイップは言うのです。
「笑ってくれると、うれしいな」
強制はしない。
笑えない時だってあるかもしれない。プリキュアの事なんか、忘れちゃうかもしれない。
でも、キュアホイップの願いは「あなたに笑っていて欲しい」なのです。
子供たちに、子供たちの未来に、ずっと笑顔でいて欲しい。ずっと笑顔でありますように。
それが、プリキュアの願いなのです。
本当にキラキラ☆プリキュアアラモードらしい、最高にして最高の最終回だったのです。
子供たちへと寄り添った「キラキラ☆プリキュアアラモード」の最終回。
未来の子供たちの笑顔を願い「大好きでつながる物語」のラストを、きちんと子供たちの方向を向き、「大好きだよ」で終わらせる。
そう。
「大好き」という思いがある以上、子供たちとプリキュアは、ずっとずっとつながっていくのです。
1年間、ステキな物語をありがとうございました。
僕は、このキラキラ☆プリキュアアラモードの最終回が大好きです。
いや、
キラキラ☆プリキュアアラモードが大好きです。
(おわり)