コスモ石油は、3月31日でプレミアム軽油「コスモ軽油プレミア」の販売を終了すると発表した。
コスモ軽油プレミアは、清浄剤・セタン価向上剤・防錆剤を配合した清浄性・始動性・着火性・耐久性に優れた軽油として1997年8月から販売開始した。しかし、市場環境の変化を受け、プレミアム軽油の販売数量は年々減少し(現在販売SSは6か所)、需要回復の見通しが立たないことから販売を終了することにした。
いっぽうメルセデスベンツやBMWのディーゼルエンジン搭載モデルが相次いで日本市場に投入され、日系でもマツダが『CX-5』のディーゼルエンジン搭載モデルを本格発売する。CX-5の販売絶好調を受けディーゼルブーム再燃の声もある。
今後、プレミアム軽油の需要に対してコスモは、燃料添加剤『エコディー・ファイン』の販売に注力する。コスモ軽油プレミアと類似した性能を得ることが期待できるという。