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「約半数が止まらない」信号機のない横断歩道、停止率向上するも残る課題

信号機のない横断歩道(イメージ)
  • 信号機のない横断歩道(イメージ)

日本自動車連盟(JAF)は11月8日、「信号機のない横断歩道」における歩行者優先の実態調査を全国で実施し、その結果を発表した。

調査は8月に全国94箇所で行われ、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両6647台を対象とした。歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車両は3525台で、停止率は53.0%となり、過去最高を記録した。前年と比べて7.9ポイント増加し、41都道府県で停止率が上昇するなど、改善傾向が見られる。

しかし、依然として約半数の車両が停止していない現状がある。

交通ルールでは、横断歩道における歩行者優先が定められている。車両は横断歩道を通過する際、歩行者がいる場合には一時停止し、通行を妨げないようにしなければならない。また、歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で速度を落とすことも求められている。歩行者側も、横断歩道を渡る際にはドライバーに意思を伝えるなど、安全を意識することが重要だ。

さらに、車両は横断歩道の手前30m以内で追い越しや追い抜きをしてはならないと交通ルールで定められている。前方の車両が一時停止している場合、歩行者の横断を優先している可能性があるため、注意が必要だ。道路標識や標示を確認し、安全運転を心掛けることが求められる。

《森脇稔》

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