市役所での手続きで必須なのが戸籍謄本。
まずは自分の戸籍謄本がないと自分と父との関係を証明できない。
なので自分の戸籍謄本を取り、各窓口で手続きをしていく。
父の死亡届は葬儀屋さんが提出してくれていた。
死亡事項が反映するのに約1週間とガイドブックには書かれていたが1週間足らずで申請したら反映した戸籍ができていた。
(窓口さんは会計年度職員なのでほとんど話が通じない。。)
で、父の戸籍謄本をみたら従前戸籍が載っている。
ここをたどって出生の戸籍までそろえないといけない。
生前の話では父は東京の杉並で生まれて育ったと聞いていたのだが、従前戸籍は静岡県の某市になっていた。
祖父の本家のあるところだ。
あちゃ~!ということはこの前の戸籍は静岡の某市に請求するのか?
と窓口さんに聞いたら、???って感じでたぶん、本当の市役所の正職員さんが出てきた。
「今年の春から、生まれてからの戸籍を一括で請求することが可能になりました。
でも他県や他市の情報にまたいだり、旧戸籍をたどるため即日では対応ができません。
ご予約制となっております。」
と言われて父の戸籍一式を揃えてもらうよう予約する。
これは直系血族しか申請ができないとか?
申し込んだ人しか受け取りができないとか?結構、条件がきびしい。
まあ1個ずつ遡る苦労に比べたら恩の字だけど。
母に聞いても
「え?杉並じゃなかったの?」
って感じで従前戸籍が静岡というのは初めての発見だった。
数日後、予約した時間に受け取りに行く。
まあ、静岡の本家の戸籍が前にあるってことはそれだけかな?と思っていたら
「合計6通になります」
と6通の戸籍が出てきた。
除票も含めて換算するらしい。
「ここにいらっしゃいます。
ここにいらっしゃいます。」
と1つ1つの戸籍に父の名前を見つけて教えてくれるが、なんと!曾祖父の戸籍に孫として記載されているのが初めての戸籍になった。
親戚のおじさんが家系図作りに凝っていて曾祖父母からの家系図を作ってくれたりしたので曾祖父母の名前もお見知りおきがあるのだが、もちろん会ったことはない。
(私が生まれる前に他界されているので人生の時間を共にしたことはない)
戸籍も旧戸籍で手書き?で書かれているのだが、何が書かれているのか?
よくわからなかった。
よくわからないけど、明治までさかのぼるんだ!!とびっくりした。
たぶん?
祖父は結婚しても戸籍を分けなかったのか?
昔は孫も曾祖父の戸籍に記載されたのか?
わからないけど、明治まで遡ってしまった!!
思わず受け取って「えええええ!」ってびっくりした。
今回は父の死亡事由により父の戸籍を遡ったのだが、自分史?で自分のファミリーヒストリーのように戸籍を遡ることもできるらしい。
とはいえ、明治10年くらいが最初の公的戸籍になるので私が遡れるとしたらこの1つ前くらいが限界らしいが。
おもしろそうなので今度、やってみよう。と思ってしまった。
6通も出てくると思わなかったので出生から死亡までの戸籍を請求したらそこそこの金額になってしまった。
読めない明治の戸籍を解読すると曾祖父のところに嫁にきた曾祖母は次女らしい。とか。
今では死語?の「家督を相続する」とかいう文言がはいっている。
そして誰それ(長男とか次男とか)の長男が〇〇。みたいな形で「孫」が記載されていてその「孫」の名前には聞いたことのある父の従兄弟会の伯父様、伯母様方の名前が並んでいる。
いや~~。
みんな繋がっているんだな。と変なところで感動してしまった。
自分の親の戸籍なんて死ななきゃ取らないから、父方のファミリーヒストリーって感じでびっくりポン!だった。
でも1つずつ遡って行っていたら1カ月以上かかるぞ。と思い制度の改正に心より感謝したのであった。
タイミングよかったというべきなのか?
とりあえず感謝。