中高年の給与は上がらない
初任給アップというニュースが連日報道されていますが、
その裏では中高年の給与が上昇しないというのはあまり報道されていません。
"2024年1月に厚生労働省が公表した「賃金構造基本統計調査」によると、大学卒の20~30代前半の労働者の賃金上昇率は1.7~2.8%となっていますが、40代後半~50代前半の賃金上昇率は-0.2%~0.3%となっています。これは毎年10月に改定される最低賃金の上昇や、人手不足による若年者の採用難が原因だと考えられます。
記事では、”昇給に必要な原資は限られている”ので、
新入社員・若手社員・パートの給与をあげてしまうと、
中高年の給与をあげる余地はないというようなことが書かれています。
会社は中高年の足元を見ている!
会社としては、中高年は給料に不満でも転職できないと思っているので、
安心して給料を上げないという策にでていると思います。
私も40歳頃から一切昇給はありませんでしたが、
それに対しての不満を表明したところ、
転職してもここ以上に給料が貰えるところはない!
だから文句を言うな!
というような事を言われて憤った記憶があります。
ただ実際は、実力者はパラパラと転職できたりしており、
中高年が一律に転職できないという認識は間違っているのでは?と思います。
FIRE希望者は増加へ?
40~50代でそこそこ実績も実力もある人が、
入社数年目の若手より給料が安かったら、
流石に組織に亀裂が走るでしょうね。
私と同世代で独身の人なんかは、
そこそこの貯金もあるでしょうから、
あほらしくて早期退職に走る人も一定程度いると私は睨んでいます。
20~30代の給料が上がっている世代とて、
上の世代の不遇を見ていれば、
明日は我が身と対策を打って来るでしょうから、
一つの解決策としての早期退職希望者は増えるのではないでしょうかね?
平均給与の統計では、日本は50歳代まで上昇してそこでピークをつけますが、アメリカでは給与は40歳前後でピークで、あとは50代にかけて下がります。40代では一部の高給マネジメント層以外は老化、フレキシビリティの低下で仕事が出来なくなるため給与を下げていくというのがアメリカの一般的な傾向です。日本もそれを真似ていくのではと思います。
返信削除40代で給与が下がり続けるなら、FIRE準備も前倒しが必要ですね。私も給与が下がらなかっただけでもましだったかもしれません。
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