「Perfume」はアーティストであり、アイドルだ。
間違いなくあ〜ちゃん、かしゆか、のっちの3人からなるテクノポップユニットのことを指している。
だが私は一方で「Perfume」は「プロジェクト」である、とも思っている。
先日彼女たちのドキュメンタリー映画を観に行ってきた。
私は2009年から彼女たちのツアーには毎回のように参加していて、スケジュールはしっかり追っているくらいにはPerfumeが好きだ。今年のライブには参加できなかったが、せめてこの映画は観に行こうと決めていた。
当日、時間の都合で冒頭20分ほどは見れなかったのだが、それでも上映中泣きっぱなしだった。
なぜ泣けたのか。
映画が素晴らしかったのはもちろんだ。
だが彼女たちが、「ワールドツアーを行えるほどに大きくなるまで、どんな道を歩いてきたのか」ということを知ってさえいれば、少し涙腺が弱めの方なら誰でも泣けるのではと思う。
それくらいのエピソードがPerfumeの歴史にはある。
Perfumeの歩いてきた道のりは「そんなことって、ある?」と疑いたくなってしまうほどの奇跡的な巡り合わせがたくさんあって、それがどんどん繋がって今日に至っている。
そこに思いを馳せると涙が止まらなくなってしまう私が、なぜこんなにもPerfumeで泣けるのかを改めて考えつつ情報を整理してみる。
小学生の時に地元広島で「ぱふゅ〜む」を結成
グループが結成された当時、今と大きく違う点がいくつかある。
その最たるものが、のっちがメンバーではなかったということ。メンバーが一人抜け、そこにのっちが入ることになった。
「Perfume(結成時はひらがな表記でぱふゅ〜む)」というグループ名の由来は「メンバー全員の名前に『香』という字が入っている」ことだったのだが、のっちが入りその由来は通用しなくなったため後付の理由に変わる。
広島限定のローカルアイドルとして活動していた頃歌っていたのは、典型的なアイドル曲だった。
イベントをやる時には自分たちでビラ配りもした。真冬に街頭ビジョンの前で。
30分に1回だけそのビジョンで流れる自分たちのPVの前で、「このPVに出てるの私です!イベント来てください!」とビラを配り続ける。
それを夜11時まで3週間続け、いざイベントの日になって来てくれたお客さんはたった2人だけだった。
頑張っているのに、伝わらない。見てくれない。
Perfumeの下積み時代は厳しいものだった。
上京、テクノポップ路線への転換
アクターズスクール広島で小学生時代に結成されたPerfumeは、中学3年になる春に上京。
サウンドプロデューサーに中田ヤスタカ氏を迎えインディーズデビュー。だがこの頃もまだアイドル色は強かった。
Perfumeを語る上でこのサウンドプロデューサーの中田ヤスタカ氏、そして振り付けを担当するMIKIKO先生の存在は外せない。
中田さんについては後述することにして、まずはMIKIKO先生について。
MIKIKOさんは楽曲やCM、番組での振付やライブの演出など、広く活躍している振付師であり演出家だ。
そんな大物が付いているなんてPerfumeすごいなあ、なんて思われるかもしれない。
だがPerfumeとMIKIKO先生の出会いはアクターズスクール広島時代まで遡る。
もちろんどちらもまだ無名の時代、その頃にはもう出会っていたのだ。
Perfumeがまだ小学5年生だった頃からダンスを教えている先生。幼い頃の3人を知っていて、そこから今までをずっと見てきた人物。知り尽くしているといっても過言ではない。
そんな方が今もなお担当に付いていて、現在ではMIKIKO先生が衣装や演出、ジャケットデザイン、MVまで総合的に取りまとめている。こんなに心強いことはないだろう。
特徴的なテクノポップ曲に、MIKIKO先生の独特の振付がつくことで曲の魅力だけでなく彼女たちの魅力も引き出される。
だがインディーズ時代の彼女たちはまだまだ下積みの時代で、秋葉原の路上ライブなどを行い経験を積む日々だった。
近未来型テクノポップユニットとしてメジャーデビュー
初のメジャーシングル、「リニアモーターガール」についてあ〜ちゃんはこう語っている。
「本当はバラードを歌いたかったのに、曲はピコピコしてるし歌詞は訳が分からない。性に合わない、(自分たち)らしくないと思った。だけど何とか良いところを見つけて歌うよう努力した」と語っている。
アイドルを目指した少女たちに課せられたのは、真っ黒い衣装にサイボーグのようなメイクで無機質に歌う、近未来を思わせるような楽曲だった。
「感情を込めずに突き放すように冷たく歌う」。
そう指示された初めてのレコーディングでは3人ともとまどい、涙した。
[MV] Perfume「リニアモーターガール」 - YouTube
それでもその道を信じて頑張ってきた結果、この路線が大成功することになる。
Perfumeがヒットしたのはこのテクノポップ路線が当たった、という要素が非常に大きい。
「テクノポップ」✕「ダンス」✕「ビジュアル」
近未来的なテクノポップと、曲・歌詞に合わせた独特の世界観の振り付け。
この融合が「Perfume」を成り立たせる大きな要素だが、ここにもう1つ加えるべき重要な要素がある。
それがビジュアル面での演出だ。
MVやジャケットは関和亮さんがインディーズ時代から手がけている。
Perfumeのほとんどの作品は彼がビジュアルをプロデュースしているため、一貫されている。つまり方向がブレることがない。
しかもブレないというのはビジュアル面に限ったことではなくて、楽曲・振り付け・ビジュアルのそれぞれが一貫してプロデュースされている。
他に類を見ない世界観は、こうした「"Perfumeの世界観"を共通認識として持ったクリエイター」たちによって作られている。
[MV] Perfume 「DISPLAY」(short ver.) - YouTube
[MV] Perfume「不自然なガール」 - YouTube
関さんの映像作品の素晴らしいところは、実はCGに頼らない部分も意外と多いということ。
例えばこの「VOICE」のMVのセット。あえてアナログ感のあるセットを組んでいる。
近未来的な一面だけでなく、アナログだからこそ生まれる温かみ。
この方の映像作品について私は「無機質でありながら温度がある」と思っていて、それは「Perfume」を形成する上でなくてはならないものだと確信している。
話が少しずれるのだが、この関さんらしい「アナログ感」が現れたMVにサカナクションの「アルクアラウンド」がある。
サカナクション - アルクアラウンド(MUSIC VIDEO) - YouTube
このMVは、第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門にて優秀賞、2010年度スペースシャワーMusic Video Awardsでも年間最優秀作品賞を受賞している。
私はこのMVを初めて見た時鳥肌が立った。
曲の世界観と相まって、単なるMVを越えた芸術だと感じた。
アナログでこんなことができるなんて、とその発想力に驚いたのだが、あとからこの映像が関さんによるものだと知りなんとも言えない誇らしげな気持ちになった。
関さんも無名の時代からPerfumeに携わっているが、現在ではMr.Children、GLAY、福山雅治、中島みゆき、AKB48、関ジャニ∞など実に様々なMVを手掛けるクリエイターだ。
Perfumeはインディーズ時代から周りの人に恵まれすぎている。
課せられたものを確実にこなす実力
2010年からはテクノロジー演出として真鍋大度氏も加わり、Perfumeの演出はどんどん進化していく。
[MV] Perfume「Spring of Life」 - YouTube
今でこそよく聞かれるようになった「プロジェクションマッピング」も、世間に浸透するより以前にライブで使っていたし、「ドローン」についても同じく話題になる以前から紅白歌合戦の演出として使用した。
まだ誰もやっていないような最新のものをパフォーマンスを彩る要素としていち早く取り入れる。その演出をこなすために、彼女たちに課せられているものの難易度は高い。
2009年、真鍋さんがPerfumeのライブを初めて見た時の感想が対談として残っていた。
真鍋:Perfumeの舞台を見たのは、この時が初めてで、新しいことに、これだけのスケールでチャレンジしている人たちがいるのかと驚きました。結構危ないことにもチャレンジしていて。
菅野:このレーザー、ちょっとでも外すと…
M:衣装が焦げちゃいますね。でも、広い舞台上に3人しかいないので、映像や光の演出で3人が会場を支配して見えるように知恵を絞ってやっていましたね。
ちょっとでも外すと衣装が焦げる、それって結構危ないのでは。
しかしそれを実現させるだけの力のあるスタッフと、何よりステージ上でしっかりとパフォーマンスをこなす彼女たちの実力があるからこそあの世界は成り立っている。
涼しげにかっこよくパフォーマンスする彼女たちだが、そこには細かく要求されている部分もあるはずだ。
映像や光とダンスを融合させるには立ち位置から振り付け、段取りまで事細かに正確にこなさなければいけない。
下積み時代からひたむきに前を向いて努力し続けることで培ってきた彼女たちの実力が、それを可能にしている。
「Perfume」を全うする、という決意と覚悟
Perfumeがキャッチーであることの一因として、「メンバーを覚えやすい」ということがある。
フルネームではなく常にアダ名表記。
全員が黒髪のまま、基本的にはずっと変わらない髪型。衣装の型もほぼ一定。
遠くから見てもそのシルエットだけでもどれが誰だかわかる。
それは「商品」としてのPerfumeのクオリティを保ち続けているとも言える。それを全うするためには犠牲にしてきたものもあったのではないだろうか。
青春時代のすべてを懸けてここまで来た。売れるかどうかもわからない中で、自分たちのやりたかった事とは違った事も課せられながら。
頑張っても誰にも届かないかもしれない。伝わらないかもしれない。でもその不安の中で必死に努力してきたのだ。
いろんな大人が考える「Perfume」というプロジェクトを背負い、ただ一方的に背負わされるだけではなく自分たちでもその在り方を考え、全力で応えてきた。
その結果が、今私達が見ている「Perfume」だ。
「Perfume」はメンバー3人のことだがもはやそれだけではないところまで来ている。
そこに関わるクリエイターのアイデアや夢を実現させるプロジェクト。
いろんな人の夢見る未来をも背負って、Perfumeはステージに立っている。
Perfumeがチャンスを掴む時、きっかけになったこと
Perfumeが多くの人に「伝わる」ことになったきっかけは、常に「人」にある。
例えば彼女たちがブレイクするきっかけになった「ポリリズム」。
この曲で彼女たちはCMに出演することになり一気に注目を集めたわけだが、そこまでの経緯をご存知だろうか。これには木村カエラさんが関わっている。
街頭でたまたまPerfumeのPVを目にしてハマり、ご自身のラジオで4週に渡って楽曲を流した。その放送をCMディレクターが聞いていたことが起用へのきっかけとなった。ここでようやく世間にPerfumeの存在が知られ始める。
海外進出の際にきっかけになったのもまた「ポリリズム」だった。
ディズニーピクサー映画「カーズ2」の挿入歌として起用されたのだ。日本版だけではなく、世界で、だ。
Perfume側が売り込んだわけではなかった。ジョン・ラセター監督が映画スタッフからこの曲を薦められ大絶賛し、オファーがあった。
Perfumeが次のステージに進む時、そこにはいつも誰かの「Perfumeを伝えたい」という思いがある。
下積み時代にどれだけ頑張っても伝わらなかったものが、彼女たちの範疇を越えたところで、確実に人から人へ伝わっている。
それが彼女たちをさらなる高みへ導くのだ。
ドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume」が泣ける理由
この映画は彼女たちの3度目のワールドツアーに密着したものだ。
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台北、シンガポール、ロサンゼルス、ロンドン、ニューヨーク。
文化も違う言葉も通じない場所に赴き、パフォーマンスで自分たちを伝えようと全力でステージに臨む。妥協せずに各地の公演でセットリストも微妙に調整し、プロとしてステージをつくりあげる。
それがしっかりと、観客に伝わる。
その姿が泣けて仕方なかった。
伝わるかどうかわからない地でのライブは、なんだかインディーズ時代の彼女たちが戦ってきたフィールドと近いような気がした。
今や自信満々で軽々とステージをこなしているように見えるが、実はその裏で不安と戦っている。
そういう葛藤はあまりこの映画に映像として盛り込まれてはいない。
だが、ラストのスタッフとの打ち上げのシーンにそれが垣間見えた。
3人がスタッフに向け一言ずつ挨拶をするその場面で、かしゆかの挨拶にはその一面が確かに見えた。
かしゆかが声を震わせながらも強く発言するそのシーン。私が考える「いつものかしゆか」らしさとは違うそのシーンはとても印象に残り、常ににこやかな彼女が裏で抱えているものの重さを改めて感じた。
ステージで不安や怖れは見せない。
この映画も泣けるようには作られていない。
あくまでプロとして自信を持ち毎回のステージに全力で挑むPerfumeの密着と、結成15年を迎えた彼女たちが清々しく、はればれとした表情で「これまで」と「これから」を語る姿が映し出されるだけだ。
だがそれでも泣けてしまうのだ。
むしろ、だからこそこんなにも泣けてしまうのだ。
彼女たちが背負っているものの大きさや重さを、あえて見せないその姿に感動する。
ところで、あ〜ちゃんはわりとよく泣く。
思い返せば今まで何度も何度も見てきたその涙は、「想いが伝わった」と感じている場面に多い気がする。
この映画の監督は「Perfumeは良い意味で小心者」と語っている。
とても的確に表現した言葉だと思う。
自分たちの想いが、意図するパフォーマンスが、しっかり届いているのか彼女たちはきっとどこかで不安なのだろう。
だからこそ「伝わっている」と身にしみて感じる場面で、あ〜ちゃんは涙する。
最新曲「STAR TRAIN」も泣ける
映画の主題歌ともなっているPerfumeの最新シングル「STAR TRAIN」。
この曲での振付はおとなしいもので、いつものPerfumeを期待していた方は拍子抜けしたかもしれない。ネットでも「踊らないPerfume」について、好意的ではない目線で書かれた記事を見かけた。
だがこの曲はデビュー10周年の今だからこそ歌える曲であり、プロデューサーの中田ヤスタカ氏がそういう風に作っているのは明白だ。
彼がPerfumeに授ける楽曲はクオリティもさることながら、そのタイミングが絶妙。今だからこそ歌うべき、というタイミングで最高のクオリティの楽曲を用意してくれる。
深い歌詞のものから、言葉遊びを楽しむような歌詞まで。かわいらしい音遊びでキュートな曲から、重低音がエグくて体の芯に響くようなクールな曲まで。
「これまでとこれからがすべて詰まっている楽曲です。今回も作曲・作詞をしてくれた中田ヤスタカさんが、改めて私たち3人と一緒に同じ道を歩んできてくれていたことが伝わって、ここまで感情移入するのは初めてでした」(あ〜ちゃんコメントより抜粋)
「歌詞自体も一文一文感動的。レコーディングの際に、中田さんが3人のパートを決めるのですが、それが本当に絶妙で、この歌詞をこの人に歌わせるんだって。中田さんの大きな愛を感じました」(のっちコメントより抜粋)
メンバー自身がこう感じているように「STAR TRAIN」の歌詞には「Perfume」が的確に表現されている。
MVの演出やパートの割り振りにまでそれが現れているこの曲は、10周年という節目の今だからこそPerfumeが歌うべき曲だ。
[MV] Perfume 「STAR TRAIN」 - YouTube
STAR TRAIN - Perfume - 歌詞 : 歌ネット
気付いてくれる人がいる 誰も見向きもしなくても
肩を組んで笑ってきた 僕らはきっと負けない
線路のない道をゆく 想像を超えて進みたい
歯車のように噛み合う 力は一人じゃ伝わらない
長年彼女たちを見てきた中田さんだからこそ書ける詞だと思った。
Perfumeの歴史を知っている人であればどれも思い当たる場面が浮かぶようなフレーズばかりが並んでいる。
お客さんが2人しか集まらなかった時代から、今ではドームでライブが出来るまでに大きくなった。
それは決して1人で成し遂げたものではなく3人だから出来たこと。辛い時代も3人で笑いながら、励まし合って歩いてきた。
彼女たちの周りに実力を持ったクリエイターが集ったことで、彼女たちの魅力はまるで歯車が噛み合ったかのように発揮されることになった。
そしてそれは「気付いてくれた人」たちによって、伝わってゆく。
「いつだって今が 常にスタートライン」。
最新曲でそう歌う彼女たちはこれまでにもたくさんの偉業を成し遂げてきたが、きっとこれからも「次」を見据えて、新しい何かを見せてくれるはずだ。
やっぱり私は「Perfume」はもはや彼女たちの肩書を示す言葉だけではなくて、彼女たちとその周りで起こっているこの奇跡的な出来事や、それを受けて巻き起こったこのブームまでをも総称する「プロジェクトそのもの」を示す言葉のような気がしてならない。
ここまでの文章をふまえて、ぜひ以下の映像をご覧いただきたい。
Perfumeがデビュー10周年を迎えた2015年9月21日、全国同時にたった1度だけオンエアされたCMだ。
はじめは、ただただ楽しかった。
お母さんたちが、最初のファンになってくれて。
夢中だった。がむしゃらだった。
どんなときも、3人一緒だった。
泣きたいことも、たくさんあった。
そのたびに、みんなの声に力をもらった。
あきらめたくなかった。
チームのみんなが、いつもそばにいてくれたから。
あなたがいたから、私はここに立っている。
ありがとう以上の言葉があればいいのに。
わたしたちだけが、Perfumeなんじゃない。
一緒に歩んできたみんなが、Perfumeなんだ。
最後に。
彼女たちのおもしろいところは、ここまで緻密に計算されたような世界観を作り上げるようなプロフェッショナルとしての一面もある一方で、抜けたところも多いということ。
3人ともわりと天然な一面もある。上京しても広島弁をしゃべり続けているのも良い。
ドキュメンタリー映画ではそんな彼女たちの微笑ましいオフショットもおさめられている。
それと共に、ステージ上で「そんな、まさか…!」と思うようなミスを起こすシーンもあった。
のっちがそれはもう盛大に振り付けを間違えるのだ。
フリは違う、立ち位置は違う、なぜか勝手に前に出る。
挙句あ〜ちゃんの目の前に移動し、完全にかぶった位置で踊る。
はぁ?何この人?というようななんとも言えない冷たい目線を送りながら冷静に対処し踊り続けるあ〜ちゃん。
それでも気付かず間違えたまま踊り続けるのっち。間違いに気付いた瞬間呆然と立ちつくすのっち。
もはやとんでもない大事件である。
そんな珍場面が映画という作品として後世に残っていくのかと考えると奇跡のように感じる。のっち、持っている。
文字にして表すとなんだか深刻なミスのようにも感じられてしまうが、このシーンの編集が絶妙だった。
ステージを終えた彼女たちは控室で爆笑しながらこの時のことを語り合う。それを副音声のように使用し、合わせて間違えた瞬間の映像をまるで検証するかのごとく映しだすのだ。
映画館だというにも関わらず、大笑いしてしまった。
これだから、私はPerfumeが大好きなのだ。
***
いよいよドキュメンタリー映画のディスク発売日が発表になったので、ぜひたくさんの方に見てほしい。
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