このエントリーはAtlassian(JIRA , Confuence, Trello, Bitbucket)のTips Advent Calendar 2017の6日目です。
第25回 Tokyo Atlassian ユーザーグループで同名の登壇をしてきました。
登壇資料の中にも書いたけどTrelloで見たいのはカードの状態ですが、ついつい作るのが面倒なタスクはカードを作らずにシュッとやってしまいがちではないでしょうか。それ自体はすごく気持ちがわかりますが「シュッとやるタスクが沢山ある」場合に作業が暗黙的になりがちです。ですのでカードの管理を自動化するのはとても良いことです。
やり方は色々あって繰り返し作業の登録だけならCard Repeaterで出来ます。
Trelloのカードリピート機能を使ってみた – サーバーワークスエンジニアブログ
ですが例えばイベント開催のような場合、大きなチケットとしてカードを作ってしまうとずっと状態が変化しません(中でチェック・ボックスによって可視化はされるけどずっと作業中のところに居るチケットになる)そこで小分けしたいですし、イベント開催ってある程度やること決まってるのでドカンと作りたいですよね。そういうところもAPI経由で自動化しました。
なんでGASとスプレッドシートなの?
理由は無料ってのもあるんですけど登録されるタスクの変更はエンジニア以外もしたいですよね。Card Repeaterも簡単なのですがやっぱ一覧で作業出来て慣れてるUIが良いだろうってことでスプレッドシートを採用しました。スプレッドシートであれば営業さんでも安心して使えるはず。そういうところで導入ハードルを下げることとメンテナを自分以外にも任せれることでスケールしやすさを考えスプレッドシートにしました。
資料には書いてないこと
単にTrelloおじさんを自動化で撲滅したら次は自動化おじさんが生まれます。これはJenkinsおじさんを撲滅したらCircle CIおじさんが生まれるのと同じで便利なツールを導入したら周りは喜ぶけどメンテナは地獄って構図はどこでもあります。だからこそメンテナを自分以外に出来る体制はとても大切ですし、そういうコントロールしやすい場所や知識を共有しやすい場所を用意してあげることが自動化では大切です。Trelloの良いところはわかりやすいUIであることですし、それによってエンジニア以外の人も使いやすいツールです。ですので勿論Trelloのメンテナンス自体もみんな出来るようにすることが大切です。
メールが埋もれる問題もTrelloが便利
未読管理とかメールの管理は色々あるだろうけど例えばメーリングリストに来るWeb経由お問い合わせとか誰のタスクが埋もれたりしませんか?そういうのはメールをTrelloのメール連係に転送する感じで使うのが便利です。
メールはThreadが深くなるとどちらがボールを持ってるのかも分かりにくいのでそういう管理をされてる場合にも是非ご検討ください。
おまけ
お客様とのメールもTrelloのチケットにすると状態がわかり漏れがなくなってめちゃめちゃ便利です。そこでオススメなGoogle拡張があります。
これはオススメの一品です。
といった感じでTrello、めちゃめちゃ可視化に便利なので使っていきましょう。