彼個人の名前の冠番組、例えば「まつもtoなかい」なんかはタイトルが変わってしまいましたから、松本人志さんが復帰するのはなかなか大変だと思います。
一方、「水曜日のダウンタウン」や「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」や「ダウンタウンDX」は「水曜日の浜田雅功」や「浜田雅功のガキの使いやあらへんで」にはなっておらず、浜田さんが番組を守っているので、おそらく浜田さんは「いずれダウンタウン名義の冠番組には復帰させたい」と思っているのだと思います。
浜田さんがその意向なら、かつてはダウンタウンのマネージャーでそのおかげで社長になれた今の吉本興業の社長は自分より偉い浜田さんの意向に逆らえるわけがないので、現社長派と浜田さんが失脚するようなことがない限り、吉本興業もその方向(テレビ復帰)を模索することに違いはないでしょう。
今までの傾向として、YouTubeに軸足を移した芸能人や芸人はテレビには原則呼ばれなくなるというものがあります。テレビ業界の人にとってはYouTubeをやるっていうのは「はーん。テレビに出る気はもうないんだね」と認識されるようです。
だから梶原雄太さんはテレビに出るときは「梶原雄太」で出て、YouTubeでは「カジサック」とわざわざ名前を変えて「あれ(YouTube)は別名義なんですよ」という感じにしてますよね。
松本さんがYouTubeに出演したらそれはおそらくとんでもない数の再生回数を叩きだすと思いますが、反響があまりに大きいがゆえに、テレビ界に与える負のインパクト(ああ、もうテレビは捨てたんですねと思われること)も大きくなりすぎる気がします。
けれど、YouTubeはテレビとは別の存在でも、サブスクの場はそうは思われていません。実際、松本さんもアマゾンプライムで「ドキュメンタル」をやるなど冠番組を持っています。
まずはアマゾンプライムあたりから出てきて、それで様子を見ながらテレビ復帰を目指すのではないかなと思います。あの世代はやっぱり「テレビが一番偉い」と思っているのではないかなと思いますよ。