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オブザーバビリティ研修実践編

 オブザーバビリティ研修実践編

株式会社サイバーエージェント AI事業本部 2024年度エンジニア新卒研修
オブザーバビリティ研修実践編(一部社内向けの内容)

Shota Iwami

May 22, 2024
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Transcript

  1. 自己 紹介 岩 見 彰太 / Iwamin 株式会社サイバーエージェント ೥౓৽ଔೖࣾ "*ࣄۀຊ෦ڠۀϦςʔϧϝσΟΞ%JW

    アプリ運 用 カンパニー @BIwashi @B_Sardine ࣗಈੜ੒Λ׆༻ͨ͠ɺӡ༻อकίετΛ཈͑Δ&SSPS"MFSU 3VOCPPLͷҰݩू໿؅ཧ 'FBUVSF'MBH%FFQ%JWF4QFBLFS%FDL
  2. 注意 • ハンズオンでは少し Go を書きます 多 言 語でも似たように記述したりするので雰囲気を掴んでもらえればOKです • 全員共通の

    AWS、Datadog アカウントを使います Perman で 入 れるようになっていればOK • ツール群に関してはさわりぐらいしか解説できません ハンズオンの時間に遊んでみましょう!
  3. ๺ւಓཱྀߦɾ๺ւಓπΞʔͳΒཱྀ֨҆ߦͷ+53*1 北海道旅 行 に 行 こう 新千歳空港 札幌観光 小 樽観光

    網 走 観光 旭 山 動物園 旭川空港 札幌 ・小 樽 知床 ・ 網 走 富良野 ・ 美瑛 ・ 旭川
  4. 北海道旅 行 に 行 こう ๺ւಓཱྀߦɾ๺ւಓπΞʔͳΒཱྀ֨҆ߦͷ+53*1 新千歳空港 札幌観光 小 樽観光

    網 走 観光 旭 山 動物園 旭川空港 札幌 ・小 樽 知床 ・ 網 走 富良野 ・ 美瑛 ・ 旭川 空港 札幌 小 樽 網 走 監獄 旭 山 動物園 空港
  5. 北海道旅 行 に 行 こう ๺ւಓཱྀߦɾ๺ւಓπΞʔͳΒཱྀ֨҆ߦͷ+53*1 新千歳空港 札幌観光 小 樽観光

    網 走 観光 旭 山 動物園 旭川空港 札幌 ・小 樽 知床 ・ 網 走 富良野 ・ 美瑛 ・ 旭川 空港 札幌 小 樽 網 走 監獄 旭 山 動物園 空港 財布紛失!
  6. 北海道旅 行 に 行 こう ๺ւಓཱྀߦɾ๺ւಓπΞʔͳΒཱྀ֨҆ߦͷ+53*1 新千歳空港 札幌観光 小 樽観光

    網 走 観光 旭 山 動物園 旭川空港 Service A Sevice B Service C func 1 func 2 func 3 func 4 func 5 func 5 旅 行 (リクエスト)して返ってきたら 財布がなくっていた(エラー発 生 ) Error
  7. 北海道旅 行 に 行 こう ๺ւಓཱྀߦɾ๺ւಓπΞʔͳΒཱྀ֨҆ߦͷ+53*1 新千歳空港 札幌観光 小 樽観光

    網 走 観光 旭川動物園 旭川空港 Service A Sevice B Service C func 1 func 2 func 3 func 4 func 5 func 5 旅 行 (リクエスト)して返ってきたら 財布がなくっていた(エラー発 生 ) Error Ͳ͜ͰԿ͕ى͖͍͔ͯͨ೺Ѳ͢Δͷ͕େ੾
  8. ソフトウェアシステムにおけるo 11 y • 制御理論の尺度として使われていたオブザーバビリティをソフトウェア領域 に拡張 • ソフトウェアにオブザーバビリティを持たせるための要件 by オブザーバビリティ

    ・ エンジニアリング 予想できないことが起こったとしても、どのような状態に陥っているか理解する アプリケーションの内部構造を理解する 外部ツールを使って観測 ・ 調査し、内部構造を理解する コードを改修することなく、内部情報を理解する
  9. Monitoring と Observability の違い ϞχλϦϯάʢ؂ࢹʣ ΦϒβʔόϏϦςΟʢՄ؍ଌੑʣ ௐࠪ γεςϜͷঢ়ଶΛط஌ͷᮢ஋ͱর߹ ໰୊͕Ͳ͜Ͱͳͥൃੜ͍ͯ͠Δ͔൓෮ ୳ࠪతͳௐ͕ࠪՄೳ

    Ξϓϩʔν ϦΞΫςΟϒͳΞϓϩʔν ط஌ɾະ஌ʹؔΘΒͣɺੵۃతͳΞϓ ϩʔν ࠷ߴͷσόοΨʔ ૊৫ʹ௕͍͘Δऀ ࠷΋޷ح৺͕ߴ͍ΤϯδχΞ ӅΕͨ໰୊΍ൃݟʹରͯ͠ ຊ౰ͷ໰୊͕ݟ͑ʹ͍͘ɺঢ়ଶͷ؇ ࿨Λ·ͣͯ͠͠·͏ ਖ਼͍͠౴͑Λಋ͖ग़ͨ͢ΊʹσʔλΛ ௥͏ πʔϧؒ΍ඃٙՕॴؒͷ૬ؔ ݻ༗ͷඇޓ׵΍ໃ६͕ൃੜ͠ɺ૬ؔ Λಋ͖ग़͢ͷ͜ͱʹۤ࿑ ໌֬ͳσʔλʹͳ͓ͬͯΓɺͲͷΤϯ δχΞͰ΋୳ࡧՄೳ ো֐ྖҬͷ༧૝ ߥ͍ϨϕϧͷϝτϦΫεͱͻΒΊ͖ Λ૊Έ߹ΘͤΔ ෼ࢄτϨʔε΍ෳ਺ͷγάφϧΛ૊Έ ߹Θͤͯ၆ᛌ 【書評】オブザーバビリティ ・ エンジニアリング | DevelopersIO
  10. Monitoring と Observability の違い ϞχλϦϯάʢ؂ࢹʣ ΦϒβʔόϏϦςΟʢՄ؍ଌੑʣ ௐࠪ γεςϜͷঢ়ଶΛط஌ͷᮢ஋ͱর߹ ໰୊͕Ͳ͜Ͱͳͥൃੜ͍ͯ͠Δ͔൓෮ ୳ࠪతͳௐ͕ࠪՄೳ

    Ξϓϩʔν ϦΞΫςΟϒͳΞϓϩʔν ط஌ɾະ஌ʹؔΘΒͣɺੵۃతͳΞϓ ϩʔν ࠷ߴͷσόοΨʔ ૊৫ʹ௕͍͘Δऀ ࠷΋޷ح৺͕ߴ͍ΤϯδχΞ ӅΕͨ໰୊΍ൃݟʹରͯ͠ ຊ౰ͷ໰୊͕ݟ͑ʹ͍͘ɺঢ়ଶͷ؇ ࿨Λ·ͣͯ͠͠·͏ ਖ਼͍͠౴͑Λಋ͖ग़ͨ͢ΊʹσʔλΛ ௥͏ πʔϧؒ΍ඃٙՕॴؒͷ૬ؔ ݻ༗ͷඇޓ׵΍ໃ६͕ൃੜ͠ɺ૬ؔ Λಋ͖ग़͢ͷ͜ͱʹۤ࿑ ໌֬ͳσʔλʹͳ͓ͬͯΓɺͲͷΤϯ δχΞͰ΋୳ࡧՄೳ ো֐ྖҬͷ༧૝ ߥ͍ϨϕϧͷϝτϦΫεͱͻΒΊ͖ Λ૊Έ߹ΘͤΔ ෼ࢄτϨʔε΍ෳ਺ͷγάφϧΛ૊Έ ߹Θͤͯ၆ᛌ 【書評】オブザーバビリティ ・ エンジニアリング | DevelopersIO γεςϜͷෳࡶ͞΍ن໛͕૿ͯ͠ɺϞχλϦϯάͷݶք͕ݱΕ࢝Ίͨ ΦϒβʔόϏϦςΟͷ஀ੜ👶
  11. Primary Signals • オブザーバビリティの主要なシグナル(not 三本柱) There is a really good

    chance that you have heard about the "Three Observability Pillars", which are metrics, logs, and traces. They are commonly mentioned and probably what you're going to start with. We like to think of them as the "primary signals" instead of "three pillars" for two reasons: Pillars carry an implicit meaning of being foundational. They are a safe place to start, yet are not always required at the same time. In fact, basing on one or two signals with a small mix of others can be a valid trade-off to improve cost efficiency (e.g. metrics and logs with ad-hoc tracing). Recently, more signals are becoming popular in open-source communities like application profiles (continuous profiling) and crash dumps. New signals with new semantics may also arise in the near future, and those interested in this topic should keep an eye open for them. by cndf/tag-Observability
  12. Primary Signals • オブザーバビリティの主要なシグナル(not 三本柱) ϝτϦΫεɺϩάɺτϨʔεͰ͋ΔʮՄ؍ଌੑͷ3ͭͷபʯʹ͍ͭͯฉ͍ͨ͜ͱ͕͋ΔՄೳੑ͸ඇৗʹߴ͍Ͱ͢ɻ͜ ΕΒ͸Ұൠతʹݴٴ͞Ε͓ͯΓɺ͓ͦΒ͘࠷ॳʹ࢝ΊΔ΋ͷͰ͢ɻࢲͨͪ͸͜ΕΒΛʮ3ͭͷபʯͰ͸ͳ͘ʮओཁͳ γάφϧʯͱߟ͍͑ͨͱߟ͍͑ͯ·͢ɻͦͷཧ༝͸࣍ͷ2ͭͰ͢ɻ பʹ͸ɺجૅͱͳΔͱ͍͏҉໧ͷҙຯ͕ࠐΊΒΕ͍ͯ·͢ɻ͜ΕΒ͸҆શʹ࢝ΊΔ͜ͱ͕Ͱ͖·͕͢ɺඞͣ͠΋ಉ࣌ ʹඞཁʹͳΔΘ͚Ͱ͸͋Γ·ͤΜɻ࣮ࡍɺ1ͭ·ͨ͸2ͭͷ৴߸ʹج͍ͮͯଞͷ৴߸Λগࠞͥ͠Δ͜ͱ͸ɺίετޮ

    ཰Λ޲্ͤ͞ΔͨΊͷ༗ޮͳτϨʔυΦϑͱͳΔՄೳੑ͕͋Γ·͢ (ΞυϗοΫ τϨʔεʹΑΔϝτϦΫεͱϩά ͳͲ)ɻ࠷ۙɺΦʔϓϯιʔε ίϛϡχςΟͰ͸ɺΞϓϦέʔγϣϯ ϓϩϑΝΠϧ (ܧଓతϓϩϑΝΠϦϯά) ΍ ΫϥογϡμϯϓͳͲͷγάφϧ͕ਓؾΛूΊ͍ͯ·͢ɻ͍ۙকདྷɺ৽͍͠ηϚϯςΟΫεΛඋ͑ͨ৽͍͠γάφϧ ΋ग़ݱ͢ΔՄೳੑ͕͋ΔͨΊɺ͜ͷτϐοΫʹڵຯ͕͋Δਓ͸ɺৗʹ໨ΛޫΒ͓ͤͯ͘ඞཁ͕͋Γ·͢ɻ by cndf/tag-Observability
  13. Primary Signals • オブザーバビリティの主要なシグナル(not 三本柱) ϝτϦΫεɺϩάɺτϨʔεͰ͋ΔʮՄ؍ଌੑͷ3ͭͷபʯʹ͍ͭͯฉ͍ͨ͜ͱ͕͋ΔՄೳੑ͸ඇৗʹߴ͍Ͱ͢ɻ͜ ΕΒ͸Ұൠతʹݴٴ͞Ε͓ͯΓɺ͓ͦΒ͘࠷ॳʹ࢝ΊΔ΋ͷͰ͢ɻࢲͨͪ͸͜ΕΒΛʮ3ͭͷபʯͰ͸ͳ͘ʮओཁͳ γάφϧʯͱߟ͍͑ͨͱߟ͍͑ͯ·͢ɻͦͷཧ༝͸࣍ͷ2ͭͰ͢ɻ பʹ͸ɺجૅͱͳΔͱ͍͏҉໧ͷҙຯ͕ࠐΊΒΕ͍ͯ·͢ɻ͜ΕΒ͸҆શʹ࢝ΊΔ͜ͱ͕Ͱ͖·͕͢ɺඞͣ͠΋ಉ࣌ ʹඞཁʹͳΔΘ͚Ͱ͸͋Γ·ͤΜɻ࣮ࡍɺ1ͭ·ͨ͸2ͭͷ৴߸ʹج͍ͮͯଞͷ৴߸Λগࠞͥ͠Δ͜ͱ͸ɺίετޮ

    ཰Λ޲্ͤ͞ΔͨΊͷ༗ޮͳτϨʔυΦϑͱͳΔՄೳੑ͕͋Γ·͢ (ΞυϗοΫ τϨʔεʹΑΔϝτϦΫεͱϩά ͳͲ)ɻ࠷ۙɺΦʔϓϯιʔε ίϛϡχςΟͰ͸ɺΞϓϦέʔγϣϯ ϓϩϑΝΠϧ (ܧଓతϓϩϑΝΠϦϯά) ΍ ΫϥογϡμϯϓͳͲͷγάφϧ͕ਓؾΛूΊ͍ͯ·͢ɻ͍ۙকདྷɺ৽͍͠ηϚϯςΟΫεΛඋ͑ͨ৽͍͠γάφϧ ΋ग़ݱ͢ΔՄೳੑ͕͋ΔͨΊɺ͜ͷτϐοΫʹڵຯ͕͋Δਓ͸ɺৗʹ໨ΛޫΒ͓ͤͯ͘ඞཁ͕͋Γ·͢ɻ by cndf/tag-Observability
  14. メトリクス • システムの健康状態 • システムの状態を常に記録する CPU、メモリ、I/O、レスポンスタイム、エラーレート etc … • 「既知の未知のもの」に対する最も効率的なシグナル

    例   CPU使 用 率が徐々に増加している   レスポンスタイムがとあるデプロイから悪化している • トラフィックが増加してもボリュームが増えるようなものではないので、コ ストが予測可能
  15. ログ • あらゆる操作などを保存するテキストデータ • 全てのイベントを記録しておくと、根本的な分析をする際や障害時にアプリケーションの状態を 理解できる • 種類 アプリケーションログ アプリケーション内で発

    生 したイベント セキュリティーログ ログインの失敗、パスワード変更、認証の失敗、リソースアクセス、リソースの変更など システムログ 物理デバイスと論理デバイスと扱うカーネルレベルのメッセージなど 監査ログ ユーザーのアクティビティの記録、システムの応答 インフラストラクチャログ API、syslog やオンプレ ・ クラウドなどのインフラ管理部分
  16. 構造化イベント(ログ) • システムがどのような状態であっても、データを任意かつ詳細に繰り返し分 析できなくてはならない by cndf/tag-Observability • イベントとは つまりとあるリクエストが来てレスポンスを返すまでの間に内部に発 生

    した全ての記録 • 任意かつ詳細に繰り返し分析 ユニークなリクエストIDや変数の値、callしたサービスなどを簡単に検索できるようにする αʔϏε΁ͷӨڹΛཧղ͢ΔͨΊʹɺ͋ΔಛఆͷϦΫΤετ͕ͦͷαʔϏεͱ΍ΓऔΓ Λ͍ͯ͠Δؒʹൃੜͨ͠શͯͷه࿥ͷ͜ͱ by ΦϒβʔόϏϦςΟɾΤϯδχΞϦϯά
  17. time=2024-05-13T16:36:31.168Z level=INFO msg=dbQuery service=handson env=dev trace.id=hoge span.id=foo dd.git.commit.sha=sha dd.git.repository=github.com/ example/handson

    構造化イベント(ログ) { "time": "2024-05- 13T16:39:39.585656469Z", "level": "INFO", "msg": "dbQuery", "service": "handson", "env": “dev", "trace.id": "hoge", "span.id": "foo", "dd.git.commit.sha": "sha", "dd.git.repository": "github.com/example/handson" }
  18. time=2024-05-13T16:36:31.168Z level=INFO msg=dbQuery service=handson env=dev trace.id=hoge span.id=foo dd.git.commit.sha=sha dd.git.repository=github.com/ example/handson

    構造化イベント(ログ) { "time": "2024-05- 13T16:39:39.585656469Z", "level": "INFO", "msg": "dbQuery", "service": "handson", "env": “dev", "trace.id": "hoge", "span.id": "foo", "dd.git.commit.sha": "sha", "dd.git.repository": "github.com/example/handson" } ,FZWBMVFʹ͢Δͱ,FZͰݕࡧͳͲͰ͖Δ
  19. Trace と Span • Trace Span によって盲 目 的に定義される 全ての

    Span の 大 元、集約 • Span トランザクション内の操作 次の状態をカプセル化 操作名 開始と終了のタイムスタンプ 属性値 親 span の識別 子 Span参照に必要な SpanContext 0QFO5FMFNFUSZ5SBDF
  20. { "name": "hello", "context": { "trace_id": "0x5b8aa5a2d2c872e8321cf37308d69df2", "span_id": "0x051581bf3cb55c13" },

    "parent_id": null, "start_time": "2022-04-29T18:52:58.114201Z", "end_time": "2022-04-29T18:52:58.114687Z", "attributes": { "http.route": "some_route1" }, "events": [ { "name": "Guten Tag!", "timestamp": "2022-04-29T18:52:58.114561Z", "attributes": { "event_attributes": 1 } } ] } SpanContext { "name": "hello-greetings", "context": { "trace_id": "0x5b8aa5a2d2c872e8321cf37308d69df2", "span_id": "0x5fb397be34d26b51" }, "parent_id": "0x051581bf3cb55c13", "start_time": "2022-04-29T18:52:58.114304Z", "end_time": "2022-04-29T22:52:58.114561Z", "attributes": { "http.route": "some_route2" }, "events": [ { "name": "hey there!", "timestamp": "2022-04-29T18:52:58.114561Z", "attributes": { "event_attributes": 1 } }, { "name": "bye now!", "timestamp": "2022-04-29T18:52:58.114585Z", "attributes": { "event_attributes": 1 } } ] } ਌TQBO ࢠTQBO
  21. { "name": "hello", "context": { "trace_id": "0x5b8aa5a2d2c872e8321cf37308d69df2", "span_id": "0x051581bf3cb55c13" },

    "parent_id": null, "start_time": "2022-04-29T18:52:58.114201Z", "end_time": "2022-04-29T18:52:58.114687Z", "attributes": { "http.route": "some_route1" }, "events": [ { "name": "Guten Tag!", "timestamp": "2022-04-29T18:52:58.114561Z", "attributes": { "event_attributes": 1 } } ] } SpanContext { "name": "hello-greetings", "context": { "trace_id": "0x5b8aa5a2d2c872e8321cf37308d69df2", "span_id": "0x5fb397be34d26b51" }, "parent_id": "0x051581bf3cb55c13", "start_time": "2022-04-29T18:52:58.114304Z", "end_time": "2022-04-29T22:52:58.114561Z", "attributes": { "http.route": "some_route2" }, "events": [ { "name": "hey there!", "timestamp": "2022-04-29T18:52:58.114561Z", "attributes": { "event_attributes": 1 } }, { "name": "bye now!", "timestamp": "2022-04-29T18:52:58.114585Z", "attributes": { "event_attributes": 1 } } ] } ਌TQBO ࢠTQBO
  22. アプリ運 用 カンパニー • 協業で開発しているサービス内部で別ベン ダーのAPIを複数叩く必要があった • 非 機能要件で「 自

    分達で管理している部分 でのRPS」があったため、外部APIを除い た時間を計測する必要がった 0OMZ$"4FSWJDF $"4FSWJDF &YUFSOBM4FSWJDF" &YUFSOBM4FSWJDF#
  23. 計装 Instrument • Trace や Span などのシグナルを送るためにロジックを実装すること 手 動計装 コードの変更が必要

    OTel Registory のように、既存のライ ブラリを wrap することで計装してく れるものなどもある 自 動計装 既存のアプリケーションコードを変更 することなく計装 eBPF(後述)などを使 用 DataDog/orchestrion などの静的解析 を使 用 して 自 動計装するなどもある %BUB%PHPSDIFTUSJPO"UPPMGPS BEEJOHJOTUSVNFOUBUJPOUP(PDPE 3FHJTUSZc0QFO5FMFNFUSZ
  24. Observability を 支 える技術 • OpenTelemetry(後で詳細に説明) ベンダーやツールに依存せず、テメトリーシグナルを作成および管理するために設計されたo 1 1 y

    フレームワークおよびツールキット • eBPF Extend Berkeley Packet Filter Linux カーネルのソースコード変更やモジュールを追加することなく Linux カーネル内部でプログラム を実 行 できる技術 アプリケーション側のコードを変更することなくo 11 yを計装できるとして注 目 • Datadog, Grafana, Jaeger, Prometheus etc … 03FJMMZ+BQBOೖ໳F#1'
  25. OpenTelemetry Protocol(OTLP) • Protocol Bu ff ers で定義され gRPC を使

    用 する、テレメトリデータのプロト コル • ベンダーに依存せずに各サービス間でテレメトリーデータをやり取りする際 に使 用 可能
  26. Receiver • 送信されてきた signal を受け取り変換する • OTLP はもちろん Prometheus 形式(

    一 部サポート外)にも対応 0QFO5FMFNFUSZͱ1SPNFUIFVT!"P5P ,FOUP,JNVSB 2JJUB
  27. Processor • フィルタリングやサンプリング、エンリッチングなど Exporter に送信する前 に処理を 行 いデータを変換する • Datadog

    でも Datadog Agent 内部や Datadog に取り込んだ後の Grock パーサを 用 いた Log Pipeline でも 同じようなことができる 0QFO5FMFNFUSZͱ1SPNFUIFVT!"P5P ,FOUP,JNVSB 2JJUB
  28. Connector • 二 つのテレメトリーパイプラインを繋ぐ • それぞれの Exporter、Receiver としての機能を持つ • Connector

    で扱うデータの型は同 一 のままでも変換することも可能 • データ型の変換を 行 う場合はこの component を使 用 する(Procssor で 行 う のは 非 推奨) 0QFO5FMFNFUSZͱ1SPNFUIFVT!"P5P ,FOUP,JNVSB 2JJUB
  29. import ( ... "go.opentelemetry.io/otel/exporters/otlp/otlptrace/ otlptracehttp" "go.opentelemetry.io/otel/trace" ... ) var (

    tracer trace.Tracer collectorURL = os.Getenv("OTEL_EXPORTER_OTLP_ENDPOINT") ) func Init(ctx context.Context) (exporter, error) { httpExporter, _ := otlptracehttp.New( ctx, otlptracehttp.WithEndpoint(collectorURL), otlptracehttp.WithInsecure(), ) exporter := httpExporter r, _ := newResouce() tp := sdktrace.NewTracerProvider( sdktrace.WithResource(r), sdktrace.WithSampler(sdktrace.AlwaysSample()), sdktrace.WithBatcher(exporter), ) tracer = tp.Tracer(version.Get().ServiceName) otel.SetTracerProvider(tp) return exporter, nil } Tracer の作成 • サービスで 一 つ tracer を初期化
  30. import ( ... "go.opentelemetry.io/otel/exporters/otlp/otlptrace/ otlptracehttp" "go.opentelemetry.io/otel/trace" ... ) var (

    tracer trace.Tracer collectorURL = os.Getenv("OTEL_EXPORTER_OTLP_ENDPOINT") ) func Init(ctx context.Context) (exporter, error) { httpExporter, _ := otlptracehttp.New( ctx, otlptracehttp.WithEndpoint(collectorURL), otlptracehttp.WithInsecure(), ) exporter := httpExporter r, _ := newResouce() tp := sdktrace.NewTracerProvider( sdktrace.WithResource(r), sdktrace.WithSampler(sdktrace.AlwaysSample()), sdktrace.WithBatcher(exporter), ) tracer = tp.Tracer(version.Get().ServiceName) otel.SetTracerProvider(tp) return exporter, nil } Tracer の作成 • Exporter を作成 今回のハンズオンでは、sidecar してい る Datadog Agent に対して送信)
  31. import ( ... "go.opentelemetry.io/otel/exporters/otlp/otlptrace/ otlptracehttp" "go.opentelemetry.io/otel/trace" ... ) var (

    tracer trace.Tracer collectorURL = os.Getenv("OTEL_EXPORTER_OTLP_ENDPOINT") ) func Init(ctx context.Context) (exporter, error) { httpExporter, _ := otlptracehttp.New( ctx, otlptracehttp.WithEndpoint(collectorURL), otlptracehttp.WithInsecure(), ) exporter := httpExporter r, _ := newResouce() tp := sdktrace.NewTracerProvider( sdktrace.WithResource(r), sdktrace.WithSampler(sdktrace.AlwaysSample()), sdktrace.WithBatcher(exporter), ) tracer = tp.Tracer(version.Get().ServiceName) otel.SetTracerProvider(tp) return exporter, nil } Tracer の作成 • Tracer Provider を作成 OTLP を吐き出す Provider を作成
  32. import ( ... "go.opentelemetry.io/otel/exporters/otlp/otlptrace/ otlptracehttp" "go.opentelemetry.io/otel/trace" ... ) var (

    tracer trace.Tracer collectorURL = os.Getenv("OTEL_EXPORTER_OTLP_ENDPOINT") ) func Init(ctx context.Context) (exporter, error) { httpExporter, _ := otlptracehttp.New( ctx, otlptracehttp.WithEndpoint(collectorURL), otlptracehttp.WithInsecure(), ) exporter := httpExporter r, _ := newResouce() tp := sdktrace.NewTracerProvider( sdktrace.WithResource(r), sdktrace.WithSampler(sdktrace.AlwaysSample()), sdktrace.WithBatcher(exporter), ) tracer = tp.Tracer(version.Get().ServiceName) otel.SetTracerProvider(tp) return exporter, nil } Tracer の作成 • Tracer を作成
  33. import ( ... "go.opentelemetry.io/otel/trace" ... ) var ( tracer trace.Tracer

    ) func StartSpan(ctx context.Context, name string) (consaistext.Context, trace.Span) { return tracer.Start(ctx, name) } Span の実装 • Span の開始 Span を 入 れたい部分にこれを差し込む
  34. func exampleFunction(ctx context.Context) { // NOTE: OpenTelemetry span ctx, span

    := tracer.StartSpan(ctx, "exampleFunction") defer span.End() ... } Span の実装 • Span の計装 Span を 入 れたい部分にこれを差し込む
  35. import ( ... "net/http" "go.opentelemetry.io/contrib/instrumentation/net/http/otelhttp" ... ) ... httpClient :=

    &http.Client{ // NOTE: OpenTelemetry instrumentation Transport: otelhttp.NewTransport(http.DefaultTransport), } req, _ := http.NewRequestWithContext(ctx, http.MethodGet, "https://httpbin.org/get", nil) resp, _ := h.httpClient.Do(req) defer resp.Body.Close() ... Registry • 例:net/http Span を 入 れたい部分にこれを差し込む Transporter に OTel のライブラリを噛ませる
  36. import ( ... "net/http" "go.opentelemetry.io/contrib/instrumentation/net/http/otelhttp" ... ) ... httpClient :=

    &http.Client{ // NOTE: OpenTelemetry instrumentation Transport: otelhttp.NewTransport(http.DefaultTransport), } req, _ := http.NewRequestWithContext(ctx, http.MethodGet, "https://httpbin.org/get", nil) resp, _ := h.httpClient.Do(req) defer resp.Body.Close() ... Registry • 例:net/http Span を 入 れたい部分にこれを差し込む Transporter に OTel のライブラリを噛ませる
  37. Datadog • モニタリング SaaS の 一 つ • 社内だと 一

    番使われてそう AI事業本部でもかなり採 用 されている印象 43&5FDIOPMPHZ.BQcגࣜձࣾαΠόʔΤʔδΣϯτ
  38. Datadog • 詳しい使い 方 が知りたければ Datadog Learning Center がおすすめ 2週間ほど有効な

    Datadog アカウントが付与 (期限を過ぎても再度アクセスすればまた使える) instruqt というラーニングツールを 用 いて実際に vm を 立 てて、そこに対して Agent を 入 れ たり、WEBアプリのログを吐かせたり、はたまた動いているWEBアプリに対してSynthetic Testingを実 行 したり、実際に RUM を 入 れて 見 たりと 一 通りの Datadog の機能を試すことが できる • Datadog の 一 通りの使い 方 はこれでわかる %BUBEPHೝఆࢿ֨ʢ%BUBEPH'VOEBNFOUBMTʣΛऔͬͯΈͨ
  39. Log • CloudWatch Logs や Datadog Agent など経由で送った Log を

    見 れる • Log を構造化すると、facets など key で絞り込めて便利
  40. APM Trace • APM = Application Performance Monitoring • Traceを

    見 れる これを後で作ってもらいます
  41. APM Error Tracking • Error に error.message / error.king /

    error.stack を 入 れると認識 %BUBEPHόοΫΤϯυΤϥʔͷ௥੻
  42. GitOps とは GitOps is an operational framework that takes DevOps

    best practices used for application development such as version control, collaboration, compliance, and CI/CD, and applies them to infrastructure automation. by GitLab
  43. GitOps とは • GitOps は Weaveworks 社が提唱 • インフラとアプリケーションの両 方

    を含めたシステム全体のコードを Git を 使って管理する • Git を信頼できる唯 一 の情報源とする • Git をみると全ての情報が分かる(宣 言 的に管理されている) GitOps ͸ɺόʔδϣϯ؅ཧɺίϥϘϨʔγϣϯɺίϯϓϥΠΞϯεɺCI/CD ͳͲͷΞϓϦέʔγϣϯ։ൃʹ࢖༻ ͞ΕΔ DevOps ͷϕετ ϓϥΫςΟεΛऔΓೖΕɺΠϯϑϥετϥΫνϟͷࣗಈԽʹద༻͢Δӡ༻ϑϨʔϜϫʔ ΫͰ͢ɻ by GitLab
  44. GitOps のメリット • 直接環境にアクセスしなくていい • 全ての構成変更は Git(PR)を通して 行 われる •

    今 Git で確認できる構成 == 今動いている構成 • 全ての変更が追跡可能
  45. PipeCD • GitOps スタイルの CD • K 8 s だけでなく

    ECS、Lambda、CloudRun、Terraform などを統 一 したUX で管理可能 • 社内の DP 室がメインでメンテナンスしているOSS QJQFDEQJQFDE5IF0OF$%GPS"MM\BQQMJDBUJPOT QMBUGPSNT PQFSBUJPOT^ $/$'4BOECPYʹ΋࠾୒
  46. PipeCD Overview • Git repository の変更を PipeCD が検知 • Git

    の内容を元にインフラリソースを PipeCD が変更する 0WFSWJFXc1JQF$%
  47. PipeCD Concept • Piped 展開するネットワークであるクラスター内で実 行 するバイナリコンポーネント ステートレスなので単 一 のVMやローカルマシン

    などでも実 行 できる • Control Plane デプロイデータを 一 元管理 社内では SaaS としても提供されている 自 分で 立 てることもできる
  48. 概要 • OpenTelemetry を実際に計装してみよう • OTLP をDatadog Agent を経由して Datadog

    APM Trace で 見 れるようにし てみよう • Log と Trace を紐づけてみよう • Monitors でアラートを設定してみよう • ダッシュボードを作ってみよう • (時間が余った 人 )PipeCD のカナリアリリースを試してみよう • (時間が余った 人 )OTel SDK から Datadog SDK に載せ替えてみよう
  49. PipeCD Control Plane • Project Name: ai-handson- 24 https://pipecd.jp/login?project=ai-handson- 24

    • 自 分のアプリケーションの登録などをしてもらいます • Github でログインしてください(Github の SSO を使 用 しています) 社内向け
  50. API

  51. func (h *Handler) handson(w http.ResponseWriter, r *http.Request) (int, error) {

    ctx := r.Context() // Custom Function h.sleep50microsec(ctx) // External API Call if err := h.restHttpBin(ctx, http.MethodGet, "get"); err != nil { return http.StatusInternalServerError, err } // External API Call concurrently errGroup, errCtx := errgroup.WithContext(ctx) errGroup.Go(func() error { return h.restHttpBin(errCtx, http.MethodGet, "get") }) errGroup.Go(func() error { return h.restHttpBin(errCtx, http.MethodPost, "post") }) errGroup.Go(func() error { return h.restHttpBin(errCtx, http.MethodPut, "put") }) if err := errGroup.Wait(); err != nil { return http.StatusInternalServerError, err } // Database Query if err := h.dbQuery(ctx); err != nil { return http.StatusInternalServerError, err } // Random Error if err := h.randomError(radomErrorRate); err != nil { return http.StatusInternalServerError, err } return http.StatusOK, nil } /handson • 一 つだけエンドポイントが 生 えてる
  52. import http from 'k6/http'; import { check } from 'k6';

    export const options = { scenarios: { contacts: { executor: 'constant-arrival-rate', rate: 5, timeUnit: '1s', duration: '2h', preAllocatedVUs: 50, } } } export default function () { let url ='http://localhost:8080/handson'; let response = http.get(url); check(response, { 'is status 200': (r) => r.status === 200, }); } k 6 • 5 rps でサイドカーコンテナが ずっとリクエストを送り続けている
  53. . ├ ─ ─ backend │ ├ ─ ─ app

    │ ├ ─ ─ … │ └ ─ ─ … │ ├ ─ ─ backend-base │ ├ ─ ─ app │ ├ ─ ─ … │ └ ─ ─ … ├ ─ ─ compose.yaml ├ ─ ─ … ├ ─ ─ infrastructure │ ├ ─ ─ env │ └ ─ ─ modules ├ ─ ─ … └ ─ ─ … Repository • backend/ すでに計装されたAPI 分からなくなったらカンニングしてくだ さい • backend-base/ 計装されていないベースのAPI これをコピーして使う • infrastructure/ Terraform などが 入 っています 少し修正してもらいます
  54. backend-base をコピーする • backend-base をコピーして backed-{sukina-name} に変える • コピーしたディレクトリ内の backend-base

    を全て backed-{sukina- name} に置換する • .env.example をコピーして .env を作成する BACKEND_NAME に backed-{sukina-name} をいれる • go.work に backed-{sukina-name} を追加
  55. > make run/backend > curl localhost:8080/handson {"message":"Hello, handson-iwami"} backend-base をコピーする

    • 以下コマンドが実 行 できて動くことを確認する(docker必須) • Hello, handson-{sukina-name} が返ってきたら正解 • ここまでできたら PR を出して merge する
  56. locals { prefixes = [ "backend", "backend-base" ## TODO: Add

    your ecr repository name ] } ECR を作成 • infrastructure/env/base-infra/main.tf の locals.pre fi xes に backed- {sukina-name} を追加(PR出す、コンフリクトするので仲良く) • ${pre fi x}-server-image:handson-api 用 • ${pre fi x}-loadtest-image:loadtest 用
  57. locals { prefixes = [ "backend", "backend-base" ## TODO: Add

    your ecr repository name ] } ECR に GitHub からアクセスできるようにする • infrastructure/env/github-infra/main.tf の locals.pre fi xes に backed- {sukina-name} を追加(PR出す、コンフリクトするので仲良く) • OIDC を使 用 して AWS 認証できるようにする
  58. ECR に image を push する actions を作成 • .github/work

    fl ows/distribute-backend-base.yaml を copy して.github/ work fl ows/distribute-backend-{sukina-name}.yaml とかにする • TODO コメントがついている場所を backend-base → backend-{sukina- name} に変更する • できたら PR を出して merge する
  59. ECR に image を push する actions を作成 • できたら

    work fl ow dispatch で起動してみる
  60. PipeCD 用 の ECS の con fi g を追加 •

    infrastructure/env/handson-api-base を copy して infrastructure/env/ handson-api-{sukina-name} にする • 以下ファイルの TODO 部分を base → {sukina-name} に変更する app.pipecd.yaml PipeCD がアプリケーションを認識するための con fi g servicedef.yaml、taskdef.yaml ECS の設定
  61. apiVersion: pipecd.dev/v1beta1 kind: ECSApp spec: name: handson-api-base labels: env: dev

    layer: backend input: serviceDefinitionFile: servicedef.yaml taskDefinitionFile: taskdef.yaml description: | Service to providing hands-on REST APIs to end- users. eventWatcher: - matcher: name: handson-api-image-update-base labels: app: handson-api-base env: dev handler: type: GIT_UPDATE config: commitMessage: "[backend-base] Upgrade handson-api service to the latest version" replacements: - file: taskdef.yaml yamlField: $.containerDefinitions[0].image ... app.pipecd.yaml • spec.name • PipeCD 側で認識する component の名前 • spec.eventWatcher • 実はさっきの actions の最後に コントロー ルプレーンに対して event を送っている • Event Name が 一 致した際に con fi g の データを書き換える • ECR のイメージが更新されたら、 自 動 的に ECS Task で指定している image の version も変えてくれるようになる
  62. PipeCD CP で application を登録 • app.pipecd.yaml を main に

    merge したので管理対象にいれる • Applications ので +ADD を選択 • Platform Provider で ecs-dev を選択、Application で先ほど name にいれ たものを選択する
  63. ECS に追加されているか 見 に 行 く • ECS -> handson-app-cluster

    に Service が追加されていれば成功 社内向け
  64. Datadog に Log を 見 に 行 く • Datadog

    にログインしてログを 見 に 行 く
  65. // Before logger := slog.New(slog.NewTextHandler(os.Stdout, &slog.HandlerOptions{ Level: slogLevelFromString(flags.LogLevel), }), )

    // After logger := slog.New(slog.NewJSONHandler(os.Stdout, &slog.HandlerOptions{ Level: slogLevelFromString(flags.LogLevel), }), ) ログを構造化してみよう • backend-{sukina-name}/pkg/cli/ entrypoint.go の handler を JSON Handler に変更する • 再び make run/backend を実 行 し て、コンテナ内のログが json 形式 になっていることを確認する • PR を出して merge する • PipeCD によって勝 手 に新しくデプロイさ れるようになっている
  66. 再び Datadog の Log を 見 ると • 左側の Service

    にうまく 行 っていれば 自 分の Service が出ているはず
  67. 再び Datadog の Log を 見 ると • 自 分の

    Service の Log だけを絞り込めるようになっている
  68. 再び Datadog の Log を 見 ると • ログを 見

    ると、key value で 入 れたものが event attribute として認識
  69. // backend-{sukina-name}/app/api/handson/log.go func LogAttributes(ctx context.Context, attrs []any) []any { lattrs

    := []any{ slog.String("env", "dev"), slog.String("service", version.Get().ServiceName), slog.String("version", version.Get().Version), slog.String("git.commit.sha", version.Get().GitCommit), slog.String("git.repository", version.Get().GitRepository), // TODO: Add span and trace IDs to log attributes } return append(lattrs, attrs...) }
  70. OpenTelemetry × Datadog • シグナルと OTEL Collector を経由するパターンと Datadog Agent

    に直接送 るパターンに2種類存在 • 今回は下の 「Datadog Agent を経由」を採 用 %BUBEPHͷ0QFO5FMFNFUSZ
  71. logger.InfoContext(ctx, "Version", slog.String("version", v.String())) // NOTE: Init OpenTelemetry cleanup, err

    := tracer.Init(ctx) if err != nil { logger.ErrorContext( ctx, "Failed to initialize tracer", handson.ErrorLogAttributes(ctx, err)..., ) return err } defer cleanup.Shutdown(ctx) httpServer.HandleFunc("/healthz", func(w http.ResponseWriter, r *http.Request) { Tracerの初期化 • backend-{sukina-name}/app/ api/cmd.go に tracer の初期化処 理を追加 • Init の中 身 は 「 7 . OpenTelemetry を 手 動計装してみる」を参照
  72. func (h *Handler) sleep50microsec(ctx context.Context) { // TODO: Instrument OpenTelemetry

    span time.Sleep(50 * time.Microsecond) } Spanの計装 • backend-{sukina-name}/app/ api/handson/handson.go の function sleep 50 micrisec に span を計装してみよう! • できたらPRをマージしてみよう
  73. 仕組み • Datadog Agent の OTLP Receiver で待ち受ける • サイドカー経由でシグナルを送る

    • taskdef.yaml の環境変数を覗いてみてください %BUBEPHͷ0QFO5FMFNFUSZ
  74. func (h *Handler) sleep50microsec(ctx context.Context) { // NOTE: OpenTelemetry span

    ctx, span := tracer.StartSpan(ctx, "handson.sleep50microsec") defer span.End() time.Sleep(50 * time.Microsecond) } Spanの計装 • こんな感じに 入 れていれば正解
  75. // backend-{sukina-name}/pkg/http/httpserver/server.go func NewServer(port int, gracePeriod time.Duration, logger slog.Logger) *Server

    { s := &Server{ … } s.mux = http.NewServeMux() // s.server.Handler = s.mux s.server.Handler = otelhttp.NewHandler(s.mux, "httpServer") return s } net/http
  76. // backend-{sukina-name}/pkg/http/httpserver/server.go func (s *Server) HandleFunc(…) { // s.mux.Handle(pattern, http.HandlerFunc(handler))

    otelHandler := otelhttp.WithRouteTag(pattern, http.HandlerFunc(handler)) s.mux.Handle(pattern, otelHandler) } net/http
  77. func Init(ctx context.Context, logger slog.Logger) (*sql.DB, error) { … //

    db, err := sql.Open("sqlite3", "file::memory:?cache=shared") db, err := otelsql.Open( "sqlite3", "file::memory:?cache=shared", otelsql.WithAttributes(semconv.DBSystemSqlite), ) if err != nil { return nil, cerror.Wrap(err, "failed to open sqlite") } … return db, nil } database/sql
  78. func LogAttributes(ctx context.Context, attrs []any) []any { span := trace.SpanFromContext(ctx)

    lattrs := []any{ slog.String("env", "dev"), slog.String("service", version.Get().ServiceName), slog.String("version", version.Get().Version), slog.String("git.commit.sha", version.Get().GitCommit), slog.String("git.repository", version.Get().GitRepository), slog.String("trace.id", span.SpanContext().TraceID().String()), slog.String("span.id", span.SpanContext().SpanID().String()), slog.String("dd.service", version.Get().ServiceName), slog.String("dd.version", version.Get().Version), slog.String("dd.env", "dev"), slog.String("dd.git.commit.sha", version.Get().GitCommit), slog.String("dd.git.repository", version.Get().GitRepository), slog.String("dd.trace_id", span.SpanContext().TraceID().String()), slog.String("dd.span_id", span.SpanContext().SpanID().String()), } return append(lattrs, attrs...) } Span ID/Trace ID • ログに Span ID、Trace ID を仕込む • ログが発 生 した際にどこの Trace か がわかるようになる • backend-{sukina-name}/app/ api/handson/log.go に追加してみ よう • Context の中に trace 情報が 入 って いるので取り出して使う
  79. const ( // radomErrorRate = 0.0 radomErrorRate = 0.5 )

    func (h *Handler) randomError(rate float64) error { // TODO: Instrument OpenTelemetry span if rate == 0 { return nil } if rand.Float64() < rate { return cerror.New("random error") } return nil } randomError • backend-{sukina-name}/app/ api/handson/handson.go で 一 定 確率で Error が発 生 する function がある • この rate を 0.5 にしてエラーを発 生 させてみよう
  80. Datadog の Monitors • Error Tracking をベースに Monitor を作成してみよう •

    チャンネルは #ai_kenshu 2 4 _o 11 y_handson に 飛 ばしてみよう
  81. Datadog の SDK 使 用 した計装 • OpenTelemetry の SDK

    から Datadog の SDK に計装し直してみよう • ベンダーロックインがどんなことか分かるが、同時に恩恵も分かるはず (Pޓ׵ੑཁ݅
  82. 出典 ・ 参考資料 • 北海道旅 行・ 北海道ツアーなら格安旅 行 のJ-TRIP •

    航空機の運動 方 程式 土 屋研究室 • オブザーバビリティ ・ エンジニアリング • 【書評】オブザーバビリティ ・ エンジニアリング | DevelopersIO • tag-observability/whitepaper.md at main · cncf/tag-observability • cndf/tag-Observability • Jaeger documentation • OpenTelemetry.Trace • 「CA.go ~ ABEMAのGoを活 用 したFIFA ワールドカップ 生 中継の舞台裏 ~ 」を開催しました! #CAgo | CyberAgent Developers Blog • Registry | OpenTelemetry • DataDog/orchestrion: A tool for adding instrumentation to Go cod • O'Reilly Japan - 入門 eBPF • OpenTelemetryを理解する 第2回: コアのコンポーネント | New Relic • Collector | OpenTelemetry • OpenTelemetry と Prometheus @AoTo 0 33 0 (Kento Kimura) - Qiita • opentelemetry-go-contrib/instrumentation/README.md at main · open-telemetry/opentelemetry-go-contrib • Datadog Go 互換性要件 • SRE Technology Map | 株式会社サイバーエージェント • Datadog 認定資格(Datadog Fundamentals)を取ってみた
  83. 出典 ・ 参考資料 • Datadog バックエンドエラーの追跡 • GitLab • Overview

    | PipeCD • OpenTelemetry 入門 - zenn • 仕様と実装から理解するOpenTelemetryの全体像 • OpenTelemetryのTraceをGoで試してみる - Carpe Diem • cilium/ebpf: ebpf-go is a pure-Go library to read, modify and load eBPF programs and attach them to various hooks in the Linux kernel. • APM の 用 語と概念 Datadog • OpenTelemetryとGrafanaでLogsとMetricsとTracesを接続する #grafana - Qiita • eBPF Introduction - Speaker Deck • The Datadog Learning Center