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Re:19世紀では・・・ (#2227274) | 文部科学省、20大学に研究資金を重点配分 | スラド
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文部科学省、20大学に研究資金を重点配分」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    現在40歳、今年度に地方国立大学准教授(任期なし)に就いた者ですが

    30歳近くまで無収入の学生やって、その後10年間任期付ポストを移ること数回。その間、退職金の積み上げ・保証・諸手当・引っ越し代等はなしの年棒制(金額は同世代のパーマネントと同じか下)。仕事は激務で、9-21時がコアタイム、もちろん土曜日も出勤、日曜は時々休めるかな?て程度だが、残業代はおろか休日出張の補填も無い位のブラック就業環境。

    やっとパーマネントポストに就いたと思ったら、これまでのキャリアはいっさい無視して、職位と年齢で一番下の俸給からスタート。その上、6月からの給与10%, ボーナス20%カット等が続いたため、年収500万程度、、、、、

    これで妻と子供を養うのだから、カツカツですよ。
    はっきり言って学会での懇親会費を払うのも大負担
    自分が無能なら仕方が無いが、周りもに似たり寄ったりの状態だからねぇ。

    こんな待遇では下の世代がついてくる訳無いというのが分からんのかね? >文科省

    • by Anonymous Coward

      年収500万で研究できるなら恵まれてる気がします。
      自分がどれくらいの待遇に値するのか論理的に説明して頂きたい。

      • >年収500万で研究できるなら

        横からですが
        なんだか研究者は好きなことできてうらやましい
        (だから待遇低くても我慢しろ)という発言をよく見ますが

        研究も仕事の一つなの(その他の職業と同程度に)単なる趣味や道楽じゃないの
        嫌なこと・やりたく無いこともしなきゃいけないの
        研究が好きな人も多いが、全員がそうでは無いし、そうある必要は無いでしょ?
        皆さんと同様に、たとえ好きじゃなくても生きていくために仕事しているの
        まさか、好きでもなければ研究=仕事するなとでも?

        論理的かは分からないが#2227207のAC発言のように、職能からすると相対的には低いと思うけど。

        逆に、年収500万円に値する仕事とはどんなのか聞いてみたい。

        • by Anonymous Coward
          昔の大学では貴族様が自腹で研究を行っていた訳でして

          研究費まで自腹でないだけありがたいと思え!

          と、いうのが、大学の歴史上が考えると言えると思うのですが・・・・

          自分の給料で研究資材を買い出して、とうとうSEMまで自費で買った人も知ってます。
          もう「給与はいらんから、研究費くれ!」と、いう究極系ですね。

          海外調査の際の現地決済用に自費で10万ドルほど札束抱えていく人も知っています。

          あとは、お母様にが娘の為と思い、大学の研究室にICP-MS(当時はまだ高く億の桁)を寄付してくれたり・・・・
          • Re:19世紀では・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)

            by Anonymous Coward on 2012年09月08日 0時17分 (#2227274)

            >> ほんの100年前は、こういう人でないと研究なんて出来なかったわけで

            そういう時代には,論文数だの特許数だの国際会議の発表数だのという表面的な数字しか見ない無駄なノルマはありませんでしたから,まさに「自分の金で自分の好きなことをやる」という話ですよね.今は研究費だって「外部から取って来い」と言われ,しかも取ってきたら「間接経費」として大学側にピンハネされる時代ですからねぇ.
            私も寡聞にして「イヤイヤ研究やっていて」というケースでマトモに成果が出ている人は知りません.でも,皆「好きなことだから我慢している」レベルであって,現状で「好きな研究ができて幸せだ」って心から感じている人は *ほとんど* いないと思います.それなのに世間からは「自己満足の研究なんかやるな」「金になる研究をしろ」みたいなことばかり言われていて,この国はどこを目指しているのかサッパリわからないです.土地も資源も無いのに,技術への投資が一番やる気無いというね…

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2012年09月08日 11時59分 (#2227411)

              宣伝になるので詳しくは書きませんが・・・・・

              私の所属する組織では、そういう無意味で下らないノルマを達成する為に
              論文数、著書数、発表数を安易に増加させる方法を開発しサービスとして一部の研究機関様に提供開始しております。
              また外部資金申請の際の申請書添削及びゴーストライターのサービスの提供も行っており、科研費で55%の採択率を達成しております。

              間接費問題及び、国立大学法人や独立行政法人の予算執行規則の閉塞化問題に対応するための新手法を開発し
              そのサービス提供開始を目指して目下準備を進めております。

              上記で触れなかった特許数についてですが、数の価値は薄れつつあるので、
              特許許諾数の増加サービスを提供すべく鋭意準備中ですが、所属研究機関の知財が強欲な為に難航しております。

              その他にも、プレス関係者へのPR等、研究業務を後方から支援する
              法的には問題ないけど道義的に問題のありそうなサービスを各種取りそろえております。
              給与面以外については、当組織のサービスをフルサービスで受ける事で、全部とは言いませんが9割ほどは解決してしまうわけでして・・・・

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                そんなサービスに金かかるせいで研究者の待遇はますます悪くなると。

            • by Anonymous Coward

              > 論文数だの特許数だの国際会議の発表数だのという表面的な数字しか見ない無駄なノルマはありませんでしたから,まさに「自分の金で自分の好きなことをやる」という話ですよね.
              いや「自分の金だから自分の好きなことをやれる」って話でしょ。「他人の金で自分の好きなことをやらせろ。ただしその他人には成果があるのかどうかなど理解させるつもりもない」とでも言いたいの? 何様? 大学教授様?

「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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