どうも、安くてうまい肉が好き。タケルンバです。
「焼肉屋で上を頼まない奴はうんこ(意訳)」という記事を見たので、反射的に書いてみます。その元記事のリンクは貼ってやらん。
「上」がうまいとは限らない
カルビでもロースでも、「並」があって「上」があったりします。が、肉好きとしての率直な感想として、「上」の方がうまいとは限りません。
大抵のお店の場合、上のランクになればなるほど脂が増えます。霜降りになります。が、私みたいな赤身好きにとってはそれはありがた迷惑な話。おいしい脂が好きならば、ランクを上げればいいのだけど、おいしい赤身が好きであれば、ランクを上げる必要がない。
食べもせずに「上」がうまい?
こういう話でもあります。食べもせずに「並」より「上」がうまいと。……誰が決めた?
まあ、なんというかブランド信仰であります。「上」の方がうまい。お値段も高いから。ああそうですか。でも、そういうのって本質的ではないよね。思い込みであるし、決めつけであるし、自分の味覚という基準をないがしろにしているし、そういう偏見ベースで目の前の人間の評価を決める人間にまともな人はいないよね。
早めに別れて良かったね
元記事では「そういう奴とは早めに別れよう」という炎上マーケティングのテンプレ展開になっていたわけですが、男視点で考えると、そういう記事をうのみにするような女性とは、早めに縁が切れたほうが幸せになれます。「並」の方がおいしいから「並」を頼んだのに、「上を頼まねーから、こいつはダメだ」となるくらいであれば、そういう相手とは先がないので、とっとと別れたほうがよろしい。
こういう人には恐らく善意が通用しない。善意も根拠のないへんてこ視点で、全部悪意にとられる可能性がある。「肉は上がうまい」という決め付けと同様に。
善意の勘違い
長く一緒にいるためには「善意の勘違い」が必要だと思っています。良い方に受け取る。邪魔だったから横にずらしておいただけなのに、「あ、私のために片付けてくれたんだ」と受け取ってくれる。良い方へ、良い方へ解釈してくれる。
これが逆だと長続きしない。「悪意の勘違い」が続くと破綻する。どんなに好きあっていた関係でも、何かをやるたびに裏をさぐられ、真意を疑われ、その背景を詮索されれば関係は壊れる。
「社交辞令が効かない会」としては「発言を額面どおりに受け取る」「善意を善意として受け取る」をオススメしておるわけですが、より積極的に会の活動を進めるにあたり、ベテランの会員各位には「善意の勘違い」を勧奨しているところであります。より善意に受け取る。プラスに解釈する。夫婦会員の方には、双方に励行していただくとより効果的であります。
というわけで、並カルビ、並ロースがうまい焼肉屋は素晴らしい店であるし、脂身だけ増えて、ちっともうまくない部位を上カルビと称して高く売りつけようとするお店は滅べるべきであります。肉好きからは以上です。