巷で話題のJBoss Tools。単なるEclipseプラグインというよりはJBoss Seamとセットにして生産性を上げていくための次世代Webアプリ開発環境、といったところです。
まだ触り始めたところなので、間違い等あれば是非ともコメントで突っ込んでくださいませ。
(参考)
http://docs.jboss.org/tools/2.0.0.GA/
まずはセットアップから。
★★★2008/2/27追記★★★
日本JBossユーザグループからオールインワンのインストーラがリリースされています。クリーンかつ一気にセットアップできるので超オススメ!
http://journal.mycom.co.jp/column/ide/025/
http://sourceforge.jp/projects/japan-jbug
★★★★★★★★
以下の組み合わせで進めます。
- JDK5
- JDK6は対応がまだ怪しいらしい
- Eclipse3.3+WTP
- http://www.eclipse.org/downloads/ から「Eclipse IDE for Java EE Developers」を選べば、WTP入りのブツが手に入ります
- JBoss Tools 2.0.0.GA
- http://labs.jboss.com/tools/
- 解凍したらEclipseに上書きするだけです
- JBoss Seam 2.0.0.GA
- http://labs.jboss.com/jbossseam/
- もちろんこれだけでもSeamが使えます。examplesが充実しているので勉強に好適。ダウンロードしたらとりあえず解凍
- JBoss AS 4.2.2.GA
- http://labs.jboss.com/jbossas/
- アプリケーションサーバの本体です。SeamはTomcat、GlassFish etc.でも動作すると謳っていますが、JBoss 4.2.xをターゲットに開発されているのでこれで行きます。ダウンロードしたらとりあえず解凍
JBoss Toolsを入れてEclipseを起動したら次はプロジェクトの作成です。
- パースペクティブから「Seam」を選ぶ(Window > Open Perspective > Other > Seam)
- Seam Webプロジェクトのウイザードを起動( File > New > Seam Web Project)
- 最初はあれやこれやとちと面倒だけど、あとから再利用できるのでがんばろう
- 「Target Runtime」の「New」をクリックし作成ウイザードへ進む。「JBoss, a division of Red Hat > JBoss 4.2 Runtime」を選んでNext。「Home Directory」にはJBoss ASのインストールディレクトリを、「Configuration」にはdefaultを選んでFinish
- 「Target Server」も「New」をクリックしし作成ウイザードへ進む。「JBoss, a division of Red Hat > JBoss AS 4.2」を選ぶ。「Server runtime」にはさっき作成したランタイム名「JBoss 4.2 Runtime」を選択してNext。「Login Credentials」はローカル開発ならデフォルトの空のままでいいはず。Next。次のプロジェクト移行設定も、最初はやることないのでFinish
- 最後の「configurations」は、せっかくなので「Dynamic Web Project with Seam 2.0(technology preview)」でいってみよう。すいません、違いはいまのところわかりません
- このあとのウイザード『Project Facet』『Web Module』『JSF Capabilities』はさくさくNextで進める
- 『Seam Facet』では「Seam Runtime」の「Add」をクリックして、Seamのインストールディレクトリを指定します。「Name」は適当に「Seam2.0」とかで
- 「Deploy as」は悩ましい。EJB3を使う場合は「EAR」だけど、まずはシンプルに「WAR」で
- 次はDB設定。「Connection profile」の「New」で「Generic JDBC Connection Profile」を選び、「Name」を適当につけたら、『Specify a Driver and Connection Details』へ
- 「Select a driver from the drop-down」て書いてあるけど最初は何にも選べない。「...」ボタンからJDBCの場所を教えてやらないとダメ。エクスプローラ風ツリーから「Add」で実際のパスを指定する。HSQLで行くならJBoss AS内にあるhsqldb.jarでOK*1
- Finishでプロジェクト生成!!
まずは左ペインのPackage Exploperで生成されたファイルを確認するとよいでしょう。
プロジェクト本体とテスト用プロジェクトに分かれています。ソースコードはactionとmodelに分かれ、WAR用のリソースはWebContentに入っています。はじめから初期画面(home.xhtml)、ログイン画面(login.xhtml)その他もろもろが用意されています。まずは動かしてみましょうか。
下ペインのJBoss Server Viewからサーバを起動できます。コンソールから起動完了を確認したら、ブラウザから
http://localhost:8080/FirstSeam
でドン。
ログインしたらメッセージが出たりしますね。