1907年11月11日生まれ、露・モスクワ出身のピアニスト。本名はレフ・ニコラーエヴィチ・オボーリン。グネーシン音楽学校で学び、ソ連移行後の21年にモスクワ音楽院へ進み、コンスタンチン・イグームノフのもとで研鑽を積む。27年の第1回ショパン国際ピアノコンクールで優勝後にポーランドと独へ演奏旅行を行なう。以来、国内で演奏活動とモスクワ音楽院で後進の指導に当たり、ウラディーミル・アシュケナージ、ミハイル・ヴォスクレセンスキーほか多くの優秀な人材を世に送り出す。41年にはダヴィッド・オイストラフらとオイストラフ三重奏団を結成し、国際的に活躍。また、多くのコンクールの審査員を務める。1974年1月5日に死去。66歳没。
2019/12/23 (2019/12/23更新) (CDジャーナル)