エナドリを「1日1リットル」飲んだ私に起きた異変 「心臓を針で一突きすれば、身体全体が破裂する…」
前回の記事「リゲインもほぼ消滅『栄養ドリンク』衰退の背景 若者の心を掴んだエナドリとの"決定的な差"」では、日本において栄養ドリンク市場が縮小した背景に、エナジードリンクの拡大、とくにマーケティング戦略の勝利があったことを解説した。
後編では、かつて毎日エナジードリンクを飲み、酷いときは「1日1リットル」に及んでいた筆者の実体験をもとに、「飲み過ぎの危険性」を伝えていきたい。
父の影響でエナドリを飲むように
日本において、エナジードリンクが市場として拡大していったのは2010年代から。代表的存在である「レッドブル」の本格販売が2006年からであり、後に競合製品も登場し、エナドリ市場が拡大していった。
一方、筆者はそれ以前からエナドリに親しんでいた。父親の仕事の都合で、10代の多くをアメリカで過ごしていたからだ。2000年代のアメリカのガソリンスタンドの売店には、長距離ドライバーたちのために、さまざまなエナドリが販売されていた。
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