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東京電力PG副社長「DCの実需見極めは難しい」 想像以上の電力需要にどう対応するか?

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東京電力パワーグリッド 副社長 岡本浩氏
岡本 浩(おかもと・ひろし)/東京電力パワーグリッド 副社長。1965年生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、93年に東京電力入社。電力システム、電力技術に関する業務に携わり、2016年に東京電力ホールディングス常務執行役、17年から現職。最高技術責任者(撮影:今井康一)

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かつて「黒子」だったデータセンターは、AIの進化で今や一国の安全保障をも左右する重要インフラとなっている。この熱狂はバブルか、リアルか。本特集ではその深層を追った。

データセンター(DC)の建設計画が相次ぐ中、送電線や変電所など電力ネットワーク設備の増強が急務になっている。東京電力パワーグリッドの岡本浩副社長に展望と課題について聞いた。

 

──東京電力エリアでは、多数のDC建設計画が持ち上がっています。

私も以前からDC関連の電力消費は増えるだろうと想像していたが、現実になって初めてその重大性を認識できた。最近では生成AI(人工知能)も普及期に入り、扱うデータ量が指数関数的に増大しつつある。これに対して電力ネットワークの設備は、同じようなペースでは増やせない。

印西は幸運重なった

──東電エリアでは、千葉県印西市など特定の地域にDCの計画が集中しています。

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