YouTube「リハック」に政治家が次々出たがるワケ いまやテレビや新聞よりも影響力がある?

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リハック
1月26日には石破茂首相との対談動画を配信し、大きな話題となった。石破氏は首相に就任する前から何度も登場していた(画像:YouTube「ReHacQ−リハック−【公式】」より)

政治が動くとき、ひときわ注目を集めるメディアがある。YouTubeで配信を行う、経済動画メディア『ReHacQ』(以下、リハック)だ。

話題となる選挙が続いた2024年、SNSを中心とした「ニューメディア」が世論を動かしたとたびたび報道され、いわゆる新聞やテレビなどの「オールドメディア」との対立構造が語られるようになった。

「リハック」は、そのニューメディアの先鋒とも評される。特に注目を浴びたのは、東京都知事選での石丸伸二氏や、衆議院選の玉木雄一郎代表率いる国民民主党、兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏などが大躍進を遂げたときだ。

これら渦中の人物は、選挙前後で『リハック』に出演し、大きな話題を集めた。いや、それどころか同メディアへの出演が追い風となったかのように世間はとらえた。

突き詰めて考えていくと「政治」に行き着く

これは“狙って”していることなのか? しかし、同メディアのプロデューサー・高橋弘樹さんはさらりと言う。

「出演者の皆さんが真摯に語っていただける場を作りたいと考えているだけです」

実は高橋さんは、テレビ東京『家、ついて行ってイイですか?』をヒットさせた元・名物テレビマン。ゴリゴリの“オールドメティア出身”のプロデューサーである。テレビの世界からウェブメディアの世界に転身を果たしたヒットコンテンツメーカーが、現代におけるメディアの役割について語った。

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