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ノックスなレビューブログの十戒

こうやって自分の首を絞めていくのです。
元ネタ⇒http://www5e.biglobe.ne.jp/~t-azuma/omake.htm
1.物語の始めの方で登場する人物についてしか書いてないレビューは、たぶん読んでないので信用してはいけない(自分が読書感想文を書いたときの経験を思い出してみよう)。


2.超自然の方法でレビューを書いてはいけない(何事も論理的に)。


3.秘密の抜け穴だらけの作品はよくあるが、いちいち腹を立ててはいけない(要するに『男塾』の展開を暖かく見守ることが出来るかどうかだ)。


4.未発見の毒薬や難しい科学上の説明を要する装置が出てきたくらいで怒ってはいけない(難しい説明を聞くのが好きな人もいるし、出てくるだけで雰囲気が盛り上がることもある)。


5.中国人が出てきてもあまり関係ないが、「〜アルよ」なんて話し方がどうして広まったのかよく考えてみよう(中国語を勉強すればすぐにわかる)。


6.偶然や第6感でレビューを書いてもかまわないが、作品への愛がないと批判されるので覚悟しよう(逆に言えば、愛があれば何を書いても批判されない……かもしれない)。


7.レビュアー自身が犯人だった!ということはよくあって、人はそのレビューを『釣り堀』と呼ぶ(人を感動させるのは難しいが、怒らせるのは容易い)。


8.レビューの手がかりをすべて提示すると、対象の作品より長くなるのは確実なので、あまり気にしなくてもよい(ジャック・デリダの書いた『カフカ論』は、分析対象(『掟の門前』という短編)の20倍くらいの長さです)。


9.レビュアーが自分の判断をすべて読者に伝える必要は、特にない。レビュアーは百合好きだとかロリコンだとか、読者に関係のない情報は伏せた方が良いだろう(でも「百合属性の『男塾』」があったら読んでみたい)。


10.双子の血が繋がっていないのは普通なので、いちいち期待しない方が良い(ギャルゲーにおける主人公の両親の離婚率は高すぎる。世も末だ)。
追記:「繋がっていないのは普通」ではなくて「繋がっているのが普通」でした。僕もかなり毒されているな……。