5 月 7 日深夜のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」生放送。
そのオープニングトークで「ビタースイートサンバ」が軽快に流れるなか、岡村隆史が大泉洋の結婚について 15 分ほど喋ってました。
興味深かったのでぜんぶ書き起こします。
ちなみに既に大泉洋が自身のローカルラジオで「岡村隆史から電話やメールが来た」というエピソードを語っています。
参照:「岡村隆史もパニクった大泉洋の結婚」(当サイト 5 月 3 日付)
ぜひ併せてどうぞ。
岡村のトークに矢部が合いの手を入れる形で進行
えーちょっとビックリすることがありまして
みなさん知ってると思うんですけど
『大泉洋 結婚』ということで
「インパクト」(コーナー名)とかハガキも来てたんですけども
大泉洋が番組でなんかいろいろ言うたみたいなんですけれども
あのー、まったく知らされていませんでしてね
矢部「あー。そうなんすか」
なんか「ぼくが電話していろいろまぁ罵声を浴びせた」とか
いろいろ大泉洋のラジオで言うてるみたいなんですけれども
「あいつは小さい人間や」みたいなことを
いろいろ言うたみたいなんですけれどもね
ま、悲しい、というかね
ともだちとしてその「黙って結婚」みたいな
それおもしろいと思ってんのか
そのへんはちょっとわからないんですけれども
矢部「うん」
なんでしょうねあの日は土曜日やったかな
土曜日やったか日曜日か忘れましたけれども
矢部「はじめて報道された日?」
そうですねそれのちょい前くらいに
イトックス(元マネージャー)から連絡があって
「大泉洋さんが結婚するみたいです」
みたいなことがあって
おれは夜の 9 時くらいにそのメール見たんですよ
「ウワッ!」ってなって
ちょっとびっくりしまして
すぐ「メールよりこれ電話のほうがええな」と思って
電話をかけてね
ちょっとまぁ「ブルッた」もんですから
矢部「ブルッた?」
ブルったもんですから
「ちょっとあの説明してほしい」と
「大泉洋本人の口から説明してほしい」
って言うたんですよ
ほんなら
「あ、知りましたか、とうとう」
というから
「一応まぁ突然のニュース入ってきたもんやから」
って言うたら
「今そのめちゃイケをね」
土曜日やったから
夜 9 時くらいに電話したもんやから
「今さっきまで“妻”と見てましたよー」みたいな
「ハァ? 妻?」
「あのだから“ウチのやつ”と?
いっしょにちょっと見てたんですけれども」
矢部「まぁまぁ結婚やからね」
まぁあのー、なんでしょうね、
ぼくのことをその何?
「みんなはお祝いしてくれたけど
おれだけがおめでとうと言わへんかった」
みたいなことなんですけれども
やっぱり寂しいじゃないですか
で、生き方としても、ちょっとなんでしょうね
幻滅するなぁ、と思って
矢部「はぁ、そう」
うん、というのも
フジテレビのドラマのプロデューサーさん、やと
矢部「奥さんね」
はい、で
ぼくブルってあんまりそこの情報知らなかったもんですから
矢部「いや、なんでブルってん(笑」
「エッ?」みたいな
で、追い追い突きとめていくと
どうやらフジテレビのドラマのプロデューサーだ、と
チーフプロデューサーだ、ということで
「アレッ?」ってぼくは思ったわけですよ
そういったらなんか『救命病棟』もフジテレビですよね
唐沢さんとやった『小早川』なんてろのっていうやつもフジテレビでしょ
矢部「そうやんなぁ」
でなんですか
上戸彩ちゃんとやったドラマも
あれフジテレビなんですよ
矢部「そうそうそう、そやなぁ」
それにぼく気付きましてね
「やったな」とおまえ
こう…
そんな枕営業でね
矢部「(笑」
ぼくはてっきり大泉洋という…芝居がね
初めてそのとき電話でも言うたんですけれども
「大泉洋というのは非常に買ってた」と
お芝居もうまいなと思ってるし
もちろん舞台観に行ったことはないんですけれども
お芝居もできるし、なんですか笑いもできるし
矢部「役者さんやもんね? ほんまのモトは」
そうなんですよ、だからぼくは
「初めてこんなことを言うけれども」
「いつも飯食うててもコントみたいになってしまうから
言いにくかったけれども」
「ぼくは大泉洋を買っていた」とほんとに
「イイ役者だなと思っていたけれども」
「よくよく考えると
キミはそうやって枕営業でね
仕事を取ってたんだ」と
矢部「ひさしぶりに聞いたな枕営業」
ぼくはその大泉洋というのは芝居が評価されてね
そういうドラマに出ていってるんだ、と
東京進出してきてるもんやと
ぼくは思ってたから、すごい悲しくなって
枕営業で仕事取ってたなんていうのは
矢部「それ本人に言うたの?」
もう言うたよ
「枕営業しやがって」と言うたら
電話切りよった
矢部「(笑」
ほんでもう腹立つから
「あれ、切れた」と
もしかしたら北海道やから電波が悪かって切れたんかもわからんなと思って
電話すぐかけ直して
「おいちょっと今切れたんかな、それとも切ったんかな? どっちやろ」
っていったら
「いやもう切ったんですよ」っていうから
「なんで切んねん」と
「いま話の途中で」
矢部「うん、せやなぁ」
「もう、こんなことは言いたくないけれども」
「あの大泉くんね」
「今までぼくはあなたのお芝居とかぜんぶ評価してきたけれども、
これからは守るもんができた」
「芸もこれからは守りに入ってしまうよね」と
「お芝居も守りの芝居になってしまうから、
あなたにとってはマイナスなのかもわからん」と
「常に大泉洋というのは攻めの姿勢でね、
あのがんばってほしいと思ってたけれども」
「終わったな大泉洋」と
矢部「本人に言うた?」
言ったった
ほんで、ま、
「いやいや、結婚したんですから、あなただけですよ」と
「おめでとうも何も言ってくれないのは」
で、まぁ
「おれもな、その、ともだちやから」
「最後にひとこと、ちょっと言わしてくれ」と
「おぅ、待ってました」
って大泉洋が言うから
「大泉洋……死ね!!!」
といって電話切ってやりましたよ
矢部「(笑」
これはあの大泉洋ファンのかた
聞いてらっしゃると思いますけれども
これぼくからのね
ぼくは嫉妬とかそういうんじゃないんですよ
ただともだちとして知らせて欲しかったし
枕営業で仕事取ってきたというところのショックが非常にあったもんですから
ぼくもちょっとパニックになってたもんですからね
ちょっと暴言吐いたことに関しては謝りたいんですけれども
ホンマに死んで欲しくはないんですけれども大泉洋
そうなんですけれどもちょっとショックやったなということでね
ちょっと大泉洋のラジオ聞いたかたは
ぼくって「なんてひどい奴や」と思ってるかもわかりませんけれども
矢部「いや大泉ファンのかたは『なんだ岡村』ってなりますよ」
「なんだ岡村」ってなるかもわかりませんけど
ぼくの気持ちも汲んで欲しい、ということですよ
矢部「連絡して欲しかったというのはわかるわ。そらわかるわなぁ」
たしかに飯食いに行ったりしてもあんまりそういう話しないもんですから
あの、なんていうんですかね、ふつうに、
なんやろななんの話してるのかいうたら
さほどたいした話もしてないんですけれども
矢部「うーん」
その「彼女おるのかおらへんのか」とか
そういう話もあんまりしてなかったもんですから
そのモジャモジャくんも
あんまり言わんほうがおもろいと思ったのかどうかわからないですけれども
まぁ言うタイミング失ったのか
そういうたらなんか
「舞台観に来てください」とか
「こんどゴルフ行きませんか」とか
「ちょっとご飯でも行きませんか」みたいなのはちょこちょこあったな、と
でも結局スケジュールが合わなくて
タイミング合わなくて行けなかったんですけれどもね
ま、それで知らされなかったというんであればアレですけれども
ただ、ぼくはもう
大泉くんていうひとりのいい役者を失ってしまったというかね
矢部「(笑」
そういう気持ちでいっぱいだな、って
矢部「結婚しただけでしょ?」
ま、結婚しただけなんですけどもね
うん、すごい残念やな、と
いいお芝居するからね、うん
矢部「さらにがんばるんじゃないですか? 本人は、でも」
うーん
矢部「枕営業に関しては本人は(笑 言い返すことはなかったんですか? 枕営業って言われて」
「おぅなんやコラ!」
って言われて激怒はしてましたけれども
矢部「そりゃあそうでしょうね(笑 まさかの枕営業ですもんね」
ぼくはどう考えてもそうとしか思えない
これみなさんどうお考えになるかわからないですけれども
だってほとんどフジテレビでしょう
矢部「ま、そやな。キャスティングするのはプロデューサーですからね」
まま、そうでしょうね、そうなったらやっぱりね
ま、その枕営業と言われても仕方がない
ま、するからこそのドラマの抜擢
「救命病棟」なんかも抜擢やったと思いますしね
あんなモジャモジャ頭で“救命感”ないのに出てたというね
そういうところからいうと、そうなってきますよね、おのずと
うん、非常に残念です
で、ぼくばっかりが悪いみたいなこと言われてますけど
ぼくはだから何も知らされなかったもんですから
あとあといろんな情報が入ってくるわけですよね
で、「きょう籍入れた」っていうからいろいろ調べてみたら
「大安吉日」やったんですよ
矢部「あー(リスナーからのハガキに)書いてあるわ」
大泉洋が、その大安やから、アレか
「大安やからいうて入籍したのか」
「それはオマエの意思なのか、それとも奥さんがそうしようって言うたのか」
みたいなことをメールで聞いてみたら
矢部「(笑 そんなこと聞いたん?」
ま、夜中やけどね、夜中になってしまったけれども
ほんならもう
「どっちでもええねんそんなん、どっちでもええねん」みたいな
照れ隠しなのかな? わからないけれども
「あぁ大泉くんってそういうところも気にする人やったんや」と
「大安やから入れちゃうような人やったんや」って言うたら
彼はなんて言うたかっていうたら
ぼくに、うん
「おまえは一生ひとりでいろや!」と
矢部「(笑」
これもある意味、暴言やと思うんですよね
ぼくが暴言吐いたというのも
それは謝罪するべきことなのかもわかりませんが
むこうも暴言吐いてらっしゃるんですよ
「おまえは一生ひとりでいろや」と
完全に結婚したことでぼくを下に見ているんですよね
矢部「まぁ売られた喧嘩やからな、向こうからしたら」
ほんでまぁ「今に見とけよ」って言うたら
「おまえなんか仏滅に入れろ!」と
「仏滅に入籍したらいいねん」みたいなことまで
ま、誹謗中傷ですよねそれは
ビラ撒きに近いことですよね
矢部「ビラ撒きよりひどいでしょう」
そっちはね、支えてくれる人がいるからいいですけど
ぼくには支えがいないんですから
そんなに誹謗中傷されたら
支えがいないんだから
それはやっぱり傷つくよ、ぼくだって
矢部「傷ついたの?」
うん、あなたはいいよ大泉くんはいいよ、そりゃ
もうなんていうの支えてくれる人がいるわけだから
ぼくが何言おうが「良いじゃない」って言うてくれる
妻? 嫁? がいるわけですよ
ぼくにはいないんだよ
そんなんでざっくざっく
ねぇナイフで切りつけられたら
「言葉のナイフ」で傷つけられたら
矢部「笑) これ、どうします? “挙式未定”って書いてあるけど
式の通知来たら、『出席してください』みたいなん来たらどうします?」
いやー、それはこっちで(案を)揉ましてもらうよ
矢部「考える?」
いっかい謝罪してもらわんと
矢部「大泉さんから?」
うん、まぁたぶん彼はぼくを呼ばないでしょうし(笑
何言われるかわからない、っていうのも
ね、ぼくなんか、もう、ちょっと変ですから
式むちゃくちゃにしてしまう可能性もあるわけでね
矢部「うーん」
だからまぁ身内でやるのかもわからないですし
またその祝儀みたいなもんもね
矢部「それはもうしょうがない結婚式は」
そうなんですよ
あの残念ながらもう
「ギース」に祝儀渡してしまいましたので
矢部「ザ・ギースっていう若手コンビね」
結婚するということで祝儀渡してしまいましたんで
大泉くんに渡す祝儀もありませんので、えぇ
ただ、まぁケンカ両成敗っていうことでね
大泉くんには大泉くんの言いようはあるでしょうけども
ぼくにはぼくの言い分があるということで
「ぼくのほうが今つらいんだ」ということをね
わかっていただけたらこれ幸いですけれども
矢部「結婚してるからね、大泉さんは」
そうですね、だからこんなこと言うたらあれですけれども
チューしよう思ったらチューする相手がいるわけですからね
矢部「そりゃそうや」
ぼくは誰とチューするんですか?大泉くん
ハァ?
矢部「これ大泉さん、でも自分でチューする相手見つけたわけですからね、言うても」
いやー
矢部「枕営業やとしても(笑」
うん、枕営業からね、出た…
なんでしょう
「ひょうたんから駒」みたいな
ことですかね(笑
矢部「ひょうたんから駒ではないと思うんですけれども」
まぁ例えはようわかりませんけれども
矢部「まぁまぁまぁ」
まぁまぁまぁ、ホンマに
矢部「仲良うしましょうよ、せっかく」
ちょっと仲直りには時間かかると思いますけれども
矢部「またこれ聞いたら、ラジオで大泉さん、またなんか言ってくるわけでしょう?」
わかんないっすよ?
向こうに言いぶんあるかもわかりませんけれども
ただもう今温かくなってますから
北海道とこっちでケンカしても
こっち勝ちますよ
雪残ってたらこっち勝ち目ないですけれども
矢部「まだ残ってるところあるでしょう、北海道ね」
まま、ほんとにそういうね
戦争的なものは避けたいなと思ってますけども
矢部「まぁそうね」
えぇ、まぁ
「おめでとうございます」は言わないです
むこうから謝罪がないかぎり
矢部「もう 15 分以上、喋ってしまいました」
あ、どうもありがとうございました長々と
すいませんほんとに