つんく♂氏、声帯全摘出してから10年で告白…がんになるまで「どこか他人事だった」 早期発見・予防の大切さ訴える
2024年12月24日 12時07分
音楽プロデューサー・つんく♂氏(56)が24日、都内で行われたN-NOSE「がん再発モニタリング」論文発表会に参加した。PCを使った筆談でトークセッションに参加したつんく♂氏は、2014年に喉頭がんのため声帯を全摘出してから10年となり、早期発見・予防の大切さを改めて訴えた。
【写真】声帯を全摘出しているためPCを使い文字で想いを伝えたつんく♂氏
株式会社HIROTSUバイオサイエンスは、世界初の線虫を用いたがんのリスク検査「N-NOSE」が「がん再発モニタリング」ツールとしての有効性を持つことを東京大学との共同研究論文にまとめたものを発表。
この論文では「N-NOSE」が、他のがん診断法が見逃すわずかな生物学的変化を早期に捉えることで、血浸潤を伴う上部消化管がん患者に対する新規「がん再発モニタリング」ツールとしての有効性を持つことが述べられている。
病気になって以降、この「N-NOSE」をがん再発モニタリングとして定期的に利用しているというつんく♂氏。「病気になるまではどっか他人事であってリアリティはありませんでした」と振り返り、「病気になってからでは遅いんですが、それでもそこからできることは再発の予防、もしくは早期発見です。採決はもちろん、CTやMRI内視鏡の検査も当然やりますし、いろんな尺度から検査するのはとても大事なことだと思っています。僕にとってその一つに『N-NOSE』がありました」とがんを自分事としてとらえる大切さを語った。
そして「一度検査して安心な日が来るとは思えませんが、それでも毎日びくびく臆病に暮らす方がもっと体に悪そうです。なので、できれば普段忘れていたいんですが、だからと言っても暴飲暴食、運動不足…なんでもOKというわけではありません。『N-NOSE』が病気を治すわけではないんですが、時折検査することで自重することにつながると思います」と検査の重要性を呼びかけた。
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