【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は11日、誕生直後の宇宙の様子や地球の水の起源を探る宇宙望遠鏡「SPHEREx(スフィアエックス)」を、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地からスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げた。観測期間は約2年。
望遠鏡は地球を周回しながら、億単位の銀河や星が放つ約100種類もの波長の光を計測し、大小さまざまな銀河の立体的な地図を作成する。こうした銀河の分布には、誕生直後の宇宙の情報が残っていると考えられる。
宇宙空間を漂うちりと衝突し、表面で凍結した水の分布や量も調べる。