【2869】一本義 純米 無濾過生原酒 あらばしり(いっぽんぎ)【福井】
2017年04月22日 19時14分

福井県勝山市 一本義久保本店
【N居酒屋にて 全6回の①】
いつもの飲み仲間K、Tと3人で飲むことになった。場所は、わたくしが1回だけ行ったことがあるN居酒屋。用意している清酒の数はハンパじゃなく多く、サラリーマンの聖地といわれている地域のど真ん中に位置しているため超繁盛店。直前になってTが仕事のため欠席、Kとの二人酒となった。
まず選んだのは「一本義 純米 無濾過生原酒 あらばしり」。「一本義」はこれまで、「一本義 無濾過 四段仕込み 純米生原酒」(当連載【1720】)と「一本義 大吟醸」(当連載【1868】)を飲んだことがあるが、最近は口にしていないため、懐かしくなって注文した。さて、いただいてみる。
酒蛙「おおおおっ! 旨いっ! 濃醇酸味フルボディー酒だ」
K 「旨っ!」
酒蛙「メロン似の香りが適度。甘旨酸っぱい。フレッシュ感あり。とろみあり、分厚くて、味の凝縮感があり、力強い。余韻は旨苦み」
K 「マジ旨い」
酒蛙「そうそう。マジ旨い。いやはや参ったなあ。トップバッターなのに重量級4番バッターだよ」
蔵のホームページはこの酒を「グラスに注ぐと、寒仕込みの酒蔵に漂う甘く爽やかな香りが立ち昇り、口に含めば鮮烈な味わいと共にくっきりとした旨味の余韻。かつては酒造り人しか味わうことの出来なかった、早春の香味をお楽しみ下さい」
ラベルの表示は「原材料名 米(国産)・米麹(国産米)、アルコール分18度以上19度未満、精米歩合70%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だが、蔵のホームページは「原料米 五百万石、酒造用水稲うるち米」と開示している。