【1月18日 AFP】(更新)プロ野球(NPB)の千葉ロッテマリーンズからポスティングシステムを利用した米大リーグ(MLB)移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)は17日、ロサンゼルス・ドジャースに加入することを表明した。

獲得を望む各球団のし烈な争いの末、佐々木は大谷翔平と山本由伸の下に合流することになった。

佐々木は、インスタグラムにドジャースタジアムの座席にチームの帽子がかけられている写真を投稿し、「ドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました。とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるように頑張ります」と記した。

佐々木の獲得レースは今オフシーズンの主な話題の一つとなっていた。昨季のワールドシリーズを制したドジャースは、大谷や山本の存在もあって日本国内で絶大な人気を誇っていることもあり、入団の最有力候補となっていた。

佐々木はニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、テキサス・レンジャーズ、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズの首脳と会談したと伝えられており、今週に入って地元メディアは、ドジャースやパドレス、ブルージェイズが契約候補に残ったと報じていた。

佐々木は160キロを超える直球を投げ、世界でも最も才能ある投手として名をはせた。

NPBでは29勝15敗の成績を収め、2022年4月には13連続者三振の日本新記録を樹立して、完全試合を達成。また、日本代表としては2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、大谷、山本らと優勝を果たした。(c)AFP