米首都で衝突の旅客機残骸からブラックボックス回収
このニュースをシェア
【1月31日 AFP】米首都ワシントン近郊で29日に発生し、67人が死亡した小型旅客機と陸軍ヘリコプターの衝突事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は30日、旅客機の飛行記録を収めたブラックボックスを回収した。
米軍のヘリコプター「ブラックホーク」と衝突して墜落したアメリカン航空の子会社が運航するボンバルディア機から回収されたのは、コックピットボイスレコーダーとフライトデータレコーダーだという。
NTSBはAFPに対し書面で「これらのレコーダーは、分析のためNTSBのラボに置かれている」と述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズが連邦航空局(FAA)の予備調査報告書を引用して報じたところによると、旅客機が着陸しようとしていたレーガン・ナショナル空港の管制塔は事故当時、人員が不足していたとされ、通常2人で行う旅客機とヘリの管制を、1人が担当していた。
米メディアは、30日夜の時点で40人以上の遺体がいてつくポトマック川から収容されたと報じている。(c)AFP