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カスタマーレビュー

  • 2022年7月19日に日本でレビュー済み
    ついに来た、ファイティング・ファンタジーの新作である。
    今作も5冊合わせてなので、一冊あたりはそれなりのお値段である。
    何よりも、旧作5冊、新作2冊、小冊子なのである。
    新作はじっくりやるつもりなので、購入を悩んでいる新人、未プレイの人のために
    散々パラ遊び倒した三冊を紹介しよう。

    死の罠の地下迷宮は、本国イギリスなどで大人気の作品で、高難度と言っていい。
    主人公は一攫千金を目指して迷宮に潜る訳だが、迷宮は探検競技、
    つまりライバルを出し抜き、迷宮を攻略し、生きて賞金を手に入れるのが目的である。
    開催地最大のお祭りで、君は意地悪い迷宮の仕掛けをくぐり抜けなければならない。
    あまりに人気だったためか、この迷宮は他の作品の舞台にもなっているくらいだ。
    迷宮内でのライバルやNPCなどはあまり出番が無いのだが、妙に印象に残るやつが多い。

    地獄の館は現代ホラーものである。今流行りのクトゥルフの呼び声にそのまま使えるくらいだ。
    嵐の中訪れた洋館で恐怖の一夜を過ごす、その雰囲気が最高の作品だ。
    難易度は高く、小学生時代、主人公の墓の山を気づいたものだ。
    当作品は非常に面白いのだが、難点が一つ、いわゆる正気度に当たる恐怖点というものがある。
    こちらは判定不要で恐怖を感じるたびに蓄積し、原恐怖点に達すると死んでしまう。
    この恐怖点、ある程度大きくないと、最良の道を進んでも生き残れないのだ。
    いかにもホラー物らしくもあるが、キャラクター作成時にサイコロを求めて振り、各能力値に割り振るなどしたほうが良いだろう。
    変わったファイティング・ファンタジーとして楽しんでほしい。

    サイボーグを倒せはスーパーヒーロー物、つまりアメコミだ。
    主人公は正義の守護者シルバー・クルセイダーとして、悪と戦うのだ。
    スーパーヒーローらしく特殊能力を一つ入手する。
    どの能力も強力で、今までのファンタジー作品とは雰囲気を大きく変えている。
    背景も現代なので、ガラッと変わった冒険が楽しめる。
    初期に出た毛色の変わった作品(SF系)では一番成功したものだろう。

    新作二冊は、イアン・リビングストンの危難の港。
    再始動したFFの象徴的作品で、三部作の予定である(?)、
    既に二冊目が出ているため、次のコレクションはこれで決まりだろうか。
    やや不満の点は挿絵、挿絵、どうしても初期の作品のものと比べると・・・
    もう一冊はキース・マーティンの魂を盗むもの。
    既に亡くなってしまったキース・マーティンは、中期の立役者で何冊もFFを出している。
    日本での知名度は低いが、FFシリーズの立役者の作品である。

    長々と書いたが、やるべきことは一つである。

    さぁ、ぺーじをめくりたまえ
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5つ星のうち4.8
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