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カスタマーレビュー

  • 2010年5月30日に日本でレビュー済み
    サブカルの本として、気軽に読めるところと、ちょっと油断すれば声が出てしまうほど笑えるところがあります。
    概ねは、”2ちゃんねる”をイメージし、その中のエッセンスを拾い集めて、翻訳したものと言えます。
    各テーマ毎に、著者より冒頭のネタふりがあり、講評を加えて締めくくるというパターンで構成されています。
    日本びいきな外国人により、テーマに沿いカキコミされており、そこそこは日本の知識を持っていつつ、それでも不思議に感じるもの。
    そこには、彼らの理解をはるかに越えた、もうイマジネーションしかない、いまどきの日本のトレンディーな風習、習慣、生活、文化があるようです。
    日本のアニメやマンガは作品のコンテンツに共感しつつも、欧米のような意思の白黒をはっきりするのではなく、あいまい性を持たせている部分に関して、彼らが描く疑問、疑問&疑問からくる空想のイマジネーションは相当膨らんでいることは間違いないように思います。
    本書の中で、Tシャツ、看板、広告などのフレーズにみられる和製とも言うべき英語を逆輸入の形で翻訳してみたら、こっぱずかしいものだらけで、つい抱腹絶倒してしまいました。
    でも、裏を返せば、外国人も変てこな漢字のタトゥを入れてあったり、Tシャツもしかりで、お互いさまなところはあります。
    すべては、お互いがネイティブを越えた感性や流れといった一瞬のフィーリングによるものと言えると思います。
    ”ヘンタイでクールな日本”とは、まだまだ彼らの理解を越えた相反するフレーズより、不思議さがいっぱいで表現された異質な文化であることを示しています。
    外国人に伝統と共に進化する日本を知ってもらうことは、オタッキーになれないとなかなか難しいかもしれませんが、同じように日本人もいくらアメリカナイズされていても深くは分かっていないように思います。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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5つ星のうち3.4
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