連覇しても容姿ばかり「何かおかしい」カーリング元代表

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聞き手・渡辺芳枝 聞き手・編集委員 中小路徹 聞き手・堤之剛
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 華やかな言葉で彩られがちな女性アスリートたち。だが、収入や環境には男性との歴然とした格差がある。パワーやスピードという身体的な差を超えて、「女子スポーツ」が進むべき道は。

カーリング元日本代表・市川美余さん

 「美しすぎるカーリング選手」と言われ始めたのは、所属する中部電力が日本選手権で初優勝した2011年だったと思います。競技をしていて容姿で注目されたことはなかったので、スポーツ新聞の大きな見出しに驚きました。

 日本選手権を4連覇し、日本代表として実績を重ねても、なお容姿ばかり話題にされる。悲しかったし、悔しかったし、はがゆかったです。

引退後すら「美しすぎる~」と紹介されるという、市川美余さんの違和感を聞きました。格闘技団体の代表とWEリーグ初代チェアも、女子スポーツのあり方について論じます。

 カーリングは「氷上のチェス…

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この記事を書いた人
中小路徹
編集委員|スポーツと社会
専門・関心分野
スポーツと社会、サッカー、朝鮮半島
堤之剛
スポーツ部
専門・関心分野
スポーツ、サッカー