インドでつり橋崩落120人死亡か 500人通行、重さ耐えられず?

石原孝
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 インド西部のグジャラート州で30日、500人近い人が通行していたつり橋が崩落した。AFP通信は警察の情報として、橋から川へ転落するなどして120人が死亡したと報じた。子どもや女性、高齢者の犠牲者が多いといい、死傷者は今後増える恐れがある。

 現地からの映像には、ケーブルや網、橋の一部などにつかまって救助を待ったり、泳いで岸まで渡ったりする人々の姿が映されている。地元の住民たちも救助にあたっているという。

 地元メディア「NDTV」などによると、つり橋は約140年前に完成し、全長は約233メートル。地元企業による約半年にわたる修復作業を経て、現地の新年にあたる26日に通行が再開されたばかりだったという。日曜日の30日も見学客で混雑していたといい、重さに耐えきれずに崩落した可能性がある。

 モディ首相は「悲劇に深く悲しんでいる。州の首相とも話し、救援活動を本格化させている」とツイッターに投稿。犠牲者に補償金を支払うことも表明した。

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この記事を書いた人
石原孝
ニューデリー支局長|南アジア担当特派員
専門・関心分野
アジアやアフリカの新興国・途上国の情勢