準決勝敗退の帝京監督 「あと一歩、二歩の壁がなかなか……」

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野田枝里子
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(3日、秋季東京都高校野球大会準決勝 二松学舎大付7―0帝京 8回コールド)

 八回コールド負け。試合後、帝京の選手たちがベンチを引き上げるなか、金田優哉監督はうつむいたまま、ベンチにじっと座っていた。

 「どう(チームを)持っていこうかなって。こういう試合に勝たないと、夢はかなわないから。あと一歩、二歩の壁がなかなか……」

 選抜大会出場の選考材料となる秋季東京都高校野球大会の本大会。帝京は準決勝で二松学舎大付に0―7で敗れ、選抜出場は遠のいた。「負ける時は自滅なんですけど、結局自滅ですからね。ほんと勝負弱いですね。うん、勝負弱い」。同じ言葉を何度も繰り返しながら、敗因を振り返った。

 伝統の強打で今春の都大会を2連覇。優勝候補として挑んだ夏は決勝で関東第一に敗れた。厳しいブロックに入ったこの秋も、3回戦で関東第一を破り、準々決勝では共栄学園に延長タイブレークで競り勝った。

 「目の前に自分たちの夢がか…

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