25歳が抱くプラ汚染への危機感 「意識高い系でもいい」と思う理由

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聞き手・玉木祥子
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 プラスチックごみによる汚染問題に対処する国際条約づくりが最終局面を迎えている。各国は、25日から韓国の釜山で始まる1週間の交渉会合で条約の内容をまとめる見込みだ。会合への期待や展望を、政府に若者の声を届けることをめざす「プラスチック若者会議」のリーダー、桑野渚さん(25)に聞いた。

気候変動に恐怖を感じた中学時代

 ――プラ汚染問題に関心をもったきっかけは。

 最初に環境問題に興味を持ったのは中学生のとき。台風の発生場所や進路が、自分が小学生の頃から変化していると知って、短い間に気候変動が進行していることに恐怖を感じました。ほかにどんな問題があるのか勉強する中で、身近なプラごみのことを知りました。

 それからは、マイボトルやマイバッグの利用、量り売りの食料品店での買い物、リサイクル素材の衣服の購入など、個人でできることをやっています。

「仕組みを変えたい」 食品パッケージの部署へ

 ――そういった意識が仕事にも生かされているのでしょうか。

 私個人の消費活動を変えてき…

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