【そもそも解説】メタがやめるファクトチェックとは 新機能を導入へ

有料記事そもそも解説

篠健一郎
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 Q 米メタが取り組んできたファクトチェックとは。

 A 偽(にせ)情報の疑いがある文章や写真などについて、情報源への聞き取りや、写真・動画を分析することで真偽や正確さを審査する作業だ。メタは外部のファクトチェック団体に依頼(いらい)してきた。2016年に始まり、60以上の言語で約100団体が参加。日本でも昨年9月に始まった。

 Q どんな投稿が対象か。

 A 選挙や、災害などの危機的状況に関するもの▽特定の民族や宗教団体などを標的にするもの▽医薬品の使用や効果に関するもの▽大きな金銭的損失につながる危険がある商品に関するものなど、利用者に影響(えいきょう)が大きいものを優先的に審査しているという。一方で、有名人のゴシップや政治家による発言などは対象外としている。

 団体が「虚偽(きょぎ)」「改変」「一部虚偽」と評価した場合、メタは投稿の表示を減らし、ラベルをつけて投稿を共有しようとする人に警告してきた。

 Q 新たに採り入れる機能と…

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篠健一郎
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