メキシコ湾「アメリカ湾」に正式変更 マッキンリーも復活 米内務省

トランプ再来

佐藤達弥
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 米内務省は24日、米南部沖のメキシコ湾を「アメリカ湾」に改称すると発表した。アラスカ州の北米最高峰のデナリ(標高6190メートル)についても、旧称のマッキンリーに戻すとした。これらの名称変更についてはトランプ大統領が20日、大統領令を出していた。

 内務省は発表で、湾に面する米国の海岸線は約2700キロ、湾の広さは約64万平方キロに及ぶと指摘。「漁業から石油・天然ガスの膨大な埋蔵量に至るまで、アメリカ湾は一貫して国の成長の礎となってきた」とし、改称は「国家にとっての中心的な重要性を確認する」ものだとしている。

 発表はまた、マッキンリーの名のもととなった第25代米大統領のマッキンリー(1843~1901)について、1898年のスペインとの戦争で米国を勝利に導き、「国家に急速な経済成長と領土獲得の時代をもたらした」と強調。「(デナリを)歴史的な名称に戻すという決定は、マッキンリー大統領の不朽の遺産を認める意義深いものだ」と主張している。

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この記事を書いた人
佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア
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