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【クワトロの再解釈】アウディQ6 eトロン・オフロード・コンセプト 魅力的なプロトタイプ披露

公開 : 2025.02.01 06:45

アウディは魅力的なプロトタイプを披露しました。その名もQ6 eトロン・オフロード・コンセプト。これはクワトロの再解釈であり。アウディの電気自動車プラットフォームがすでに持っている可能性を示し、新たな道を切り拓きます。

インゴルシュタット/キッツビュール発

今年のオーストリア・キッツビュールで開催されたワールドカップ・ウィークエンドにて、アウディQ6 eトロンの魅力的なプロトタイプモデルを披露した。

新開発のプロトタイプモデルであるQ6 eトロン・オフロード・コンセプトは、総出力380kWを誇る2つの電動モーターを搭載し、新設計のポータルアクスルにより最大45度の勾配を登ることが可能だという。

アウディQ6 eトロン・オフロード・コンセプト発表。
アウディQ6 eトロン・オフロード・コンセプト発表。

デビューを果たしたQ6 eトロン・オフロード・コンセプトは、革新的なオフロードセグメントでの可能性を示すモデルで、高が160mm高く、トレッド幅が250mm広がったことで、その迫力ある外観を実現している。

初めての試乗を終えたアウディAG CEO ゲルノート・デルナー

「アウディQ6 eトロン・オフロード・コンセプトはクワトロの再解釈です。このモデルは、アウディの電気自動車プラットフォームがすでに持っている可能性を示し、新たな道を切り拓きます。この感動的なモデルに対するお客様の反応が楽しみです」と述べた。

従来のポータルアクスルでは、車輪でのトルクを約20~30%向上させるのに対し、アウディの新しい設計では50%のトルク増加を実現しています。その結果、車両の最高速度は、オフローダーとしては十分な速度である175km/hに抑えられているが、最大45度の勾配を登ることが可能だという。

イノベーションは、常に正しい問いを立てることから始まると彼らはいう。Q6の場合、その問いは「感動を与える電気自動車をいかに作るか」であり、この問いから生まれた車両には、ゼロから新開発された4つのポータルアクスルが搭載されている。

このアクスルは、フロントおよびリヤの車輪ハブアセンブリーに統合されており、その結果、一部のサスペンションリンクが新設計されており、ポータルアクスルにより、すべての車輪の合計トルク(10秒間のピーク)は1万3400Nmとなり、4400Nmの増加を達成したことにより“技術による先進”をオンロードでもオフロードでも体感できるとアウディは述べる。

このコンセプトカーのベースとなったQ6 eトロンは、PPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を基にした初めての量産モデルで、Q6シリーズは、電気自動車の新たな基準を示すモデルであり、優れた走行性能と充電性能だけでなく、一充電航続距離と効率の面でも新たなスタンダードを確立している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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