ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
おじいちゃんのためのハンバーグ
そして、翌日。
エリナとミメットは、いつものように朝食の提供を終えると、市場に行って牛肉を買い込んできた。
「今日のお昼は、ハンバーグを作ってみます」
「ハンバーグ?」
問い返したのは、ミメットと狼隊長のルディだ。
昨日、エリナからギルバートが『青弓亭』までやってきた話を聞いたルディは「あのじいさん、伴も連れずに王都にひょこひょこ顔を出して、いったいなにをやっているんだ。少し厳しく意見しなければ」と頭を抱えた。
しかし、エリナが「うわあ、このお菓子、すごく美味しいです!」と瞳にハートマークを浮かべて、お土産にもらった焼き菓子を笑顔でもきもき食べる姿を見て「……まあ、許すか」とあっさりと掌を返した。
しかし、ギルバートが来るというのに警備隊長として見過ごすわけにはいかない(そして、味見隊長として、新しい料理の味見をしなければいけない)と言って、王都の平和は部下に任せて『青弓亭』にやってきたのだ。
まさか、ギルバートがとんでもない付き添いと一緒にやって来るとも知らずに。
エリナとミメットは、いつものように朝食の提供を終えると、市場に行って牛肉を買い込んできた。
「今日のお昼は、ハンバーグを作ってみます」
「ハンバーグ?」
問い返したのは、ミメットと狼隊長のルディだ。
昨日、エリナからギルバートが『青弓亭』までやってきた話を聞いたルディは「あのじいさん、伴も連れずに王都にひょこひょこ顔を出して、いったいなにをやっているんだ。少し厳しく意見しなければ」と頭を抱えた。
しかし、エリナが「うわあ、このお菓子、すごく美味しいです!」と瞳にハートマークを浮かべて、お土産にもらった焼き菓子を笑顔でもきもき食べる姿を見て「……まあ、許すか」とあっさりと掌を返した。
しかし、ギルバートが来るというのに警備隊長として見過ごすわけにはいかない(そして、味見隊長として、新しい料理の味見をしなければいけない)と言って、王都の平和は部下に任せて『青弓亭』にやってきたのだ。
まさか、ギルバートがとんでもない付き添いと一緒にやって来るとも知らずに。