トランプ氏、NYの集会は「愛の催し」 登壇者が差別発言も
(CNN) 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は29日、週末にニューヨーク市のマジソン・スクエア・ガーデンで行われた集会について、参加できて光栄だったと述べ、集会は息をのむようなイベントだったと振り返った。
トランプ氏はフロリダ州にある邸宅「マール・ア・ラーゴ」で、「先日、マジソン・スクエア・ガーデンで起きたようなことを見た人は誰もいないと思う」と語り、部屋の中には愛が満ちていたと述べた。
トランプ氏は「これほど美しいイベントはかつてなかった。それはまるで愛の催し、まさしく愛の催しだった。参加できて光栄だった」と語った。
マジソン・スクエア・ガーデンでの集会に対しては、登壇者が、民主党候補のハリス副大統領やクリントン元国務長官、プエルトリコに対して侮辱的な発言をしたことで批判が出ている。登壇したコメディアンのひとりはプエルトリコについて「ごみの島」と呼んだ。トランプ陣営はその後、この発言はトランプ氏や陣営の考えを反映したものではないと釈明した。
トランプ氏はまた、同じ場所で1939年に親ナチスの集会が開かれたことから批判の声が出ていることについて、一笑に付し、多くの政治家が長年にわたりマジソン・スクエア・ガーデンで集会を開催していると述べた。
トランプ氏をめぐっては最近、民主党や共和党の一部、トランプ政権時の高官から「ファシスト」だとの指摘が出ている。