米CDC、予防接種会合を延期 ワクチン懐疑派ケネディ氏の影響か
(CNN) 米保健福祉省(HHS)の報道官は20日、疾病対策センター(CDC)の予防接種に関する諮問委員会(ACIP)の会合が延期されたとCNNに明らかにした。
ACIPの会合はずいぶん前から予定されていたものだった。このほど保健福祉省長官に就任したロバート・ケネディ・ジュニア氏は子どもの予防接種を検討することを公言していた。
先月19日付の議題の草案によると、ACIPは今月26〜28日に会合を開き、インフルエンザなどのワクチンの推奨について協議して採決を取る予定だった。
HHSのニクソン報道官は「協議する前に一般から広く意見を募るために、ACIPの会合は延期される」と説明した。ニクソン氏によると、ACIPの作業部会は予定通り今月開かれ、次回のACIPの会合で協議内容を報告する。ただし、会合がいつ開催されるのかは明言しなかった。
会合の延期については、米医療関連メディアのSTATが最初に報じた。
ケネディ氏は過去にワクチンやその他の公衆衛生問題に関して誤った主張や誤解を招くような発言をしていたことから、同氏を長官に充てる人事については厳しい意見があった。