妻が作った“ユニークなケーキ”が、X(旧Twitter)で話題となっている。
Xユーザーのゆぅせりさん(@CelicaRacing)の誕生日祝いに、妻がケーキを手作りしたのだという。そこには、ゆぅせりさんが大喜びしそうな光景が再現されていた。
緑地のカーブに沿って等間隔に置いてある三角コーン。そして、そのカーブを1台の車がドリフト走行で曲がっている。

迫力あるカッコイイ場面だが、再現されているのはタルトの上!車であるミニカー以外は全部食べることができるというのだ。
ミニカーが走る場所はアスファルトを模した黒ゴマを使った生地、緑地は抹茶パウダーをまぶしたアーモンドクランチ、三角コーンはチョコレートのアポロで、ドリフトの勢いを伝える白煙はホイップクリームでできている。
見て楽しい、食べておいしい、ジオラマのようなケーキを、車好きだというゆぅせりさんは嬉しかったことだろう。
“ドリフトケーキ”を見た人たちからは、「秀逸ですわ」「アイデアがめっちゃ素敵~~!」「センス抜群!!」との声が寄せられており、クオリティの高さなどに驚く人が多くいる様子。投稿は9万のいいねが付く大きな話題となっている(9月26日時点)。
“ドリフトケーキ”を作ったのは3回
実は、ゆぅせりさんの妻・つませりさんが“ドリフトケーキ”を作るのは今回が初めてではないという。2024年のバレンタイン、2023年のクリスマスにも登場していた。

バレンタインでは少し雪が降った道を2台の車(ミニカー)が競走するかのように、そして、クリスマスには舗装されていない荒れた地面を1台がドリフト走行していた。

どちらもクオリティが高く、ドリフトの勢いが伝わる迫力ある光景が再現してある。
素晴らしいケーキだが、つませりさんは自身のXアカウント(@XDl____l)で、ゆぅせりさんの投稿を引用する形でレシピを投稿。その上で「もう私はこの形のケーキは作らないと思います」とコメントをしていた。
一体どのような経緯で“ドリフトケーキ”を作り、なぜ今回を最後にするのか?つませりさんに話を聞いてみた。
製菓コーナーを眺めてアイデアが…
ーーどのようなきっかけで“ドリフトケーキ”を作ろうと思ったの?
2023年の秋ごろ、ネットサーフィンをしている中で「ドリフトしている時を表現したケーキを作ろう」と思いつきました。
ジオラマを作るアイデアは、スーパーの製菓コーナーを眺めていて「再現できる」と思いつきました。元々趣味のハンドメイドをする時に、100円ショップなどの売り場を眺めて制作のアイデアやインスピレーションを得ることがあり、それが役に立ったのだと思います。

ーー難しかった点やこだわった点を教えて。
母から借りた製菓用のレシピ本に記載されていました「基本のタルト」のレシピにだいぶ改変(アレンジ)を加えてドリフトケーキのレシピを考えました。そのため、諸々の調整が難しかったです。また、こだわったのは食材を工夫して使ってリアルなジオラマを作るところです。

ーー作る際のポイントは?
車に対する理解と相手への愛が大切です。
反響に妻「お褒めに預かり光栄」
ーー夫・ゆぅせりさんの反応はどうだった?
1回目に作った時は仕事終わりで脳死していて、ツイート(ポスト)が拡散されると共に正気を取り戻していました(笑)。2回目と3回目は今回もバズるかなとワクワクしていました。喜んでもらえて嬉しかったです。

ーーなぜ今後は作らないの?
3回に渡りドリフトケーキを作る中で、真似をしてくれる人も増えてきて、アイデアの独占をしたくないと思ったからです。あと単純にネタ切れです(笑)

ーー投稿にはたくさんの反響があるが、どう感じている?
これだけの反響の中で批判的な意見がとても少なく、皆さんからお褒めに預かり光栄だなぁと思っております。
妻が誕生日ケーキを焼いてくれました🎉🎂 https://t.co/dTzBYngEGv pic.twitter.com/rmrPxB7g8V
— ゆぅせり@全国太田会in幕張 (@CelicaRacing) September 19, 2024
車好きの夫のために作った“ドリフトケーキ”。車が好きな人はもちろん、インパクトあるケーキを贈りたいと考えている人は作ってみると面白そうだ。
ちなみにつませりさんは、愛車をイラスト化したスタンプの注文制作もしている。