アメリカで中国系の動画投稿アプリ「TikTok」の利用を禁止する法律が発効するのを前に、先ほどからTikTokがアメリカで使用できなくなりました。

アメリカ国内でのユーザーが1億7000万人にのぼる「TikTok」が18日、アメリカで利用できなくなりました。アプリのダウンロードもできない状態となっています。

連邦最高裁は17日に、「TikTok」のアメリカ国内での利用を実質的に禁止する法律について「安全保障上の懸念がある」として合憲と判断し、「TikTok」側の差し止め請求を退けました。このため19日に「禁止法」が発効する予定で、この発効を前にTikTokがサービスを停止しました。

TikTokで生業をたてているユーザーも多く、影響を心配する声が広がる中、2024年の大統領選挙でTikTokがトランプ氏の若い支持者を増やすことに貢献したことから、20日に就任するトランプ氏の動向に注目が集まっています。

そうした中、トランプ氏は18日、NBCテレビのインタビューの中で、「禁止法の施行をおそらく90日間停止する」「慎重に検討しているが、決めたら多分20日に発表する」と述べ、就任した当日に禁止を先送りする大統領令への署名を検討しているとみられます。

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