『ドラゴンクエスト』などの新作ゲームの開発情報を巡るインサイダー事件の裁判で、スクウェア・エニックスの元社員中裕司被告は自分はインサイダーに巻き込まれたと主張したと、テレビ東京が報じています。
事務局のミスで事件に巻き込まれたと主張
この裁判は、当時未発表であったスクウェア・エニックスとデベロッパーの新作ゲームの開発情報をめぐり、中被告らがその情報を元に株を購入したとするもの。被告らは金融商品取引法違反の罪に問われています。
中被告は、裁判の中で「情報を見た後に株を買った事は反省している」と起訴内容を認める一方、「見る必要のないものを間違って送られた結果インサイダーに巻き込まれた」と主張し、事件に巻き込まれたのは事務局のミスが原因であるという認識を示しました。
中被告は、セガで『ソニックシリーズ』や『ファンタシースターオンライン』など多数の人気タイトルを手掛けた後、2018年にスクウェア・エニックスに移籍。2021年4月に退職しています。