米Google傘下のYouTubeは4月14日(現地時間)、動画のアップロードで著作権を侵害したユーザーを再教育するプログラムを立ち上げたと発表した。著作権について学ぶ著作権学校を開設し、著作権に関するヘルプセンターを刷新した。
YouTubeは著作権者から著作権法を侵害しているコンテンツの削除申請を受けると、対象となる動画の投稿者に著作権学校に行くよう通知する。通知を受けたユーザーは、動画を見て、幾つかの質問に正しく答えないとYouTubeへの投稿を続けることができない。
“教育ビデオ”は、米Mondo Media制作のアニメ「Happy Tree Friends」のキャラクターが著作権について説明するというものだ。このアニメシリーズは、かわいい動物のキャラクターたちが最後には残酷な方法で怪我をしたり死んだりして終わるというブラックな内容で人気がある。教育ビデオでは主人公のラッセルがオリジナル動画を撮影中にピラニアに襲われるという比較的ソフトなオチだ。
また、著作権ポリシーのアカウント停止のルールを修正した。YouTubeでは著作権侵害の通知を3回受け取ったユーザーはアカウントを削除されることになっているが、2回の通知の後に一定の期間ルールを守ったユーザーについては過去2回の通知をカウントしないようになった。ただし、ユーザーがサービス利用規約に違反した場合は従来通りアカウントを削除する。
YouTubeはAndroidとともにGoogleにとって重要な収入源になりつつある。Googleは同日、1〜3月期の業績発表において、YouTubeの売上高が前年から倍増したと語った。
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