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空前絶後の“シカ”ブーム到来か 「しかのこのこのここしたんたん」が話題 Google検索にもシカ出没、関係は?

» 2024年07月12日 19時24分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 7月12日現在、日本のインターネット上では“シカ”が大きな話題となっている。その中心にいるのは放送中のテレビアニメ「しかのこのこのここしたんたん」で、そのオープニングソングがくせになるとハマる人が続出しているのだ。そんな中、Google検索上にも1匹のシカが出没した。

7月12日のGoogle検索トップページにシカ出没

 米Googleが記念日に検索ページのトップロゴを変える「Google Doodle」は12日、苔の生えた大きな木とシカのデザインに変更した。クリックすると「白谷雲水峡を称えて」という文字や、白谷雲水峡の検索ページを表示する仕様になっている。白谷雲水峡は、鹿児島県の屋久島にあるトレッキングエリアの一つであるが、なぜこれが7月12日に記念日として設定されるのか。

白谷雲水峡の検索結果

 実は白谷雲水峡は、映画「もののけ姫」の舞台のモデルとなった場所。そして、1997年7月12日はもののけ姫の公開日であり、今年で27回目の記念日を迎える。Google Doodleはこれを記念してデザインを変更したのだと思われる。そのため、今世間で話題になっているシカとは全く別の“シカ違い”ということになる。

白谷雲水峡(鹿児島県観光サイト「かごしまんの旅」から引用

しかのこのこのここしたんたん、止まらぬ勢い

 一方、しかのこのこのここしたんたんの勢いはすさまじい。アニメのオープニング楽曲「シカ色デイズ」のノンクレジットオープニング映像の動画再生回数は、公開から8日時点で1200万回超え。同作を地上波先行配信している動画配信サービス「ABEMA」では、第1話を24時間繰り返し配信などを実施したところ、その1週間の累計視聴者数が開局以来最多を記録したという。

12日午後7時時点での再生回数

(関連記事:「ABEMA」アニメ、1週間の視聴者数が開局以来最多に 「推しの子」「しかのこ」効果か

 X上でも奈良市(@naracity_tweets)や奈良公園(@narapark0214)の公式Xが同作の話題を取り上げているなど、日に日に話題が大きくなっている(なお、同作の舞台は東京都日野市)。一方、アニメが話題になっていることから、XやTikTok上ではアニメ公式をかたる偽アカウントも出没。公式がアナウンスする事態にもなっているため、注意が必要だ。

 おしおしおさんが手掛ける「しかのこのこのここしたんたん」の原作は、講談社の漫画配信サイト「マガジンポケット」で公開中。元ヤンの女子高生・虎視虎子と、頭にツノを生やした謎の少女・鹿乃子らの日常を描くガールズコメディー漫画。マガジンポケットでは現在、原作第1巻分の話数を無料配信している。

原作マンガはマガジンポケットで配信中
アニメ「しかのこのこのここしたんたん」© おしおしお・講談社/日野南高校シカ部

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