【JA女性組織活動体験発表】(6)仲間との絆を次世代につなげよう 熊本県 JAやつしろ女性部 山住久美子さん2025年1月24日
1月22日に行われた第70回JA全国女性大会で地区代表に選ばれたJA女性組織活動体験発表の概要を紹介する。
私たちのJAやつしろ女性部昭和支部は部員70名ですが、10年前に「女性部崩壊」の危機に直面しました。産地を支える仕事、家事の負担など大きく家族への気兼ねとストレスでやめていく仲間も少なくありませんでした。
何度も話し合いを重ね、主に子育て中の女性中心のフレミズ会、経営主の女性たちが中心の小町会、年齢の高い女性たち中心のむつみ会の3つに分けて再スタートしました。利点はそれぞれのグループで活動内容を計画し決めることです。そして女性部運営の重要な役職をむつみ会が担い、若い人たちの負担を減らしました。
同時に女性部全体の連携を深めるため年2回の合同研修を実施、年齢を超えた縦のつながりも大事にしてきました。
フレミズは加入人数が確実に増えており、女性部の希望であり宝です。まずは仲間づくり、楽しい活動を自主的に行っている結果です。これからもフレミズ活動の活性化と育成、サポートに取り組んでいきたいと思っています。
学びの活動では、家の光の記事を活用しながら、料理レシピ、メイン特集の読み合わせなどを行います。その様子はLINEを通じて各部員に繋ぎ、情報伝達をスムーズにしています。
ボランティア活動では女性部が手作りでしょうゆの実を作り、75歳以上の独り世帯の人や老人施設への声かけ運動の一環として、配布する活動を10年以上続けています。
また、小学生への「ちゃぐりん」の無料配布にともない、読み聞かせを続けてきました。将来、農業後継者として育つかもしれない子どもたちに期待をしながら読み聞かせをしています。
JAの旧支所の跡地が荒れていたため、女性部で景観をよくしようと花壇を設けました。昨年は高校生のボランティアも加わり、合間に子どもたちの絵本の読み聞かせを行うなど、小さな花壇は幼児から高校生まで交流の輪を広げる結果となっています。
食育活動は長くすでに20年以上になります。平成14年度にJAトマト生産部会の女性部と協力して、出前トマト料理教室を地元の小学校で開きました。これまで100回以上の実績があり、それもJAの応援のおかげです。また、生産者自らが考案した紙芝居やマスコットは食育活動の質を高め独自の食育スタイルとなりました。農業をしている私たちだからこそ言える農業の大切さと食の自立の伝えています。
まずは楽しい女性部をめざし、常に新鮮な風を入れながら次の世代に活動を継続していきたいと思います。
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