今日も、私 大家のプーさんのコラムをご覧頂き、ありがとうございます!
コラム73回目は、【家賃年収8,000万円の僕が外車を購入しない理由】をテーマに、お話をさせて頂きます。
■煽り目のタイトルですが、真っ当な話をします
僕は国産車に乗っています。昔から今まで、ずっとです。
それから、中古車にずっと乗っています。新車に自分が乗ったことはありません。これには理由があります。
3年しか勤めたことがないので大々的に言っていないのですが、僕は金融機関出身です。不動産融資の担当をした事はありませんが、融資担当の同僚や先輩から、色々な話を聞いていました。その時の体験が、今のスタンスを作っています。
「あの会社には融資しないで。なんか社長がむかつくからさ」
「あの社長、なんか生意気なんだよな」
こんな声をよく彼らから聞きました。そして、なんかむかつく、なんか生意気と言われる人たちの共通点として、「高級な車に乗る、ブランド物など高級な何かを見せびらかす」ということがありました。
対外的な取引をする際には、こんなことが足かせになりえることを知りました。銀行員も人ですから、妬みやっかみでビジネスの判断を変えることがあるということです。(特によく知らない相手は警戒します)。
その体験がきっかけで、私は中古の国産車に乗ることを心に決め、ブランド物を買わないと決心したのでした。また、今後もし買うことがあっても、銀行や取引先と会う時に身につけたり、見えるような場所に出したりしないと決めています。
例えば、自宅とは別のところに車庫を置く、親しい仲間に見せるプライベート以外では使用しないといったことを心がけるのが無難だと考えています。
ちなみに、我が家は家族で割と旅行に行くのですが、銀行さんにはそういう話も一切しません。ここも徹底しています。
もし聞かれたら、「年に1~2回旅行に行くけれど、ネット検索して一番安い宿に泊まっている」と言っています。そして、「基本的にいつも仕事をしているんです。仕事が私の趣味です」と付け加えています。
嘘はつくべきではないですが、質素なキャラクターを演じるのが安牌だと考えているからです。僕がお金を貸す立場なら、マジメな働き者を応援したいですw
金融機関の方は、私が「大家のプーさん」という名前で活動しているのも知りません。「週5-6日休んでいるニートです」なんて、銀行の担当者さんが見たら、きっと良い気はしないと思います。
もちろん一番大事なのは決算書ですが、減らせるマイナス要素は減らすべきです。そして、失礼のないように、生意気に見えないようにすることには、お金はかかりません。
■具体的な成果はわからないが、好評ではある
中古の国産車に乗り続けている私ですが、これがかなり好評です。
「かなり稼がれているのに、国産中古車に乗られている堅実な経営者は少ないですよ」といったお言葉を金融機関の方から頂く機会が非常に多いです。
それから、その切り返しとして「見栄えの為の車を購入するくらいなら、事業に使いますし、私はそんな分際ではありません」というと、特に支店長/副支店長クラスの方々からはとてもウケが良いですw
そういえば、銀行員の方々に「車で来た」というと、必ず駐車場までお見送りに来られます。徒歩だというと店舗入口でさようならなのに。きっと、車を見ているのではないかと思っています。※思い違いでしたらすみませんw
■営業(対人)の基本は最低限、相手に不快感を与えないこと
車の話だけではありません。不潔に思える格好や所作、言葉遣いもしないように心がけています。相手に良く思って頂けることはもちろん大事ですが、その以前の問題として、不快に思わせないことが重要です。
例えば車でも、極端な例ですがボコボコになっている車で現れるのは良くないでしょうし、ヨレヨレになった格好やシミが目につくような服装なども避けています。
私は自分の人生の時間に、ビジネス/プライベートの区分けをしていませんが、「場面」については、しっかり区分けをしています。銀行に行く時や取引先に会う時にはヒゲを剃っていきますし、仕事着で行きます。
不動産投資は、もちろん知識や経験も大切ですが、人と人同士のコミュニケーションができていなければ、良い物件情報は得られません。
最近、業者さん同士で情報交換をしていると、にわか(?)知識をひけらかしたり、大家さん同士での人脈をひけらかしたりする方が多いと聞きます。ひけらかすと思われている次点で、マイナスの印象です。
不動産投資やビジネスにおいて大切なことは多くありますが、自分がどう見られたいかではなく、相手の気持ちを考えて折衝をしていくことが、必要不可欠だと感じます。
かくいう私も完璧にできているとは到底言えないような分際です。
引き続き、精進してまいります!