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東急田園都市線の地下区間5駅でリニューアルプロジェクトが進行中。第1弾の駒沢大学駅では店舗が順次開業

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2024/10/27 配信

急行通過駅として最多の乗降客数を誇る駅 

田園都市線は、東京都渋谷区の渋谷駅から神奈川県大和市の中央林間までを結ぶ、東急電鉄による鉄道路線。三軒茶屋や二子玉川、田園調布、溝の口など人気の駅や高級住宅街へのアクセスがよく、各駅周辺には商業施設が充実しているのが特徴だ。通勤・通学路線であり、東横線と並ぶ東急の基幹路線として知られている。

渋谷駅から東京メトロ半蔵門線を介して東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線とア相互直通運転を行う。二子玉川駅・溝の口駅から大井町線への直通列車も運行している。画像は駒澤オリンピック公園。
渋谷駅から東京メトロ半蔵門線を介して東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線と相互直通運転を行う。二子玉川駅・溝の口駅から大井町線への直通列車も運行している。画像は駒澤オリンピック公園。

混雑路線としても有名で、池尻大橋駅→渋谷駅間は朝ラッシュ時の最混雑区間。2019年度における同区間の混雑率は183%で、首都圏の大手施設路線では東京メトロ東西線に次いで2番目に高い。コロナ禍を経て低下したが、2022年度も125%を記録している。

そんな同路線のなかで、渋谷駅から3つ目にあるのが駒沢大学駅。国道246号線の地下にあり、駅の周辺には駒澤大学や駒澤オリンピック公園、東京医療センターが立地し、商業施設、住宅も広がる。2023年度の1日乗降人数は約7.1万人で、これは田園都市線の急行通過駅として最多を誇る。

多くの人に利用されている同駅だが、リニューアルプロジェクトが進められており、10月18日からは店舗が順次開業している。駅構内を始め東口・西口に接続するビルには、既存店1店舗に加え、駒沢大学駅エリア初出店の7店舗を含む計8店舗が新たに開業する予定だ。

店舗の位置図。マップ上のA~C区画や東口・西口ビルにテナントが出店する。 画像出典:プレスリリース
店舗の位置図。マップ上のA~C区画や東口・西口ビルにテナントが出店する。
画像出典:プレスリリース

駅構内には、地元店とコラボレーションした弁当や総菜を扱うコンビニエンスストアやスペシャルティコーヒー専門店、アクセサリーショップなど、駅西口には2棟の新しいビルが誕生し、銀行ATMや飲食店、カフェなどがオープンするという。

駅の外観。右が(仮称)西口ビル(1)、左が(仮称)西口ビル(2)。 画像出典:プレスリリース
駅の外観。右が(仮称)西口ビル(1)、左が(仮称)西口ビル(2)。
画像出典:プレスリリース

駒沢大学駅は渋谷駅まで3駅・約7分という好立地。駅から徒歩10分圏内に複数のスーパーがあり、なかには深夜まで営業している店舗もある。

コンビニエンスストアも多く、日常の買い物に不便を感じることはない。チェーン店を中心に飲食店が多く、ドラッグストアやアパレルショップもあり、日用品や生活雑貨の買い物も駅周辺エリアで完結する環境だ。

駅から南に15分ほど歩くと駒澤オリンピック公園があり、園内にはトレーニングルームやジョギングコース、児童公園などが整備されている。フード系のイベントも定期的に開催されており、賑わいには事欠かない。

不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の「住まいインデックス」によると、直近3年間における駒沢大学駅周辺の標準的な中古マンションの価格は12.61%、賃貸マンションの賃料は4.82%上昇している。

そもそも住まいとしてポテンシャルの高いエリアであることに加え、駅の利便性が良くなることで、住宅需要をさらに喚起するかもしれない。

田園都市線地下区間5駅のリニューアルプロジェクト

今回の取り組みは、東急と東急電鉄が進める、田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の一環だ。

田園都市線地下区間はかつて「新玉川線」と呼ばれ、40年以上にわたり多摩田園都市の都心アクセスルールとして利用されてきたが、古くなった設備・内装だけではなく、サービスや機能に至るまで、新しい時代にふさわしい駅にリニューアルさせるのが目的だ。

駒沢大学駅のリニューアルは第1弾で、2021年7月から工事を開始。ステーションカラーでもある緑色の壁面タイルや、床材などの既存材を最大限生かした計画とし、廃棄物削減にも取り組んだという。

第2弾は桜新町駅で、2023年4月からリニューアル工事をスタート。ホームやコンコースを改装するとともに、まちの魅力を生かした駅機能や商業、生活サービスなどを導入。2026年夏の竣工を目指している。

田園都市線の地下区間5駅の周辺は住まい、ビジネス、ショッピングのエリアとして根強い支持を誇る。すべての駅が生まれ変わることで、広域的なエリアの付加価値向上も期待される。

健美家編集部(協力:大正谷成晴(おしょうだにしげはる))

大正谷成晴

■ 主な経歴

フリーランスの編集・ライター。
不動産投資、株式投資、投資信託、FXなどマネー関連、ビジネス全般、働き方、副業、クレジットカード、医療・介護など、幅広いジャンルで取材・執筆を行っている。

■ 主な著書

  • 『決定版 1万円からはじめるFX超入門』(かんき出版)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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