Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
芸能

山口智子の産まない告白で「子なしハラスメントが落ち着く」

雑誌での“産まない告白”が話題

《血の結びつきを全く信用していない。(中略)私は子供のいる人生とは違う人生を歩みたいなと。だからこそ、血の繋がりはなくとも、伴侶という人生のパートナーを強く求めていました》
《ずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも一片の後悔もない。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せ》

 赤裸々な、しかしショッキングな言葉が並ぶのは、『FRaU』3月号(講談社)。山口智子(51才)が、約2時間にわたって答えたというインタビュー記事が掲載されている。

 1995年に結婚した夫・唐沢寿明(52才)とは毎年、スペインへ旅行に出かけるなど、結婚20年が過ぎてもなおラブラブな様子を語っているかと思うと、産まない人生を選んだことを《一片の後悔もない》と発言。彼女の言葉が今、世の女性たちの心を大きく揺さぶっている。

 山口は1964年、栃木県のある老舗旅館を経営する両親の元に生まれた。しかし、幼い頃に両親は離婚。山口は父方の祖母に育てられた。実の母、そして父親の再婚相手とは、関係がよくなかった。《血の結びつきを全く信用していない》という価値観は、この頃に培われたのかもしれない。

 1995年に唐沢と結婚した後は、女優業はセーブしつつも、雑貨ギャラリーを経営したり、衣装ブランドをプロデュースしたりと、活動の幅を広げている。唐沢とは今も月に1度は行きつけのイタリアン店へ出かけ、一般客に交じり食事を楽しんでいる。

 やりたい仕事をやり、長年連れ添った夫とは相変わらず仲良し。山口は、人生をとことん楽しんでいる。彼女の今回のインタビューが、多くの女性をざわつかせた理由はどこにあったのか。以下、《子供を産んで育てる人生》を歩んできた母の声だ。

「7才の娘はこの世で最も愛すべき存在で、娘のためになら、命だって投げ出せます。でもどこかで“娘がいなかったら私はもっと自由だったのかな”と思ってしまうし、そう思う自分が嫌です。正直、もともと仕事が好きだったのは確か。山口さんの発言からは、私が叶えられなかった“もう一つの現実”を突きつけられた気がしたんです」(42才・アパレルメーカー勤務)

「息子のお弁当を作るため、毎朝5時に起きています。仕事から帰ったら、炊事と洗濯。好きなことをする時間も、夫と満足に会話する時間もありません。山口さんの告白を読んで、私の自由は子供に奪われたのかと思ってしまいました」(48才・教師)

 そこにあるのは、子供のいない自由な人生への嫉妬と羨望。もし子供がいなければ、山口のように好きな仕事をし、夫と海外旅行をしていたのかもしれない──そんな可能性が、どこかまぶしく思えてしまうのだという。

関連記事

トピックス

倉庫内に保管されている政府の備蓄米(時事通信フォト)
今も続く「令和の米騒動」 一攫千金を狙って買い込んだ”転売ヤー”たちの嘆き「SNSやフリマアプリでもほとんど売れない」
NEWSポストセブン
昨年の”初熱愛発覚”からおよそ半年後に結婚を発表した筧美和子(30)。
《筧美和子が結婚発表》お相手のイケメン経営者はカリフォルニア育ちの「全然社長っぽくない人」
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
「心情のモニタリングとして…」精神科医・田村修被告が事件後、娘・瑠奈被告の言動を“録音”していた「精神科医としての動機」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
軽井沢町の一角で黒柳徹子(91才)の「記念館」の工事が進められている
《黒柳徹子の集大成が間もなくお披露目へ》軽井沢に極秘建設中の記念館「超突貫で工事を進めてオープン前倒し」の異変
女性セブン
大手ブランド「無印良品」の商品画像への違和感を表明する声が一部で上がっている(時事通信フォト)
〈女性は鑑賞対象という認識があるのでは〉『無印良品』女性用ショーツのみモデル着用のオンラインストアに議論〈女性客のために企業側が金かけている〉との意見も…広報の公式回答は
NEWSポストセブン
野村広之容疑者宅の家宅捜索を終え、資料を運ぶ捜査員(時事通信フォト)
〈ドアが開いたらババアをボコして大丈夫です〉闇バイト・狛江強盗致死事件実行犯が裁判で語った指示役の「リアルタイム遠隔指示」
週刊ポスト
NEWSポストセブンにメッセージを寄せた嶽本野ばら
「一度、沈んだ人間は簡単に浮かび上がれない」『下妻物語』から20年…作家・嶽本野ばらに届いた「あの人は今」オファー 2度の逮捕、カード破産を経て続ける“ロリータ道”を振り返る
NEWSポストセブン
東京ガールズコレクションで紺ブレザーを着用する石破首相(時事通信フォト)
《東京ガールズコレクションでどよめき》石破茂首相を2日間でコーディネートした軍地彩弓氏が明かした舞台裏「全てお任せ状態から…」「着痩せして見えるブレザーを」
NEWSポストセブン
フィリピン・マニラ近郊にあるビクタン収容所
〈一軒家タタキあり 最低1000万 貴金属を売れば3000万〉闇バイト強盗リーダー・永田陸人被告が裁判で明かした「案件の募集内容」…〈チャチャッとやっちゃって大丈夫〉の指示も
週刊ポスト
伊東和彦容疑者の自宅。ここで覚せい剤や数百本の注射器が押収された
覚醒剤と注射器数百本押収で“優しい元教頭先生”伊東和彦容疑者(52)衝撃逮捕「地元のエリート家系だったのに…」 同居父は「異変感じなかった」《三重県津市》
NEWSポストセブン
かつての派手な華やかな姿は想像つかない女性になっていた(写真提供/イメージマート)
《派手な化粧は消え…》暴力団組長の姐さんが未亡人となった今を告白 「知人に普通の公務員と紹介されて…」同棲中の意外すぎる新パートナー
NEWSポストセブン
水原一平被告の学生時代(秋元氏提供)
《水原一平が“大谷翔平の通訳”に成り上がるまで》「こち亀、GLAYが大好き」親友が明かした“アイデンティティに悩んだLAでの高校時代”
NEWSポストセブン